
YouTubeライブ配信を、初めてやってみたいと思う方の中には、「ライブ配信をしてみたいけど、何から始めればいいの?」「スマホでもできるかな?」「収益を得るにはどうしたらいい?」と悩んでいる方がいるかもしれません。
何から手をつけて、何を準備すればYouTubeのライブ配信ができるのか、わからない方もいるでしょう。
本記事では、初めての方のために、YouTubeライブ配信を始めるための準備から、配信方法、収益化までをわかりやすく解説します。
初めてのYouTubeのライブ配信の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
YouTubeを始めるには事前の準備に必要なことが3つあります。
それぞれの準備と手順を解説します。
YouTubeを利用するには、Googleアカウントが必要です。
次の手順で作成します。
Googleアカウントの作成と同時にGmailアドレスも作成できますが、作成は任意です。
Googleアカウントでログイン後、YouTubeの画面から簡単にチャンネルを作成できます。
手順は以下のようになります。
ライブ配信を行うには、YouTubeへの事前申請が必要です。審査に数時間から数日かかる場合があります。
「ライブ配信」を有効化するとYouTubeを始められます。
手順は以下の通りです。
過去90日以内に以下の事項に該当した場合、ライブ配信に制限がかけられるため、配信できません。
初めてのYouTube配信で最低限揃えたいものを4つ解説します。
デバイスに内蔵されている機材もありますが、準備することで高画質・高音質の配信ができるでしょう。
ライブ配信ができるデバイス(スマホ・タブレット・PC)を準備します。
また、ゲーム機器PS4/5・Switchも配信に使えます。
ライブ配信の画質を上げたいならWebカメラがおすすめです。 スマホやPCの内蔵カメラは、思った通りの映像にならないことも。
Webカメラなら高画質で、配信中に着信が来て中断する心配もありません。また、カメラを動かしながら撮影できるため、アクティブな配信にぴったりです。
ライブ配信初心者は、本格的に配信を続けたいと思ったときに購入を検討してもいいでしょう。
照明はライブ配信の画質を良くします。 照明を使うことで顔が明るくクリアに映し出され、視聴者への印象もアップします。特にリングライトは顔に均一な光を当ててくれるため、肌が美しく見え、女性の方に人気です。まるでプロのスタジオのような雰囲気を自宅で簡単に実現できます
YouTube配信の音質を向上させたいなら、外付けマイクがおすすめです。 スマホやパソコンの内蔵マイクでは、周囲の雑音が拾われやすく、クリアな音声を届けられない可能性があります。外付けマイクはハウリングを抑え、高音質で配信できます。外付けマイクを使用すると、視聴者はより快適にライブ配信を楽しめ、魅力がアップするでしょう。
ライブ配信用ソフトには、「エンコーダ」と「OBS Studio」があります。
ライブ配信の内容によって、ソフトを使い分けましょう。
エンコーダーとOBS Studioのそれぞれの特徴を解説します。
YouTubeライブ配信のやり方について、PC・スマホそれぞれについて解説します。
PCのYouTubeライブ配信は、チャンネル登録者が50人以下でもできます。
Webカメラ配信の場合、 YouTubeスタジオで設定を行い、すぐに配信を開始できます。
エンコーダ配信はゲーム実況など、高度な配信を行う場合に利用しましょう。
Webカメラ搭載したパソコンは、以下の手順で配信します。
エンコーダ配信ソフトをパソコンにインストールして配信する方法は以下の手順で配信できます。ゲーム実況を配信で行いたい方に向いています。
エンコーダのソフトをダウンロード
YouTubeアプリから簡単に配信を開始できます。ただし、チャンネル登録者数が50人以上必要です。
手順は以下のようになります。
YouTubeはGoogleが運営するサービスで、AndroidはGoogleのOSのひとつです。
そのため、アナリティクスの数値やUI(ユーザーインターフェイス)が細かく表示されるなど、メリットが多数あります。
iPhoneの場合のYouTube配信手順は以下になります。
ゲーム機を使ってYouTubeライブ配信ができます。
PS4/PS5は配信設定がついているため、YouTubeライブでゲーム配信ができます。
Switchの場合はゲーム機に配信機能はついていないため、キャプチャーボードを使用して、ゲーム画面をパソコンに映してゲーム配信をしなければなりません。
それぞれのゲーム機についてYouTubeライブ配信の手順を解説します。
以下の手順で設定します。
*ライブ配信(ブロードキャスト)の操作は以下の通りに行います。
*配信できているかを確認するためにPC・スマホを手元に置いておくと安心
Switchの場合には、YouTubeのライブ配信機能はついていません。
必要な機材と手順について説明します。
必要な機材
・キャプチャーボード
・マイク(実況したい場合)ヘッドタイプとスタンドタイプがある
・配信ソフト
定番といわれている配信ソフトは無料で使える「OBS Studio」です。
そのほかには、「XSplit」「Streamlabs Desktop」などの配信ソフトがあります。無料で使えますが、「XSplit」は基本有料です。
以下の手順で設定します。
初めてのYouTubeライブ配信を落ち着いて行うための準備を2つ解説します。
YouTube配信を成功させるための第一歩は、綿密な企画作りです。
初めての配信では事前に台本を準備することで、スムーズな進行が可能になります。
複数人でライブ配信する場合は、誰がいつ登場するかを明確にしたスケジュール表(香盤表)があると、より円滑な配信ができます。
準備を怠ると、いざ配信が始まると焦ってしまい、視聴者に良い印象を与えることができない可能性があるでしょう。
YouTubeライブ配信を成功させるためには、事前のリハーサルが不可欠です。
リハーサルでは配信の流れを確認し、内容に磨きをかけることができます。
リハーサルは本番でのトラブルを最小限に抑え、スムーズな配信ができます。
またリハーサルを通して、もしもの事態に備えることも可能です。
YouTubeのライブ配信のチャットを管理すると、悪質ユーザーによる「荒らし行為」に対応できます。
ライブ配信のチャットでの嫌がらせやアンチコメントに対する具体的な対策は、3つあります。
荒らし行為は事前の対策で、ある程度防げるでしょう。
悪質ユーザーをブロックすると、チャットメッセージやコメントの表示がなくなります。しかし、すでに投稿されたものに関しては、削除に数日かかります。
以下の手順でブロックしましょう。
禁止ワードを設定すると、その単語を含むコメントを防げ、チャットの妨害になりません。
デフォルトで禁止ワードを設定しておくと、YouTube側の基準でコメントを保留できます。
悪質コメントに対しては防ぐ方法が2つあります。
・デフォルトのチャット設定
・ブロックする単語の設定
両方を設定して、より悪質なコメントを防ぎましょう。
それぞれの設定について説明します。
デフォルトのチャット設定
ブロックする単語を追加する方法
悪質なユーザーから迷惑行為があると、とても不愉快です。
悪質と思う言葉は登録しましょう。
あらかじめ使用を禁止したい悪質な単語をブロックできる機能があります。
モデレーターの役割とは、コメントを管理を行うユーザーのことです。
配信者に代わってコメントの管理を行える権限を与えられています。
モデレーターの設定を行う手順は以下のようになります。
YouTubeの収益を得る代表的な方法は、広告収入です。YouTubeを収益化できる条件は、18歳以上、チャンネル登録者数が1,000人以上で、12か月間で再生時間が4,000時間に達することです。
ライブ配信中にリスナーはスーパーチャット機能で投げ銭ができ、配信者も投げ銭を収益にできます。
収益を得るためのポイントを7つ解説します。
YouTubeのスーパーチャットとは、ライブ配信中に視聴者が配信者に投げ銭を送る機能です。
投げ銭をすることで好きな配信者を応援したり、配信中にメッセージを表示できます。
スーパーチャットは、ライブ配信やプレミアム公開動画でのみ利用可能です。
利用するにはYouTubeの収益化設定を行い、メンバーシップ機能や広告を有効にします。
視聴者はライブ配信中にチャット欄の「¥」マークをタップし金額を選択することで簡単に投げ銭を送れます。
YouTubeライブ配信で収益を得るには、視聴者が興味を持てる面白い企画が必要です。ゲーム配信は、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションを取りながら楽しめるため人気を集めています。ゲームの選び方や実況によって、視聴者との一体感を生み出すことができます。
アニメやコスプレは世界中で人気が高く、特に海外の視聴者からの注目を集めやすいでしょう。自分の好きなキャラクターのコスプレをして配信すると、多くのアニメファンを惹きつけます。
リスナーと雑談したり、リクエストに応える企画もおすすめです。視聴者の悩み相談に乗る配信は共感を持たれやすく、視聴者との距離を縮められます。
料理やペットなど、誰もが興味を持つような身近なテーマの配信も効果的です。
視聴者の興味関心に合わせた企画を準備すると、より多くの視聴者に楽しんでもらえるでしょう。
リスナーとコミュニケーションをとれるのは、ライブ配信の醍醐味です。
リスナーもそれを楽しみにしています。リスナーのコメントに対して無視や放置をするとチャンネル登録者は増えません。
コメントに反応して質問に答えるなど、ライブでのコミュニケーションをとることが大切です。
ひとりひとりのリスナーに対する態度や言葉を大切にした、ライブ配信をすると、リスナーが増えるでしょう。
コメントには必ずリアクションしましょう。
リスナーの小さなコメントも見逃さないことが大切です。
リスナーは名前を呼ばれたり、コメント返ししたりする配信者には、親近感がわき、またライブ配信を見たいと思うでしょう。
ライブ配信だけではなく、動画投稿を頻繁に行うことも大切です。
チャンネルへの関心を持ってもらえるため、再生回数を上がる可能性があります。
まずは配信者を認知してもらうことが重要です。リスナーに認知されると、動画配信の時も集客が期待できます。
定期的に日を決めてライブ配信を行うと、固定リスナーが付きやすいでしょう。
たとえば曜日を決める、毎月決まった日にちにするなど、定期的に行うことでリスナーは配信を楽しみに待つようになる可能性があります。定期的に配信を行うことで、リスナーからの期待を高められるでしょう。
コミュニティガイドラインを必ず読み、YouTubeでライブ配信を始めましょう。
コミュニティガイドライン遵守しないと、アカウント停止やチャンネル停止になり、YouTubeライブ配信が行えなくなります。
YouTubeのライブ配信をやるには、Googleアカウントを作り必要な機材を揃え必要な条件を満たせば初心者でも始めることができます。
誰でも始められる楽しい活動です。
YouTubeを始めたい方の中には、収益を得たい方もいるでしょう。
PCの場合はチャンネル登録者が50人以下、スマホの場合は登録者50人以上で始められます。収益を得るには1,000人の登録者が必要です。
チャンネル登録者を増やすには、リスナーが面白いと思う企画を考えてやるのが効果的です。
リスナーの興味を引くようなライブ配信を行えば、チャンネル登録者を1,000人達成でき、高収益を得られるかもしれません。
本記事を参考に、初心者の方もぜひYouTubeのライブ配信に挑戦して下さい。