☆「ボロボロのスニーカーとFREEDOM」本人解説☆

「1998年のデイトリップ」

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僕の人生に影響与えてる場所の一つにライブハウスってのがありまして。
10代後半に僕はその場所で何を目撃し何を手に入れたのか?名古屋のJR鶴舞駅を出て高架下沿いの道を千種駅に向かって歩いて5分くらいの場所にあるデイトリップっていう百人入れば酸欠の小箱。18、19歳くらいの時は毎週のようにそこで歌ってましたね。オルタナティブな衝動を身体が覚えたばっかりで毎日が最高にハイでした。あの頃の衝動を今説明して詩にするならこういう表現だなぁ。最初、曲が出来上がった時ぶっちゃけ今回のアルバムに収録するかどうか迷ったぐらいの強烈さは感じました。最近の僕のメロディを聴いてた人は驚くんではないでしょうか。
でも僕は形だけ綺麗なアルバムにしようなんて気は最初からさらさらないし。世間に媚びうるように歌を書きだしたら歌の中にある個性や主張はきっと死にます。10代後半の破壊すら正解に見えた感情を再び思い出して歌い上げました。正直今は破壊だけがアートなんてこれっぽっちも思ってないけど。しかし忘れちゃいけない衝動のメロディがきっとある。今より若い頃、10代の頃は頭ごなしに物事を決めつける大人が嫌いでした。だからこそ自分の感覚や経験以外の世界もしっかり受け止めれる歌手になりたいです。この曲がアルバムに入ってなかったらきっとアルバムのタイトル名も違ってたなぁ。