TAKURO YOSHIDA
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ラジオの青春

去年くらいから?だったか・・・


夏のイメ-ジが完全に変わったように強く感じる


暑い・・ではなく「暑すぎる」から、外を歩くにも恐怖すら感じるようになった


そういえば・・今年は日傘をさした男子の姿を、ごく普通に見かけたが・・


日傘と言えば「イキな女子」なんて時代ではない事を悟らされた


 

さらに言えば、この夏、屋内にいてもエアコンは24時間、消すことが無かった


そして、僕の歌詞によく登場する「雨」の様子が大きく違う日常となった


予想など全くしていない時間に、いきなり強く降り始める


そしてそれは僕が「ロマンチック」として描いて来たモノとは、ほど遠いイメ-ジで


まさに「怖い雨」へと姿を変えていたのだ


アッと言う間に道路が冠水するなんて・・見たことが無かったはずである


突然に雷が光った、かと思うと・・ごう音と同時に落雷する事も多かった


 

 

夏の夜には窓を少し開けて、外の風を感じながら寝ていた「はず」だった


夕方になると「夕立ち」がサッと来て、熱くなった道路を冷やしてくれた「はず」だった


この夏、水道から出る水は早朝から温湯のようで、冷たい水を期待する朝の洗顔は


毎朝むなしく拒否され続けた・・


すこし早く起きてベランダの植栽に水をやると、緑が冴えて見えた「はず」だったが


数分ほどホ-スを流しっ放しにしても、水が冷たくはなる事は無かったため


ぬるま湯を浴びせられて、植物だって嬉しくなかっただろう


 

 

僕は広島に住んでいた頃から植栽を植えたり、小さいながら庭に穴を掘って


買って来たセメントで池を作り、金魚や小さな鯉を飼うような子供だった


母が茶道の教師だったせいで「和風な趣向」が身についた?のかも知れない


我が家に通ってくる茶道の生徒さん達が「あら、素敵な池が出来たのねえ」とか


「可愛い金魚ねえ」と褒めてくれるのが嬉しかった(そんな子供だった)


 

 

そういえば、あの時代に小鳥を飼うのも好きで「タクちゃん」と鳴くセキセイインコや


手乗り文鳥、キンカチョウ等を飼った事がある


考えてみると、上京してからは、まさに日々の生活に追いかけられて


鳥や金魚どころではない!植栽に水をやる日常なんて、とても考えられない!


「心の渇いた」日々をおくっていた事になるようである


 

 

*画像は、今年の夏「花が咲き乱れる事を期待して」植えた「琉球アサガオ」である


 見るからに葉が繁り、緑が広がって・・今にも花が・・


 咲きません・・・もう10月・・・まったく咲かないのです・・・1輪でも・・・いいのに・・・


 そういえば今年は「サルスベリ」にも花が付かなかった・・


 昨年は、まさに「咲き乱れた」のに・・・(明日あたり画像をアップしたいと思う)


 人間の僕が感じている「変だよ!こんな夏!気分よくないよ!」って感覚を


 植物たちも感じているのでしょうか・・・


       2024年10月3日  拓郎