記憶の限界に挑戦しながらエッセイを書いて来ました
多くの方々からの応援を受けながら今回のミニアルバム完成に挑戦しました
長年の友とも言えるラジオとの青春の日々を「何とか歌えないか」
ラジオに、そして時間を共有し応援してくれたリスナ-に
番組を支え続けてくれたスタッフに感謝の気持ちを込めて
「歌いたい」と真摯に思ったのです
曲を作るに当たっては古い記憶を掘り起こす事の限界もありましたが
現状でのANNGとの付き合いの中で、多くのリスナ-からのメ-ルや手紙が
作詞する上で大いに素敵なアイデアを生み出させてくれたのは事実です
この事は70年代にTBSパックインミュ-ジックを担当中に
リスナ-からの手紙やハガキから素晴らしい曲が生まれた「物語り」と同じで
やはりラジオという存在は、話す側と聴く側との間に「あうん」の呼吸のような
何かを生み出す空間だという事を証明しているように思います
完成したミニアルバムは
*僕にとっても人生の最終章まで「青春を共に話しあえる」
大切な友人となる事は間違いありません
*そしてラジオを通じて実質上の距離などとは関係なく
すべてが同次元でのリアルとしてリスナ-の皆さんと語り合える
貴重なる空間だったという、この素晴らしい体験は
想い出という宝物を抱きしめて生きる、僕の青春の証しとなるでしょう
今回このペ-ジを連載するにあたって協力していただいたavexのスタッフに
心から「ありがとうございました」と申し上げます
ミニアルバム制作へのお力添えにも深く感謝いたします
短い間でしたが・・ご愛読いただき有り難うございました
これからも、才能あふれる若いア-ティスト達の活躍をあたたく見守りながら
ご一緒に応援して行きたいと思います
皆さまの永遠なるご健康とお幸せを心から願うものであります
2024年秋 吉田拓郎・佳代