TAKURO YOSHIDA
menuclose

ラジオの青春

これは・・また・・海外なのか?・・いったい・・いつ?どこ?


さっぱり覚えていない・・が・・ジ-ンズが少しパンタロンな広がり?


と言う事は・・70年代は間違いなさそう・・


あれっ!・・裸足じゃん!・・このポ-ズは・・ヒッチハイクで車を止める時の・・


て・・ことは・・やっぱ・・外国か・・これもジ-ンズCMでのヨ-ロッパだろうか?


て・・ことは・・これもスペイン・・


 

 

実はスペインでは信じられないような「困ったレストラン」に入ってしまって・・


もはや、何という街だったのか・・すら・・記憶に無いが


首都マドリ-ドからドライブで闘牛の牛を飼っている町へ行こうという事に・・


たどり着くのに2時間の車中(普通のセダンに5人乗りはキツカッタ)で疲れ果てて


外も暗くなって来たので夕食をしようと言う事になった


言葉はワカラナイ、スペイン情報も皆無な4人(タムジン・シブヤマネ-ジャ-・編集S・僕)


運転は現地の日本人コ-ディネ-タ-(あの頃は世界中に日本人コ-ディネ-タ-が居た


例えばアメリカでも、日本で就職先に出あえず、さほど語学力があるでもない人間が


アメリカでヒトハタ上げよう的に・・安易に・・現地へ飛び・・日本からの僕のような


オノボリサン相手にバイトで稼いでいる連中が沢山いたのである)


とにかく何もワカラナイまま、1軒のスペイン料理店(と思しき店)に入って


まったく読めないレシピを全員で「ア-だこ-だ」言いながら・・これまた英語も何も通じない


店員と「笑ってごまかし・・ながら」数種類のメニュ-を注文した(けっこう時間がかかった)


さて・・メニュ-が出てくるのに、予想通り時間がかかって、我々は数本のビ-ルも飽きていた


「おい!まだなのか?キミちょっとキッチンへ行って話して来いよ」


編集Sがコ-ディネ-タ-に催促した・・・・数分後、彼が帰ってきて言った


「今やっと食材の野菜が届いたって言ってまして・・あと15分くらいで出来るそうです」


「ナニ-ッ!ウソだろう!・・・メニュ-決めてからもう、45分はとっくに過ぎてるぞ-」


・・15分後・・たのんだメニュ-なのかどうかは・・わからないが(笑)とにかく料理が出てきた


大いに空腹の我々はガッツクように目の前に並んだ数種類の皿へフォ-クを飛ばした・・・


勘定を済ませて再び車中の人になった瞬間に全員が叫んだ!「マズ-イ!!」(大笑)


(注)ご存知のように、スペイン料理は、素晴らしく美味しい事で世界的にも有名である


    2024年11月11日  拓郎