TAKURO YOSHIDA
menuclose

ラジオの青春

番外編-2


 

9月13日オンエア予定のANNG


僕にとっての最後のフリ-ト-ク・ラジオとなります


 

今回は「ラジオの青春」という限定的なテ-マで何か記念になるモノを


作れないか?という僕のパ-ソナルな想いからの企画に


LF番組スタッフの方々やミュ−ジシャン達の協力をいただき


「あくまで番外的!」にレコ-ディングとラジオト-クをやらせていただきました


ラジオにいただいた沢山のメ-ルなどからヒントを得て作った新曲や


遊び心を最後まで通させていただいて「あの曲」もレコ-ディングしました


本当に楽しいレコ-ディングになりました


コロナ禍と違って、すべてスタジオでのバンドセッションが出来た事も


本当に嬉しかったし、ミュ-ジシャン達とも貴重な時間を過ごせました


愛すべきメモリアルなミニ・アルバム完成です


(アルバムのライナ-ノ-ツは、このペ-ジでだけ!!来週か再来週には


掲載するつもりでいます)


*(注) ライナ-ノ-ツに関する限りは他のペ-ジへの


   転載はお断りいたします


   アルバムを楽しんでいただく方・・


   あるいはライナ-ノ-ツだけ読めばいいという方・・


   ご自分だけでの「お楽しみ」とされますよう


 

素晴らしい!想い出いっぱいのラジオとの青春でした


「そこにラジオが居てくれた!」そんな感覚だったと思っています


僕の音楽人生、色々ありましたが・・すべて、やはり「ah-面白かった」でした


思い出せば「悲しい・苦しい・逃げ出したい・殴り飛ばしたい」日もあり


「嬉しい・切ない・踊りだしたい・抱きしめたい」時も沢山ありました


すべて「生きるものの運命」という事でしょうか・・・


そしてラジオは、いつも「そこ」に居てくれたのです


 

子供の頃に身体が弱く学校へ行くのも大変だった頃から


自宅でラジオを聴く歓びをおぼえて・・現在まで


あらゆるシ-ンの片隅にラジオが笑顔で待っていてくれました


そんな中から「音楽への道」を示してくれたのも、やっぱりラジオで


世界中に沢山の音楽があって、それ等のすべてが僕に幸せをくれたのです


アメリカのカントリ-やロックに映画音楽、イギリスのバンドサウンド


ブラジルのサンバ、イタリアのカンツオ-ネ、フランスのシャンソン


そしてジャマイカのレゲエ・・etc


もちろん日本の演歌も時に心に入って来る瞬間がありました


 

ラジオによって僕は子供の頃から、頭の中での「世界旅行」をしていたのです


アルバム「ah-面白かった」の中でも歌いましたが・・


少年時代は「ひとりぼっち」でした・・運命的に、そうやって生まれて来た事は


僕には「どうにもできない」現実でしたから・・いやだけれど・・受け止めて


前に進むために、受け止めて「生きる」事を選んだのです


そこに1本の道が見えました!


その道に明かりを灯してくれたのも、やっぱりラジオだったと思います


 

いっぱい「素敵な音楽」や「行った事のない街の景色」や


「心優しい人々の日常」をラジオから受け止めながら


「いつか僕も、そんな音楽を」そして「いつか僕も、その街へ」


そして「いつか僕もあなたに逢える日が」と願いながら成長して来ました


 

「道」は予想通りには「つながっていない」場所があり


本当は「避けたかった横道」へ迷い込んだり


信じて進んだはずの道が「行き止まり」だったり


思っていたよりも「急で長い坂」を登ったり


まあ・・本当に人生は「混乱する魂を静める」のに精いっぱいだったけれど


それも・・やはり・・ah-面白かった!・・って・・・・ね


 

ありがとうラジオ!


   素敵な想い出をいっぱい!


      これからも頑張ってラジオ!


          ずっと君の「そば」にいます・・・


              2024年 夏の終わり  吉田拓郎