mix作業中だ・・僕のkodawariがあり、エンジニア山田君も大変である(sumann!)
とにかく、ここまで「こだわって」Recする事で「自分的な100」を目指す
特にこの1曲は、今回のアイデアの出発点となった「ラジオの青春」
その「ラジオ」でリスナ-の方々と「見えないレ-ルでつながった」瞬間を
今を生きる僕が、記憶を呼び戻しながら書き下ろした新作であり・・快作だと自負する
真夜中に・・パックインミュ-ジックでセイヤングでオ-ルナイトニッポンで
私たちは言葉を送りあい、その時々の自分について話し合う時間を体験した
それは私たちが1人の人間として生きている、間違いない青春の瞬間であったし
大人達から見れば言葉足らずではあったろうが、精いっぱいのメロディ-だったのだ
私たちは、その後お互いに、あらゆる風と遭遇し、その中をかいくぐって今を迎えている
誰もが、それぞれに、歩んだ道があって・・その道を語る事ができるのは
きっと「その人」だけ・・なのだと思うのだ
話せば「長い!」と叱られるから・・やめよう
酔えば「くどい!」とたしなめられるから・・帰ろう
呼べば「しつこい!」と横を向かれるから・・口を閉ざそう
歌えば「古い!」と笑われるから・・遠慮しよう
うん・・それでいい・・今は・・今なのだから
さて・・あの時の景色の中で主人公だった1人1人に贈りたい曲が出来た
あの季節、あの青春の嵐の中で、私たちが交わしあった言葉の1つ1つ
私たちがラジオから身体に取り込んだエピソ-ドの1つ1つ
それ等は間違いなく今も、私たちの「魂に」それこそ無形無言で
生きているように・・僕は思っている
それって・・もはや・・絶対に誰からも見えないけど
きっと・・そこに・・いる・・と・・
そんな1曲になったと思う
2024年9月2日 拓郎