あの頃の日本の若者達に人気があったのは
橋幸夫「潮来笠」舟木一夫「高校3年生」西郷輝彦「君だけを」
いわゆる若手御三家のスタ-達がヒットさせた曲だった
僕は何故か?(今でも不思議・・)
橋幸夫が歌う「潮来笠」が好きだった
1つだけ「ここが別れ道」という3曲の「違い」が判明する
楽器(ピアノやギタ-とか)を少しでも理解する人ならわかるが
「高校3年生」も「君だけを」も曲調(例えば曲の始まりのコ-ド)が
マイナ-調だったのだ(今も日本の演歌に多くみられる)
これに対して「潮来笠」はメジャ-コ-ドで出来ていた
その後も僕は色々な演歌を聴いてはいたが
実は「いいかもなあ」と思った曲が全て
メジャ-コ-ドの曲だった事が後に判明する
時代的な発売順序は不明だが
「骨まで愛して」「函館の女」「夜霧よ今夜も有り難う」
「アンコ椿は恋の花」「王将」「北国の春」
そして渥美清が歌う「男はつらいよ」の主題歌etc・・・
これ等の曲は全てメジャ-コ-ドによって作曲されている
僕の体と心が基本的に(例外も、もちろんあるけれど)
メジャ-なコ-ド進行を好んでいた事がわかる
「骨まで愛して」は特に若かった頃のコンサ-トツア-で
バンドやスタッフと全国を廻っていた頃に
ツア-先のバ-などで酔ったはずみで?歌っていた記憶がある
基本的に現地イベンタ-の配慮で貸し切り状態の店が多かったが
時には現地の酔客と同席をする事も少なくなかった
そんな時に必ず持ち歌をリクエストされたものだったが
僕はステ-ジ以外で自分の曲を歌う事がイヤだったから
そんな時は「この曲を歌うのだ」と決めていた
いつから、そうなったかは覚えていないが旅先でのファン対策
の、つもりがいつの間にか愛唱歌となってしまっていた(笑)
この歌を唄って大ヒットさせた城卓也という人の歌い方や
この曲の演奏にエレキギタ-が使われカントリ-風のサウンドが
演歌ではあるが「なんだかポップ」な印象だったので
僕には気分良く歌える大きな要素だったと思う
後にテレビ番組「Love2あいしてる」で憧れの沢田研二と
この曲をデュエットできて嬉しかった
いつか「自分流」にカバ-したい夢は今でも変わらない
*画像は今は無い六本木CBSソニ-1stでアルバム「元気です」をRec中
よく見ると靴を脱いで裸足でアコギをダビング中である
多分、僕の癖でストロ-クしながら足で床を蹴る時の音が
録音の邪魔になったためエンジニア氏のアイデアと思われる
脱いだ靴が行儀よく前に置いてある(初めて知りました)
2024年7月13日 拓郎