これはニュ-ヨ-クのダウンタウンを歩く僕だと思う
タムジンのリクエストでN.Yでもタイムズスクエアなどの繁華街とか
セントラルパ-ク周辺など有名な場所などでは撮影しないで
好んで人通りの少ない、太陽が当たらない、まあ言わば路地裏での撮影になった
(以前にもふれたが・・タムジン得意の撮影現場と言えば・・
例えばハワイでもワイキキビ-チなんて、太陽がサンサンと降りそそぐ
青い空、青い海に笑顔で立つ「若大将」的な画像は絶対に好まない(笑)
たとえハワイであっても、彼は「背景に古い建物や、ツタなどが生い茂る」場所を
選んで、そこに僕を立たせる人なのだ)
当然N.Yでも、僕が個人的に行きたい!と思っているブロ-ドウエイとかは彼の眼中に無い(笑)
現地のコ-ディネ-タ-に「周りがレンガのような建物で囲まれてる所に行こう」と告げる
でも僕は・・タムジンを心から信頼して彼と共に音楽人生を歩んで来た事を誇りに思っている
彼の選択を疑った事など無いのだ・・たとえワイキキビ-チで水着姿の女性たちと一緒の
笑顔いっぱいの写真を撮りたい・・と内心で思っていた・・としても・・
「このツタが、からみ合う雰囲気がいいんだよなあ!」と拍手を送り
N.Yに居るんだから、ダコタハウスって、ジョンレノンの住んでたアパ-トの前で1枚どうだ?
などとオノボリサン的、ミ-ハ-な希望が・・内心はあった・・としても・・
「レンガ造りの壁に囲まれた狭いこの道を歩く俺って・・絵になるんだよなあ」とポ-ズをとり
心の中でこっそり「why?」と叫びながら(笑)撮影が一刻も早く終了する事を願っていたのだった
2024年11月10日 拓郎