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lecca Diary【3/14】:こころが浮き足立っている

※ファンクラブ“lecca mania”内のlecca Diaryを転載

地震から3日たって被害状況がだんだんと把握されてきて、最初の混乱が収まると同時にひとのこころに波立ちが見えてきたような気がします。
家族や友人、知り合い間の情報交換だけでも様々な情報が飛び交い、原発事故に伴って東京近隣の友人一家がこぞって関西に避難していたり 残って踏ん張っている家族たちもガソリンや電池が買えずに今度は逆に都心に出てきたいけれど来れない状況に陥っていたり。
募金やサポートの呼びかけの告知のお願いや啓蒙活動も分刻みで私のもとに入ってきます。
まず、募金やボランティアについてですが、私leccaとしてはlecca名義でこのlecca maniaやその他の媒体を使って募金を集めることは致しません。
既に何百という募金形態や口座が開設されている以上、自らが「できることを自己責任と判断でやろう」と呼びかける以上のことをやっても受け口が広がるだけになってしまうと考えています。受け口ならば既にあるので、それぞれの判断で、具体的に直接的にその募金したお金がどの団体にどのようなルートで届くのかを考えたうえで選択をして為すのが良いと思います。物資に関しても、個人もしくは小規模中規模の団体で小分けにして送ると仕分けや開封作業で逆に現地のスタッフの方々を煩わせるということもあります。みなさんもちろん善意でやってらっしゃることなのでそれをどうこう言うつもりは全くありませんが、私公人としても個人としても、自分の信用する活動団体に募金をすることでとどめたいと思っています。
そしてだんだんとストレスやいらだちで人のこころがけば立っている現在、募金や啓蒙活動をしないひと/したくてもできないひとを責めるような言動が始まってしまうことや、自分とは違う信念をもって動いているひとを批判してしまうような流れも見えたりするのが残念なことだと感じています。
目的は、被災地の救済。本当に困っているひとへの支援を増やすこと。そして自分にできることを自分なりにやることだと思います 人が自分より動いてないとか、自分よりちゃんと考えて動いていないとか口にするのは少し矛先がずれてしまっているのかもしれません。
ここ東京でもふんばって頑張って家族や友人をささえて生きているひとがたくさんいます。
二転三転したと批判されてしまっている東電の停電もようやく本当に実施に入るようですが、実際今日夕方まで実施を踏みとどまれたのは企業や個人宅での必死の節電がそれだけ功を奏していたという証なのだから それは素晴らしいことだと感じました。
私の家族内の話で恐縮ですけども、停電を迎えるにあたって 節電方法として浮かんだのは炊飯や洗濯、炊事の時間をピークタイムからずらすこと、可能なら数日に1回などにまとめること
そして冷凍庫は阪神大震災経験者の方いわく、締め切りの状態なら3時間いまの季節は大丈夫みたいなので、心配なひとは氷を作り置きしておいてそれをジップロックなどにつめて一緒に密封しておいて停電中は扉を開かないこと、
さらに暖かい洋服を着てなるべく暖房機器は使わないこと、
ガソリンは車や公共の乗り物のあいのり、もしくは自転車や徒歩などでできるだけ節約すること、
などがあげられました。本当にちょっとしたことばかりでごめんなさい。何かグッドアイデアがあったらどんどん細かいことでも情報交換していきましょうね、
こういったことからはじめて、自分にできることを一つずつ考えていきたいと思っています
いますぐ歌を作ってとか、イベントをやってと要望を頂いたりもするのですが
そういったことが本当に人を救うかどうかは受け入れる方々の心の状態も非常に重要になってくるはずです。今日明日はまず、被災地の方々の人命救助、ライフラインの確保が何よりのことと思います。

みんなのコメント、全国のみんなでこのことを受け止めて支えあってゆくのだという流れをあらわしているようで 私自身とても勇気づけられます。
つらい状況にいるのにコメントまで残してくれる方、自分が何もできないと感じて動揺してしまっている方、
もう既に色々と考えて動かれている方、
みんなこの日本で生きているだいじなだいじな存在です。どうか、ご自分の体と心の安全と安定を第一に考えて生きてください。

混乱に乗じて詐欺や強盗、暴力も行われるのが災害の恐ろしいところですが
それ以上に、ネットや現実世界で行われている善意がそこらじゅうに溢れているのを目にして本当に心が暖かくいやされます
誰ひとりとして、人ごとだと思っていない。必死に必死に考えて、こころを痛めて、助言をしたり、警告をしたり、援助をしたりしあっているのがわかって、改めておおげさではなくこの国はなんて素晴らしい人たちが住んでいるんだろうと思いました。
遠くにいても、その顔はみえなくても、ここにいる私たちはひとりひとり 手をつないで、背中をささえあって たたきあって生きてるんだってことを実感しました。
ひとりひとりの活動に、敬服します。

この震災でいのちを失ってしまわれた方々のご冥福を心からお祈りします。
ご家族や友人、たいせつな人の消息がまだわからないという方はどうか希望を捨てずに どうかその方の祈りが天につうじますように。私も祈っています。

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