アルティ弦楽四重奏団は、ヴァイオリニストの豊嶋泰嗣と矢部達哉、ヴィオリストの川本嘉子とチェリストの上村昇という4人の一流のソリスト達によって京都府民ホール(アルティ)の開館10周年を記念して1998年に結成された。このカルテットの特徴は、京都のレジデントホールにおいてベートーヴェン弦楽四重奏曲を毎回1曲ずつとり上げており、その他にもモーツァルトやハイドン、ドヴォルザークの弦楽四重曲を重要なレパートリーとしている。メンバーは一様に安定したテクニックを持ち、緻密さを保った中で自己を主張しており、その音楽の表情にもデリカシーとニュアンスがあふれており、結成以来ますます成熟し、名実共に日本のトップ弦楽四重奏団の一つとなった。2008年、第28回音楽クリティック・クラブ賞受賞。
ARKシンフォニエッタ
ARK Sinfonietta
「ARKシンフォニエッタ」は、〈サントリーホール ARKクラシックス〉のレジデント・オーケストラとして2019年に発足した室内オーケストラ。〈ARKクラシックス〉のアーティスティック・リーダーを務める三浦文彰の呼びかけにより、著名なコンクールでの受賞歴を誇る優秀な若手演奏家たちが集結し、コンサートマスターは東京フィルのコンサートマスター三浦章宏が務める。〈ARKクラシックス〉のレジデント・オーケストラとしての活動の他、辻󠄀井伸行や三浦文彰との全国ツアーなど、今後、幅広い活躍が期待されている。