辻井伸行

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2022年11月7日

イギリス バーミンガム

初めて演奏するホールです。本来はロンドンから鉄道で向かう予定でしたが、ストライキの影響を受けるかもしれないと聞かされ、急遽車での移動となりました。結局ストライキは行われなかったようですが、海外での公演では慣れない土地や習慣の中で変更を余儀なくされることが多くあり、その都度対応が大変です。

バーミンガムでの演奏会もコロナの影響を受け、4回ほど延期されました。バーミンガムの主催者さんはコロナの騒動が始まる直前の2020年2月に来日され、サントリーホールでの演奏の模様と、母と私にインタヴューを行い、それをもとに15分程度のドキュメンタリー映像を作って今回のリサイタルに向けプロモーションしてくれました。

当日は、舞台上でプレトーク、そしてドキュメンタリーの上映後の演奏となり、上映の際はお客様に紛れてホールの中でドキュメンタリーを見ました。2020年2月から2年半以上、思い起こせはあっという間に時が過ぎていったことに改めて驚きました。

この日はお客様からのアンコールにお応えして、ワーグナー/リストの《エルザの大聖堂への行列》、リストの《ラ・カンパネラ》、ドビュッシーの《月の光》を演奏しました。

今回の海外ツアーはこちらのバーミンガムで終了です。来週はハワイでのワークショップ。どのような内容になるか今から楽しみにしています!