辻井伸行

Photo Gallery

2022年10月20、23日、11月2日


イギリス リヴァプール

リヴァプールに戻ってきました。2020年からのコロナ感染の影響で、リヴァプールでの演奏会も何回も延期となってしまいました。最後の滞在から3年ぶりのリヴァプールです。久しぶりのリヴァプールですが、ホールに入れば、団員さんが「お帰り、ノブ」と声をかけてくれたり、本当に家に帰って来たかのように暖かく迎えて頂きとても嬉しかったです。

オーケストラの首席指揮者もこの3年の間にペトレンコさんが退任され、後任にドミンゴ・ヒンドヤンさんが就かれました。今回はヒンドヤンさんとの初共演で、ベートーヴェンの皇帝を2回演奏してきました。お客様にも以前と同様に暖かく迎えて頂きました。アンコールで20日はベートーヴェンの《悲愴》から2楽章を、23日はワーグナー/リストの《エルザの大聖堂への行列》を演奏しました。

オーケストラとの共演を終えた翌日、スペイン・ビルバオでの演奏会の為に移動し、11月1日に再びリヴァプールに戻ってきました。

今度はソロ・リサイタルで協奏曲を演奏した時と同じ会場での演奏です。この時は偶然にも、ヴァシリー・ペトレンコさんがリヴァプールに滞在されていて、リサイタルも聞いていただきました。演奏後楽屋で「リサイタルでこのエチュードを全曲通してなかなか聞けないよ!よくやったね。また来年5月に会おう。」と労って頂きました。 オーケストラとの共演は何度もしている会場ですが、この会場でソロ・リサイタルを行うのは初めてでした。

オーケストラとの共演とはまた異なった響きの中、お客様には大変集中して聞いていただきました。アンコールでは2曲、ドビュッシーの《月の光》とリストの《ラ・カンパネラ》を演奏しました。

今回の滞在では、色々なレストランで食事も出来、楽しい滞在となりました。また、来年戻ってこられる?かな?次回の滞在が楽しみです!