辻井伸行

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2017年2月16日(ドイツ)

マンハイム

ストラスブール・フィルとのツアーもいよいよ最終日。マンハイムはモーツァルトを魅了したオーケストラがあったという町。ここで演奏するのは初めてです。コンサート会場のローゼンガルテンは、フリードリヒ広場を囲むようにして建っているピンク色の建物群の一つ。外観は古風ですが、内側は現代的に改装されています。大ホールは「モーツァルトザール」と名づけられています。

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リハーサルの最後に指揮者のレトーニャさんが「近いうちに必ず再共演しましょう」と声をかけてくださると、オーケストラのみなさんが長い間拍手を送ってくださり、感動しました。コンサートもオーケストラとの一体感が更に増したように感じました。アンコールの1曲目でドビュッシー:月の光を演奏したところ、会場から手拍子が湧き上がり、お応えしてショパン:革命のエチュードも演奏しました。ここのオーケストラにはコンサートミストレスの本田さんをはじめ、ヴァイオリン・セクションに3人の日本人演奏家がいます。やはり日本の方がいらっしゃると安心ですし、励みにもなります。6回のコンサートがあっという間に終わったと感じました。

終演後の夕食場所ではレトーニャさんに再会、更にホテルに戻るとロビーでオーケストラの人たちと再会して夜遅くまで盛り上がりました。