1995年だったか・・バハマ諸島にあるコンパスポイント・スタジオでの録音は
日本流で言えば、まさに合宿のような日常の中でのレコ-ディングだった
L.Aから呼んだミュ-ジシャン達は1軒のプ-ル付きの豪邸に宿泊した
寝室が6つある大きな邸宅で、通常もアメリカからのVip長期滞在客用に使われていると聞いた
我々もニュ-ヨ-クから呼んだシェフが朝・夕の食事を担当し
1日中、雑用などをフォロ-してくれるバトラ-(執事・秘書のような存在)も付いていた
L.Aのミュ-ジシャン達は全員、アメリカの色々なア-ティスト達のアルバムなどで
Recミュ-ジシャンとしての名前を知っている連中ばかりだったので
スタジオワ-クは非常にスム-スに進行し、曲のあがりも早かった
おまけに僕が、この日のために自宅で完パケに近いデモテ-プを作って持参した事もあり
現場での録音作業が、かつてのニュ-ヨ-ク録音やロスアンジェルス録音とは
比べものにならない程で、ミュ-ジシャンとのコミュニケ-ションは文句なしだった
レコ-ディングは毎日午前11時過ぎあたりから開始し
夕刻の4時とか5時には終了する、比較的ゆるいスケジュ-ルだった
夜はシャワ-を済ませて全員でディナ-ル-ムでの豪華な夕食会となり
アルコ-ルも日本酒を含むN.Yから持ち込んだリキュ-ル・ワイン等
「これがレコ-ディングか?」と思わせる、毎日の豪華なメニュ-で
それまで僕が、日本でも合宿形式でレコ-ディングしていた風景とは天と地の差があった
おかげでミュ-ジシャン同士の、国を越えた音楽の話題が尽きる事なく続いた
特にドラムのラス・カンケルとは「お互いにハワイ好き」で、またベ-スのリ-ランド通称リ-は
「L.Aのア-ティスト・・キャロルキング等のRec現場」のエピソ-ドに詳しくて興味津々だった
(リ-とはその後もメル友が続いている)
*画像はバハマの邸宅プ-ルサイドで朝食をする僕・・ですが・・
良く見ると・・・手には「お箸」・・・その下のあたりにあるのは・・・「お椀?」・・・
って事は・・・僕の朝食は・・・え?・・・え?・・・もしかして・・・和朝食!!!
・・・・・ダッセエ-ナア-・・・・おめえ-よ-・・・・どこにいるんだよお---!!(涙)
2024年9月27日 拓郎