Comme des Garçons (Like The Boys)
2000年代初期のダンストラックにリスペクトを捧げた躍動的なアップチューン。東京の地名が散りばめられた歌詞にも注目!
Comme des Garçons (Like The Boys)
本作品は、どうすればRinaにいつも愛をくれるゲイの方々と同じような自信を持つことができるかという歌で、華麗で躍動的なクラブトラックに仕上がっています。楽曲制作についてRinaは以下のようにコメントしています。
「歌詞としては、人々が否定的な男性的言葉で、自信ありげに見せることについてをテーマにしたかった一方で、サウンド的には私に自信を与えてくれた2000代初期のダンストラックを作りたかった。社会的に受け入れられるバージョンの自信は、男性のような振る舞い。でも女性がそうすると、ビッチと呼ばれる。でもクラブでは、“ビッチ”というワードは究極の自信のサインになる。('yes bitch', 'work bitch')このリリックとサウンドを一緒にして、リスナーにその “ビッチ”になった気分になれるクラブファッションバンガーを作りたかった。」
STFU!
マイクロアグレッション に対する怒りをニューメタルとメロウなポップで表現。90-
『STFU!』は、マイクロアグレッション(※悪意のない小さな差別的な言動や行動のこと)に対する怒りを解き放つことがテーマになっています。
欧米で過ごしてきた日本人の女性として、あまりにも多くの偏見に晒されてきました。
例えば、性的な偏見、Lucy Liu とかCho Changとの比較、アンオフィシャルな東京のPR大使になったこと(私は4歳で、この西洋が盲目的に夢中になっている街を飛び出したのに!)、闇雲にアジアの言葉で挨拶してくる人たち(ニーハオ!とかコンニチワ!とか)、切れ長の目を茶化してくる人たちにも。
ここ数年、私はこういったマイクロアグレッションに対してコメディで対抗してきました。アジア系の友人たちと、あまりにも稚拙な差別体験を笑い合い、絆を深めてきました。ユーモアを通して、私たちは傷を癒し、前へ進むことができるのです。これこそが『STFU!』が象徴するものです。
沢山の人がまるで”褒め言葉”かのように私に言ってきた笑ってしまうような偏見と(特に最初のデートみたいなシチュエーションで)、小さな差別意識を、曲の中で凝縮していくことは、まさにセラピーのような体験でした。