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ライバーの中には事務所に所属している人も多くいますが、その事務所をどうやって選べばいいのか分からない人も多いはず!
そんな疑問に応えるべく、いろんなライバー事務所に突撃取材を行い、その特徴を根掘り葉掘り聞いちゃう連載がスタート。第1回目はライバー事務所「LIVESTAR」で働く、あーりーさんにお話を伺いました。
ーーー今日はよろしくお願いいたします。
あーりー:よろしくお願いします。こういうの初めてなので緊張します(笑)。
ーーー早速なんですが、「LIVESTAR」の特徴を教えていただけますか?
あーりー:我々は、自分たちのことをライバーにとっての”パートナー”と呼んでいます。一般的には”マネージャー”などが多いと思うんですが、マネジメントをするというよりは、ひとりひとりのライバーさんに寄り添うスタンスなんです。
ーーーなるほど。
あーりー:以下、「LIVESTAR」のパートナーとしての心得になります。
信頼できる相談相手になる。発言に根拠をもつ。曖昧な表現はせず、方向性や考え方は明確に。長期目線で考える。もちろんニュアンスに微差はありますが、コンパクトにまとめるとこちらが我々の行動指針の基礎です。
ーーー業務としてはどのようなものが?
あーりー:パートナーの主な役割は、1つ目がリスナーさんとのコミュニケーション面のケア、配信トラブルの解決などといった「スキル部分」のサポート。もう1つが、モチベーション維持の方法を伝授したり、人間力の形成といった「メンタル部分」のサポートです。
ーーー2軸なんですね。
あーりー:はい。所属ライバーさんに対しては行動規範として
1.リスナーファースト(自分の利益優先はNG)
2.自分らしく楽しむ
3.プロ意識と自走思考(配信市場視点を持つ)
4.コミュニティを意識し、自身のビジョンを明確に
を大事にしてもらっています。
ーーー配信市場視点とは?
あーりー:ライブ配信業界を俯瞰で見た時に、自分がどういうポジションになりたいか、という視点ですね。例えば、「1番有名なゲーム実況ライバーになりたい!」とか。ライバーの中には様々なカテゴリやポジションがあるので、自分だけの強みを作れるかが大事になってくるんです。
ーーーそういうことでしたか。
あーりー:また、「LIVESTAR」では全員に”自走できる”ライバーを目指してもらっています。
1.目的を持った配信をする(do)
2.振り返り(check)
3.改善施策を考える(plan)
4.繰り返し(act)
この1〜4をしっかり意識した配信を心がけることで、ライバーとしてのスキルが上がっていくと考えているので、自ら考え行動できる状態を継続できるよう、サポートしています。
ーーーかなり緻密に設計されているんですね。ビジネスマンみたい(笑)。
あーりー:パートナーとして再現性のあるサポートを第1に考えているので、我々も言語化にはこだわっています。例えば、配信の盛り上がりについても独自の図にまとめていて。
【配信要素】
・リスナー人数/h
・コメント割合
・コメント数/人
・アイテム割合
・アイテム単価
配信要素をどう掛け合わせるか、それぞれをコントロールするか次第で、配信のクオリティが変わってくるんです。例えば、配信時間(長さ)は自分のアクションで変更できるけど、アイテムに関してはリスナーさんが関わってくるのでアンコートローラブルですよね。どこに注力するかで、改善される内容にも変化が出てきます。
ーーー確かにそうですね。
あーりー:まだまだこの図は完成形ではないんですが、これを元に今どの要素が足りてないのか、補足するためにはどういうアクションをすればいいのかなども、ロジカルに提案しています。
ーーーライバーさんの悩みも様々ありそうです。
あーりー:おっしゃる通りです。ライバーとしてのランクが上がれば上がるほど、頭の中はライブ配信のことでいっぱいになっていきます。SNSでの自分の魅せ方や、ランクを維持するために配信内容を常にアップデートしたりなど。本当に人によって全然違います。
ーーーモチベーションを保つのが難しそうですね。
あーりー:たくさんのライバーと関わってきたからこそ言えることですが、「楽しい」だけではなかなか続けられないです。ライブ配信を通して自分はどうなりたいのか、など未来を見据えて自分の人生設計をしたり、元から強い意志があるライバーさんの方が、比較的に継続できている傾向があります。
ーーーライバーにとってマストなスキルはありますか?
あーりー:たくさんありますが、主に下の3つですかね。
相手の気持をくみとるホスピタリティ
リスナーさんの士気をあげるための言葉選び
枠をまとめるコミュニティマネジメント力
ライバーは配信の中でいわばMCのような役割をするので、枠のリーダーとしてたくさんのスキルが求められます。
ーーーやることが多いですね。
あーりー:どんどん自分の枠に人が出入りするので、初見の人が入りやすい文化を作ったり、コミュニティマネジメント要素も必要だと感じています。また、相互コミュニケーションが活発に行われるので、風紀づくりも必要になるんです。
ーーー勉強になります…!
あーりー:適度な距離感を保ちつつ、みんなが楽しめるような空間づくりを心がけることで、ライバーとしてはもちろん人間力が形成されていくんです。人間として魅力的でないとリスナーさんは離れてしまうので、小手先の技術だけでなく中身も相当大事なんですよ。
ーーー男女での違いはありますか?
あーりー:女性の方がスタートダッシュはうまくいくケースが多い気はします。最初からギフティングしてもらえたり、女性の配信を見に行くリスナーの母数も多いので。
ーーーそうなんですね。
あーりー:中長期的に見ると、男女ともに距離感を保つのがうまいの人が伸びる傾向にあります。
ーーー距離感は確かにポイントになってきそう。
【後編へ続く】