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globe MUSIC VIDEO ドラマPROJECT

小室哲哉がglobeという音楽ユニットで表現した、 女性の持つ"強さ" "美しさ" "切なさ"の物語。

そこには、傷、痛み、愛、など、様々な女性の心が描かれていました。
90年代、日本中の女性がその世界観に共感し、酔いしれた。
自分自身の傷や痛みと重ね合わせたのです。

そして2016年。
globeの楽曲をリアルタイムに経験した世代だけでなく、 若い世代にも楽曲とその世界観を伝えるため、モデル・女優として 今まさに活躍しているファッション・アイコンを主演女優に起用した ミュージックビデオを制作します。

その主演女優が演じる世界観、むき出しの感情を通じて、 現代の若い女性たちがglobeの世界観にリアリティを持って 触れていくこと、そして小室哲哉が描く歌詞の世界観に 触れるきっかけになることを願います。

 

#3「FACES PLACES」主演:新川優愛

ダンサーとして生きる主人公。
彼女は、常に自分らしさと信念にこだわって生きてきた。
Best of my life…
「私はつねに正しい事をしている」
しかし、彼女の前には常に様々な障壁が立ちはだかる。
「何故私だけ?」彼女は苛立っていた。
薄々気づいてることもある。でも彼女は自分の生き方を変えなかった。
それが自分を守るためと信じて。

ある日、彼女はダンスを辞める決心をする。
ダンサーとして、人間として、到達できない世界を感じてしまったから。
越えれない壁。繋がれない世界。
それは何故か?
自分らしく生きてるだけなのに、世の中や仲間たちの何を刺激していたのか?
私は本当に正しかったのか?

『誰が本当のことをわかってるの?』
コミュニケーション不全の世界。
俯瞰で見る世界。様々な思考の通路。
彼女は、そこで初めて気付く。
繋がるという事の本質に。
もし、“もう一度”があるなら…
今度は私に…

 

新川優愛コメント

(撮影した感想)
昔から大好きなglobeさんの、そしてこれまた大好きな「FACES PLACES」のMVに出演させていただけるのがとても嬉しいです。
言葉のないお芝居は難しかったですが、監督と現場で沢山相談させていただき、複雑な感情を出すことができたと思います。

(globeや楽曲「FACES PLACES」に対しての思い出・感想)
今ももちろんですが、私は学生時代、思春期の多感な時期にglobeさんの曲を聴いて過ごしていました。
どの曲も歌詞が好きで、自分の現状と重ね合わせて聴いていた記憶があります。

 

薮内省吾監督コメント
あらゆる価値観があり、あらゆる立場がある。
自分にとっての正義も、立場を変えると、それは悪にもなり得る。
価値観の反転と、意思疎通。
これが今回の『FACES PLACES』MVのテーマです。
このMVの世界は、様々に存在するパラレルワールドの一つとして描かれています。

『FACES PLACES』このタイトルが暗示するもの。
様々な顔、そして様々な場所。
多様な人間性と、無数の物語が存在する世界。その顔と場所は、果たして本当に繋がっているのか。
繋がりたいと思う気持ち。
繋がらないことの孤独。
ごまかせない現実。
そして、過去はどこまでも追いかけてくる。
Lookin' for the FACES
Lookin' for the PLACES
現実から引き剥がされそうになった時、 そこに“気づき”がある。
それは、常に何かしらの暗示を伴ってやってくる。

優愛さんは、視線の直線距離が非常に長く、届き方も早い。
意思の強さを表す視線の距離感が秀逸でした。そして、独特の直線的な内面世界を持っています。
確固たる信念と弱さゆえの彷徨。相反する主人公の内面性を表現するのに、
優愛さんはドンピシャでした。

#2「DEPARTURES」主演:三吉彩花

雪深い村で生まれ育つ。彼女は清廉でありたいと願っている。
いろんな誘惑や、好奇心、時代の流れからも目を逸らしている。
なぜなら、一度スイッチが入ってしまうと止められない自分がいるのがわかっているから。
もう一人の自分をなだめすかしながら淡々とした日々を送る。退屈な日常と色の無い青春。やり場のない情熱。それらをごまかすために、彼女は心の中で叫ぶ。
「これが私の人生。私は多くを望まない」
そして、彼女はある男と恋に落ちる。彼女の世界は一変した。色の無い世界に自分の居場所を見つけることが出来た。
愛し、愛されることで満たされる日々。自分の事も初めて好きになれた。その男は全てを与えてくれた。
新しい世界。彼女は心に誓う。
「私は、この人と一生を添い遂げる」

そして、彼女は裏切られる。
ある日、男は別の女とこの村を出て行った。
彼女にとって人生そのものだった男。女としての意味、この村で生まれた運命、その全ての答えだったその男。
彼女の価値はゼロになった。
そして彼女は、家を飛び出した。

 

三吉彩花コメント

(撮影しての感想)
あれほど泣くお芝居をする経験はなかなか無いので、思い切り演じました。極寒の中、スタッフの皆さんと一緒に頑張れたので、とてもいい作品になったと思います。

(完成した映像を観て)
綺麗な背景が楽曲の世界観とマッチしていて、素敵だと思いました。

(globeや楽曲「DEPARTURES」に対しての思い出・感想)
globeさんは両親が好きで、幼い頃から馴染みがあり、お話を頂いた時はとても嬉しかったです。歌詞の意味や DEPARTURES のメロディーを大切にしたかったので、自分なりによく考えて演じました。

 

薮内省吾監督コメント
愛の世界が引き起こす悲劇。その悲劇からの脱却。これが今回の「DEPARTURES」MVのテーマです。
人は愛によって救われ、愛によって傷つく。
今回、三吉彩花さんには、一度は愛によって全てを与えられ、そして、全てを奪い取られた。そんな女性を演じてもらいました。 一人で雪山へと向かい、そこで彼女は何を想い、何を感じ、そして何と訣別するのか。愛と対極にあるものに向かおうとする時、彼女は自分自身をも否定するのでしょうか。
儚さと美しさは同じコインの裏表。彩花さんはそんな演技を見せつけてくれました。凄まじいです。

彩花さんの第一印象は、“壊れそうな脆さといつでも暴発しそうな危うさ”を持ち合わせてる存在だと。彼女の心に不思議なバランスを感じました。そういう対極的な世界の中、その境界線で生きてる人。だからこそ、「DEPARTURES」の世界観と合ってると感じました。
つまり、いつまでもどこまでも続く白い無限の世界であなただけを永遠に想う。という、突き抜けた愛の世界観の中で普通に立ってれる人だということ。
彼女が持ってる対極的な内面性は、極端な愛の世界でこそ、その美しさが際立つのではないかと。
「DEPARTURES」の本質的な美しさ、そして儚さを表現できるのは彩花さんしかいないと思い、オファーさせていただきました。

#1「FACE」主演:池田エライザ

-3年前の出来事-
(歌手を目指し東京へ出て行ったエライザは、レコード会社からデビューを果たす。
しかし、納得行く活動ができず、結果彼女は歌を辞めて熱海の実家に戻ってくる)

-現在の人生-
それから2年、彼女は母親が営むスナックで夜はアルバイトという、淡々とした日々を暮らしていた。
歌を諦めたわけではないのに、歌を辞めなければいけなくなった自分と日々戦っていた。
自分のやりたい事をやれない日常、そんなどうしようもない人生…。本当の自分が死んでいく感覚…。いつかどこかでこのケジメはつけないといけないと思いながらも、日々は淡々と流れて行く。そしてある日。彼女はお店を出て、買い物へ行く。そして、またお店にもどってくるだけの時間の中に、彼女の人生の分岐点が存在した。

この日、彼女にとって、人生2回目の東京行きを決意する夜となった。誰しも決断し、その一歩を踏み出す。

本当の自分を見つめ、取り戻し、そして生きていく。“FACE”はそんな女性のための応援歌。がむしゃらに、ひたむきに自分の人生と向き合い、戦い続ける女性の応援歌。

 

池田エライザコメント

多くの方に愛され続けるglobeのMV企画第一弾に呼んでいただけて とても幸せです。
globeの想いを体現できるように撮影では素敵なメンバーで全てを出し切りました。今を生きる少女が今に抗い強く生きる。そんなMVになっています。これを見た人はきっと勇気を持てるはず。そう思っていますので、是非自分と照らし合わせながら観てみてください!

 

薮内省吾監督コメント
“人生の分岐点”というのが今回のテーマでもありました。つまり、人はたった10分ほどの時間の中でも重大な決断を下す、ということ。
今回の構成は、お店を出て、買い出しをして、またお店に帰ってくる。
ただそれだけの時間を切り取って、FACEの世界観と共に彼女の物語として見せることが出来るか?という実験でもあったので、非常に怖かったです。
出演も、基本エライザさん1人ですし、他のシーンが無いので編集でごまかしが効かないんですね。
だから、これは本当にエライザさんの芝居にかかってる作品と言っていいと思います。
私としては、非常に満足のいく仕上がりになりました。
表情の演技がすごいですね。さすが、切なビューティーです。