セキスイハイム(R) presents 辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団2016 圧巻のベートーヴェン 圧巻の協奏曲と必聴の運命、第7番!
映像の世紀コンサートに寄せて 音楽・ピアノ 加古隆
「映像の世紀」のテーマ曲を作曲していた20年前。気に入ったメロディーは少し寂しげで、歴史ドキュメントにはふさわしくないと諦めかけていた。そこへ、目まぐるしく動きがある番組オープニング画面が届いたのだ。
そうだ!曲のテンポ感を変えて弾いてみよう。
こうして、人間の持つロマンと愚かさの両面にも通じるような曲となって、「パリは燃えているか」は誕生した。
「映像の世紀」「新・映像の世紀」で多くの曲が生まれ、私は本当に幸せだった。
言葉なき映像が、音楽をともなって生命を吹き込まれた物語となることもうれしいが、今度はそれをコンサートで体験できるとは!
公演日 <2016年> |
会場 | 開場 | 開演 | 料金 | リンク | 発売日 | お問い合わせ |
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9月10日 (土) | 【東京】Bunkamuraオーチャードホール | 13:15 | 14:00 | 発売中 | チケットスペース 03-3234-9999 |
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9月10日 (土) | 【東京】Bunkamuraオーチャードホール | 18:15 | 19:00 | 発売中 | チケットスペース 03-3234-9999 |
※未就学児童のご入場はお断りいたします。
※演奏曲・曲順等は変更になる場合がございます。
加古 隆 Takashi Kako作曲家・ピアニスト
東京藝術大学・大学院作曲研究室修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に進み、オリヴィエ・メシアンに師事。現代音楽の勉学途上に、1973年のパリでフリージャズ・ピアニストとしてデビューするという特異な経歴を持つ。
’76年作曲賞(Prix de Composition)を得て音楽院を卒業。
帰国後はオーケストラを含む様々な分野の作品、映画音楽、ドキュメント映像の作曲も数多く、クラシック・ジャズ・現代音楽を包含した音楽スタイルで活躍し、「ピアノの詩人」とも評される。
岩村 力 Chikara Iwamura指揮
早稲田大学理工学部電子通信学科、および桐朋学園大学演奏学科を卒業。マスタープレイヤーズ指揮者コンクール優勝ほか数多くの国際コンクールにて入賞。
これまでにハンガリー響、N響等内外のオーケストラを指揮するほか、アルゲリッチの要請によりパドヴァ室内管弦楽団と共演し国際的に活躍。
2000-07年NHK交響楽団アシスタントコンダクター。
2010年より兵庫芸術文化センター管弦楽団レジデント・コンダクター。
2015年、兵庫県功労者表彰(文化功労)受賞。
日本フィルハーモニー交響楽団
1956年に故・渡邉曉雄が中心となって創立。現在は首席指揮者アレクサンドル・ラザレフ、桂冠名誉指揮者小林研一郎、首席客演指揮者ピエタリ・インキネン、正指揮者山田和樹、ミュージック・パートナー西本智実をはじめとする充実した指揮者陣を擁する。2016年9月よりインキネンが首席指揮者に就任。東京都杉並区を拠点に“音楽を通して文化を発信”という信条に基づき、「オーケストラ・コンサート」「リージョナル・アクティビティ」「エデュケーション・プログラム」という三つの柱を打ち立て活動を展開している。
進藤 晶子 Masako Shindo
大阪府出身。神戸松蔭女子学院大卒業後、94年にTBSにアナウンサーとして入社。
「NEWS23」のキャスターを務める。99年10月から「ニュースの森」のメインキャスターとして活躍。
01年3月、TBSを退社。その後アナウンサーを経て独立。
朗読、エッセーの執筆の他、各界の著名人数百人を取材するなどインタビューアーとしても活躍する。
慶応義塾大学大学院で「在宅介護」をテーマに研究し、修士課程修了。
現在、「がっちりマンデー!!」TBSテレビ「熱中世代大人のランキング」BS朝日レギュラー出演中。
今も流れ続ける「パリ燃え」 新・映像の世紀 プロデューサー 寺園慎一
NHKスペシャル「新・映像の世紀」は、今年3月に全6本の放送を終えました。みなさんの中には、加古さんの音楽を聴きたさに、番組をご覧になっていた方も多いのではないでしょうか。私たち制作者も、加古さんのどの曲を、どの場面で流すかということに心を砕きました。特にオープニングとエンディングに流れる「パリは燃えているか」。あの曲のイントロが聞こえ始めるタイミングをどこに置くか、前後のナレーションをどういう文章にするのか、曲の聴かせどころを大切にしながら、どう隙間にナレーションを配置していくのか。「パリ燃え」は、番組の生命線でした。「映像は、人間の罪と勇気を照らし出す」。この番組に掲げたキャッチコピーです。
加古さんの音楽は、罪と勇気が同居する、人間の愚かさ、切なさ、すばらしさを見事に包み込んでくれました。放送から数ヶ月がたちましたが、今も私の中では、満員電車に揺られている時とか、仕事を終え夜遅く、渋谷の喧噪を歩く時とか、日常のさまざまな場面で、「パリ燃え」が頭の中で流れ続けています。
それは、みなさんもきっと同じではないですか?