物語の主役は男の嫉妬。そして脇役は、もちろんモーツァルトの美しい音楽です。天賦の才は、「神が愛せし者=アマデウス」にしか与えられないという不条理は、凡庸な人間を狂おしいまでの葛藤に追い込みます。そこには人間の真実の姿が克明に描かれていて、心の闇が深ければ深いほど、旋律は美しく哀しく響きます。20世紀に書かれた最高傑作の戯曲をダイナミックな映像で、そしてオーケストラとコーラスが奏でる「モーツァルトの洪水」の中で、心ゆくまでお楽しみください。

松本幸四郎

オペラより華麗!コンサートよりドラマティック!オーケストラ・アンサンブル金沢 アマデウス特別合唱団 指揮:辻 博之

公演日
(2017)
会場 開演 料金 発売日 お問い合わせ
11月3日(金・祝) 石川県立音楽堂コンサートホール 13:30
発売中 オーケストラ・アンサンブル金沢
076-232-8632
11月4日(土) Bunkamuraオーチャードホール 18:00
発売中 チケットスペース
03-3234-9999
11月5日(日) Bunkamuraオーチャードホール 14:00
完売 チケットスペース
03-3234-9999
11月11日(土) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール 17:00
発売中 ABCチケットインフォメーション
06-6453-6000
11月12日(日) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール 14:00
発売中 ABCチケットインフォメーション
06-6453-6000

英語上映・日本語字幕付き
コンサート時間:約3時間(途中20分休憩あり)

オペラより華麗!コンサートよりドラマティック!指揮:辻 博之 オーケストラ・アンサンブル金沢 アマデウス特別合唱団

アマデウスLIVE─────それは、ステージ上の大スクリーンでアカデミー賞8部門を受賞した不朽の名作映画「アマデウス」が上映され、
全編に流れるモーツァルトの代表作を、オーケストラと合唱団が場面に合わせて迫真の生演奏をする、圧倒的な感動体験のコンサート。
2016年秋、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで満員の聴衆を集め初演されると、瞬く間に大評判となり、
パリやプラハなどのヨーロッパの主要都市ではチケットの入手が困難なほどの大成功を収めています。
また、17年から18年にかけてはニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなどアメリカの主要都市を中心に50公演以上がすでに決定。
今、世界中で“ぜったい観たいコンサート”のひとつとして大きな注目を集めています。

映画 アマデウス(劇場公開版)

1984年アメリカ映画
主演:F・マーリー・エイブラハム、トム・ハルス、エリザベス・ベリッジ
監督:ミロス・フォアマン 原作・脚本:ピーター・シェーファー
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
音楽監督・編曲:サー・ネヴィル・マリナー
1985年アカデミー賞8部門受賞
[作品賞・監督賞・主演男優賞・脚色賞・美術賞・衣装デザイン賞・メイクアップ賞・録音賞]

辻 博之 (指揮者)Hiroyuki Tsuji, Conductor

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。在学中より、著名指揮者のもと、新作を含む多くのオペラ・プロダクションで副指揮者や合唱指揮者をつとめ、国内の様々な劇場で研鑽を積んだ。2013年オペラ指揮者としてデビューして以来、歌への深い理解を活かして、古典から新作日本オペラまで幅広いレパートリーを築いている。また2012年からは演劇作品の作曲も開始。演劇への深い解釈から生まれた音楽は高く評価され、自らのオーケストラを指揮して、舞台と音楽が密接に結び付いた公演を繰り広げている。合唱指揮者としても関東を中心とする10団体の指揮者、客演指揮者、音楽監督をつとめている。オーケストラ・アンサンブル金沢とは2017年夏の定期公演への出演が決まっている。
オフィシャルサイト https://hiroyuki-tsuji.themedia.jp/

オーケストラ・アンサンブル金沢Orchestra Ensemble Kanazawa

1988年、世界的指揮者、故岩城宏之が創設音楽監督(現在、永久名誉音楽監督)を務め、多くの外国人を含む40名からなる日本最初のプロの室内オーケストラとして石川県と金沢市が設立。2001年金沢駅東口に開館した石川県立音楽堂を本拠地とし、世界的アーティストとの共演による定期公演や、北陸、東京、大阪、名古屋での定期公演など年間約100公演を行っている。これまでにシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭(ドイツ)、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノフェスティヴァル(フランス)など音楽祭からの招聘を含む18度の海外公演を実施。設立時よりコンポーザー・イン・レジデンス(現コンポーザー・オブ・ザ・イヤー)制を実施、多くの委嘱作品を初演、CD化している。ジュニアの指導、学生との共演、邦楽との共同制作などオーケストラ育成・普及活動にも積極的に取り組んでいる。ドイツグラモフォン、ワーナーミュージックジャパン、エイベックスなどメジャーレーベルより90枚を超えるCDを発売。07年より、指揮者の井上道義が音楽監督を務める。
オフィシャルサイト http://www.oek.jp/