17周年という節目の日にリリースされるアルバムのオープニングを飾るのは、これまでも数々の名曲を生み出してきた作編曲家・中野雄太氏によるインストゥルメンタル。優しいピアノと荘厳なストリングスが、次曲から展開される“今”のayuワールドの幕開けに相応しい。
02. WARNINGこれぞayuの真骨頂と言わんばかりの超攻撃型アップリフティング・ロック・チューン。「STEP you」「Startin'」などのアゲ曲を提供してきた原一博氏作曲。攻める歌詞世界がすでに多くの女性から支持を得ている。独特の妖しい雰囲気を醸し出すvideo clipも必見。
03. NO FUTUREまさに“TK節”といえる小室哲哉氏特有の高い音域を駆使した、切なくも心に響くメロディ。以前、氏による仮歌入りのデモとして提供されてからあたため続け、今回、満を持してレコーディング。終盤、畳みかけるリフレインが耳に残るアップリフティング・トラック。
04. Anything for Youオリジナル楽曲では浜崎あゆみ史上最長の7'00"という超大作。何度も転調を繰り返す展開により、曲の長さは全く気にならず、むしろその世界観に惹き込まれる。切なく歌い上げた最後の最後、コードが変わり優しい世界が広がり「大丈夫僕がその君の手を必ず掴むから」という言葉が胸を打つ。
05. Last minute2014年12月24日にバラード3部作としてリリースされた直後からファンの間で絶大な人気を誇る曲。1コーラス目はコーラス無しのシンプルなVo.がピアノとアコースティック・ギターの上で切々と訴えかけ、転じて2コーラス目以降は感情を剥き出しに激しく歌い上げる、まさに“浜崎あゆみROCK”。痛いほど突き刺さる歌詞と、“一発撮り”で撮影されたvideo clipに注目。
06. Zutto...バラード3部作としてリリースされたシングル曲。名曲「Days」を生み出した作曲家・多胡邦夫氏得意のバラードということで、ファンのみならず多くのリスナーから支持を得ている。マイナス10℃の氷の世界で撮影されたvideo clipも話題。
07. Out of control「Mermorial address」などの名曲を生み出した、作曲家・湯汲哲也氏とアレンジャー・tasuku氏のタッグによるロック・ナンバー。これぞ“浜崎あゆみワールド”と言える歌詞世界で、世代や性別を超えて共感される大きな“愛”のうた。
08. Story温かいメロディーに切なく心に響く歌詞。2004年発売の名盤『MY STORY』収録の「walking proud」を彷彿とさせる本作は、同曲の作曲家である湯汲哲也氏によるもの。中野雄太氏による壮大なアレンジが聴く者の魂を震わせる、涙無しには聴けない名曲。
09. The GIFT台湾を拠点にアジア全土で絶大な人気を誇るシンガーソングライター、JJ Linとのコラボ作。人生の大きな岐路に立つ2人の心情が綴られた、究極のウェディング・ソングと言える。「乗り越えた全ての悲しみや涙は このためだったんだと今ならわかるから」「だってこの愛は神様からの世界にひとつの ギフト」。
10. The Show Must Go On2000年の「第1幕」から15年間に渡りライフワークともいえる大規模ライヴツアーを敢行してきたayu。そのステージはコンサートの枠を超えたエンタテインメント・ショウとして年々進化し続けている。そんなayuが「時代がどれだけ変化し続けても ずっと変わらないものがここには ひとつあるから」というメッセージとともに歌い上げる本作。まさに「The Show Must Go On」。なおこの曲は、“Samantha Thavasa ‐365日、毎日が記念日- TVCMソング”としても話題を呼んでいるが、間奏部分ではオフィシャル・ファンクラブ“TeamAyu”の特典で選ばれた2名のファンがコーラス参加していることも同時に発表された。
11. Walk2014年12月24日に発売されたシングルにて3曲目に収録された、小室哲哉氏作曲による「Walk」。2014年大晦日に開催されたカウントダウン・ライヴでは、円形のメリーゴーランドの中央に凜と立ちつつも、こみ上げる想いを抑えきれず涙ながらに歌うayuの姿に感動したオーディエンスが続出。
12. Movin' on without youアルバムの最後を飾るのは発売まで収録されていることが伏せられていた宇多田ヒカルのカヴァー曲「Movin' on without you」。12月9日に発売された『宇多田ヒカルのうた ー13組の音楽家による13の解釈についてー』に収録され大きな話題となったこの曲は、RedOneプロデュースによるアレンジとayuのヴォーカルワークがマッチした会心作。