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原作者:しげの秀一インタビュー

しげの秀一

遂に満を持して実写化されましたね。しかも香港映画として。

しげの:日本ではなくて他のアジアの国が作ってくれたということに意義を感じます。嬉しいんです。群馬県が舞台の走り屋の世界など、日本の事情を分かった上でないと全然面白くないと思っていたんですよ。それが他のアジアの国の人たちも「面白い」と思ってくれるんだ、と思って。

──車の疾走シーンは、この映画の最大の見所ですが、ご自身が描いた車たちが、実写で走っているのを見るのは、どのような気持ちですか?

しげの:インパクトありましたねぇ。漫画だと自由自在に描けますが、実写だとインチキが効かないでしょう。漫画と同じことをほぼそれに近くやってますからね、驚きましたよ。レースのシーンは、原作者として本当に満足感があって、是非、原作の読者の皆さんにも見てもらいたい。「見せたい!」と思いますね。そのくらいかっこいいし、迫力あるし、自分が昔起こした事故を思い出してしまうくらい怖い(笑)。凄いですよ、あのシーンは。撮影時かなり車をつぶした、と聞きましたから、あの迫力は香港のスタッフならではのシーンなのではないでしょうか。

 

──疾走シーンの他に、印象に残った場面はありましたか?

しげの:拓海役の俳優さん(ジェイ・チョウ)が好きですねぇ。とても好感を持ちました。特別イケメンではないですが、普通っぽいところがいい。「本当に拓海がいたら、こんな感じだろうな」と思ったくらいです。彼の演技には素直に感情移入出来るんですよ、嫌味がなくて。

──涼介や中里とのライバル関係の描かれ方はいかがでしたか?

しげの:その辺りも、定められた時間の中で、本当によくシナリオが練られていたと思いますよ。ストレートな甘酸っぱい青春ドラマとして良かったですね。あれだけの原作の情報量を全部入れるのは最初から無理でしょう。ここは切って、ここはまとめてというシナリオの作業がとても大変だったと思うんです。きちんと実力のあるプロの人たちが作ったな、と受け取ることが出来ました。作った人たちに拍手喝采したい気持ちですよ。よくここまでやってくれたな、と。

──本編中、車の“音”については、いかがでしたか?

しげの:よく出来ていたと思いますよ。タイヤの音もエンジンの音もターボの音もいい感じです。凄く臨場感がありましたね。

──“溝落とし”(注1)も実際にやっています。

しげの:やっていましたねぇ。あれは実際に榛名(注2)で撮影したのかな? 新潟の閉鎖された道路で撮影していたメインの走行シーンがあると思うのですが、うまくそれと榛名のシーンが組み合わされていると思いました。榛名をよく知っている人は「ここのコーナーは榛名じゃない」という場面もあるかもしれないけれど、そんなの抜きにしてかっこいいですから! 理屈抜きに走行シーンは凄い!
『TAXi』のリュック・ベッソンに見てもらいたいですよ。

──最後に原作ファンの皆さんにメッセージを。

しげの:車好きの人なら、とても満足すると思います。本当に凄い走行シーンですから。原作と違う部分もありますが、映画自体がとても良く出来ていますので、原作と比べてどう、という見方はして欲しくないですね。原作を忘れて一度頭をフラットにして劇場へ行ってください。僕もそうやって楽しみました。

頭文字D原画
©しげの秀一/講談社
 

(注1)溝落とし…内輪を路肩の溝にひっかけ、高速でコーナーを抜ける裏技ともいえるテクニック。奇想天外だが、実際のラリー選手権などでも実際に使われている。
(注2)榛名…この作品の舞台となっている群馬県榛名。「頭文字〈イニシャル〉D」の物語の中では名称が秋名となっている。

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