「WALL SELECTION vol.2」では、作品の根底で「風景」をテーマにしながらも、三原色を基調とした油絵具を幾層にも塗り重ね奥行きのある空間を描き出す作風で知られる平野泰子と、遺失物や廃棄物などからインスピレーションを受け、風化し続ける物事の中に残る魂の痕跡に注目しコラージュやドローイングを制作する西脇衣織、2名のグループ展を開催します。
グループ展「WALL SELECTION vol.2(平野泰子/西脇衣織)」概要
会期:2023年12月20日(水)-12月28日(木)※日曜定休
時間:18:00-24:00
入場:無料・予約不要
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
<OPENING PREVIEW>
日時:2023年12月20日(水)18:00~24:00
会場:WALL_alternative ※入場無料・予約不要
主催・企画:WALL_alternative
協力:TEZUKAYAMA GALLERY
グラフィックデザイン:関川航平
平野泰子 プロフィール
1985年富山県生まれ、神奈川県在住。京都精華大学芸術学部造形学科洋画専攻を卒業。
作品の根底には「風景」があるが、三原色を基調とした絵の具を幾層にも塗り重ねる行為によって生まれる空間や現象に注目するようになる。制作の中から生まれる眼差しや不確かなものに強度を持たせるために制作している。
主な個展
2023 「山ではなく頂が平面であること」TEZUKAYAMA GALLERY, 大阪
2020 「YASUKO HIRANO EXHIBITION “UNFOLD ROOM“」Gallery stoop, 東京
2018 「不確かな地図」CALM&PUNK GALLERY, 東京
「呼びかけられる」Gallery PARC, 京都
2013 「Twilight」masayoshi suzuki gallery, 愛知
「隠れた形-影になる」a-room, 京都
2009 「Twilight」masayoshi suzuki gallery, 愛知
●西脇衣織 プロフィール
1995年生まれ、京都在住。京都精華大学版画専攻卒業。
大学卒業後、4年間東京を拠点に活動・現在は京都に移住し制作を続けている。
遺失物や廃棄物などからインスピレーションを受け、風化し続ける物事の中に残る魂の痕跡に注目する。幼い頃から、物を拾ったり集めたりすることが好きだったり、父親の仕事の関係で遺品整理などの現場に立ち会うことが多かった。物言わず佇む所有者不明の存在たちは、自分が幼い頃から感じている「居るのに居ない感覚」とよく似ている。私は、私に似た全ての遺失物たちにもう一度「続き」を施してしまう。
風化し、消滅していく存在を、標本のように留めておく。そしてまたそれそのものも風化していく。この魂の痕跡、残留、流れを作品で表現するために、そういった場面で持ち帰った古紙や古書、拾った廃材などを用いて制作している。
主な個展
2022「春の土、やわらかなこころ」 / LUCUA 4F meet star gallery / 大阪
2022「PURSUE THE TRACE OF THE SOUL」 / cafe gallery ROKUJIAN / 京都
2023「PURSUE THE TRACE OF THE SOUL」/ TSUBAME studio 3F (巡回) / 東京
2023 「PURSUE THE TRACE OF THE SOUL」/ TENSHADAI (巡回) / 京都