この度WALL_alternativeでは、2024年10月25日(金)から11月02日(土)までアートフェスティバル『MEET YOUR ART FESTIVAL2024「NEW ERA」』のアフターアワーズ展「WALL SELECTION -MYAF2024 After Hours-」を開催します。
本展示企画では、MYAF2024出展アーティストの中から、様々なカルチャーが交差するWALL_alternativeならではの目線で切り取ったアーティストの作品が展示と一部販売されるほか、カウンターバーでは通常メニューに加え、MYAF2024会場内のマーケットエリアにて限定提供されていた、ミシュラン一つ星、アジアベスト50常連の「Goh」による「専用スパイスで鶏肉を一晩漬け込んで作ったGohGanスパイスチキンカレー」や、複数のワインショップやインポーターが集結して行われたワインストリート「ナチュラルワインにアートを感じろ」から「エスポアしんかわ」が特別にセレクトしたナチュラルワインを限定数提供します。
MYAF2024にご来場が叶わなかったか方はもちろん、
ご来場いただいた方もまた違う切り口にてMYAF2024の空気感をお楽しみいただける1週間限定の企画となりますので、
ぜひご来場ください。
■出展アーティスト(五十音順、敬称略)
上野英里
1990年愛知県生まれ。2019年名古屋芸術大学洋画科卒業。動画サイトなどで見た演劇やミュージカル、ニュース映像から任意のショットをとらえ、物語や意味が剝ぎ取られた、まったく新たなペインティング作品へと再構築させていく。スポットライトの下で人間が光と影のなかに溶けていくさまや、背景と人物の境界線が薄れていく瞬間。儚くも消えてしまいそうな存在の不確かさのみに宿る美しさを追い求めている。
大竹彩子
1988年生まれ。
2016年ロンドン芸術大学を卒業後、絵画、写真、コラージュ、壁画制作など東京を拠点に活動。国内外で撮影し、見開きの並置を意識した写真本を継続的に出版。
東城信之介
1978年長野県生まれ、2004年東京造形大学造形学部美術学科比較造形卒業、05年同大学研究生修了。自身の心象風景や無意 識に見えてしまう虚像を、金属板や工業製品の表面に大小の傷やサビなどを施すことで具現化している。SHINaNOBOYaは幼少期 のイマジナリーフレンドで自身の記憶の中で初めて作ったを造形物であり2018に実家で発掘された。それ以降欠かせないモチーフの一つとなり素材の制限が無くなるきっかけにもなった。近年は2つの絵を画面上でリフレクトさせ閉じ込める内向的な表現の作品も 発表している。存在というものにフォーカスした制作スタイルは絵画にとどまらず彫刻やインスタレーション作品など多岐に展開している。
額賀苑子
陶やテラコッタを主な素材として用い、実体と表層、意識と無意識、ペルソナとアニマなど相対する2つの価値観を行き来するような造形を目指し制作している。
人として生きていく上で抱えざるを得ない矛盾やズレへと向かう表現を人体という古典的、かつ普遍的なモチーフを用いて探求している。
空間や質量の中に歪みやズレを取り込みながら制作することで彫刻という実存感が強いメディアに曖昧さや割り切れなさを含ませようとしている。
鑑賞者が正面を探し、不安定に立ち上がる立体の周りを歩き回ることで、「存在する」ことと「見る」という行為の間に横たわる断絶について思索を巡らせるような表現を試みている。
長谷川寛示
1990年生まれ。三重県在住。
東京藝術大学美術学部彫刻科を経て、2016年、同大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。同年、曹洞宗大本山永平寺で修行、僧侶となる。2024年に還俗。
主な個展に「decay, remains」(2023、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)など。
グループ展に「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」(2023、京都市京セラ美術館、京都)、「平衡世界 日本のアート、戦後から今日まで」(2023、大倉集古館、東京)、「Têmporas/テンプラKUROOBIANACONDA #4」(2022年、Sokyo Lisbon Gallery、ポルトガル)など。
半田颯哉
アーティスト、インディペンデント・キュレーター。1994年、浜松生まれ、広島出身。テクノロジーと社会倫理の関係や、アジア・日本のアイデンティティを巡る問題に焦点を当てる。2019年、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了。また2023年に東京大学大学院学際情報学府修士課程を修了。アジアン・カルチュラル・カウンシルの2024年度ニューヨーク・フェローシップ・グランティーに選ばれている。
vug
1988年愛知県生まれ。名古屋を拠点に活動。4歳の頃から独学で絵を描き始め、10代ではグラフィティに影響を受け、ライターとしても活動していた。現在はペインティングを軸に、コラージュやドローイング、刺繍、陶芸、タトゥーなど多様な技法を横断的に用いて、自由気儘な表現を編み出している。近年は自身の日常生活での一コマを、独特な言葉遊びの文字と組み合わせて描く日記的作品を中心に制作している。
葭村太一
1986 年兵庫県生まれ。人間の意識、痕跡や記憶、それらを想起させるような彫刻作品を制作している。近年は街中に残された落書きを木彫へと、立体的に再構築するシリーズを中心に展開している。世界中を Google ストリートビューで執拗に移動し、落書きを探し出す。そういった匿名性の高い平面的な落書きの重なりから、奥行きへとイメージを広げ、木彫へと置換する。場所の持つ記憶をリサーチし、映像や写真などのメディアも組み合わせたパフォーマンスやインスタレーションとしての発表も増えている。
主な展示として、「BankART Life7 UrbanNesting:再び都市に棲む」BankART Station(2024 年 / 神奈川)、「Frieze seoul 2023 – フォーカスアジア – 」 coex(2023 年 / ソウル)、「奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2022」天理市の旧サーフショップ (2022 年 / 奈良 )、個展「34°40ʼ 33” N135°29ʼ 55” E」Marco gallery(2022 年 / 大阪)など。
米澤柊
東京生まれ。アーティスト、アニメーター。現在のデジタルアニメーションにおけるキャラクターの 身体性と現実空間の生き物が持っている心の身体性と感情について、またそれらアニメーション が生きる空間の空気を制作している。 主な作品/個展に「ハッピーバース」(PARCO museum tokyo , 2023)、「名無しの肢体」(Tokyo arts and space本郷[OPEN SITE7], 2022)「絶滅のアニマ」(小高製本工業跡地[惑星ザムザ], 2022)、「劇場版:オバケのB′」(NTTインターコミュニケーション・センター, 2022)、「場所たちのい る場所」(熱海市街地[ATAMI ART GRANT], 2021) など。 主な展覧会に「ディスディスプレイ」(Calm & Punk Gallery, 2021)、うしお鶏との二人展「AB」(新 宿眼科画廊, 2020)など。 また、主な共同制作としてMV「Nitecore – Heartbeat」(ディレクション=ファンタジスタ歌磨呂) や、東京スカパラダイスオーケストラ×長谷川白紙のMV「会いたいね。゚(゚ ́ω`゚)゚。 feat.長谷川白紙」 のアニメーション作画。KAIRUIによるシングル「海の名前」のアートワーク制作など。
and more…
《会期中限定販売》
数量限定で提供されるGohのスパイスチキンカレー
エスポアしんかわがセレクトするナチュラルワインメニュー
【展示概要】
「WALL SELECTION -MYAF2024 After Hours-」
会期:2024年10月25日(金)-11月2日(水)
※日曜定休
時間:18:00-24:00
入場:無料・予約不要
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
HP URL: https://avex.jp/wall/exhibition/361/
主催:WALL_alternative