この度、WALL_alternativeでは本日より1週間限定で「WALL SELECTION vol.4」を開催いたします。
本展示では、これまでWALL_alternativeにて展示いただいたアーティストからBABU、BIKO&KENNY、大野修、日比野克彦の4組をセレクションした展示となっております。
過去作品から新作までを一堂に会したセレクション展にぜひ、ご来場ください。
■出展アーティスト(五十音順、敬称略)
BABU
北九州在住のストリートアーティスト、スケートボーダー、現代美術作家。国内外各地に赴き、多数のストリートアートを制作する一方、ストリートカルチャーをベースにした、常識をはるかに超えて行く、映像制作、絵画、ドローイング、彫刻作品、タトゥーなどの作品を制作している。スケートボード、廃材、ゴミ、捨てられた絵画などをコラージュした作品や映像作品は、旅を通じて磨いた独自の感性で制作されている。近年では、現代美術のフィールドでも活躍しており、「Reborn-Art Festival」(宮城)、「VOCA展2018」(上野の森美術館、東京)、「YES NO」(OIL by 美術手帖、東京)ほか、GALLERY SOAP(福岡)での複数の展覧会や、B GALLERY(BEAMS JAPAN、東京)、ワタリウム美術館(東京)、東京藝術大学、北九州市立美術館、熊本市現代美術館などでも作品を発表している。
BIKO&KENNY
東京/バンクーバーを拠点に、教育、絵画、素描、陶芸、彫刻、リソグラフィー、シルクスクリーン、メディアアート、ジン、コラージュ、インスタレーション、ソーシャルアートなど多様な表現ツールを用いて社会を取り巻く問題を発信し続ける新人若者アーティスト。そして、現代社会に疑問を持たせる作品を作っている。さらに、二人は多文化な環境で暮らしているため、人種、宗教、ジェンダー、からだの多様性に関心をもった作品を生み出している。
大野修
1981 年生まれ福岡出身。九州産業大学で彫刻表現を学び、東京藝術大学の大学院を修了。 在学中は、主に石を素材とした彫刻の研究に取り組み、アカデミックな造形と音楽からの影響を感じさせる ものをモチーフとして構成し、現代における彫刻の在り方に揺さぶりをかけるような緊張感のある作品を制 作。内面から沸き起こる「衝動」を重要な要素と捉え、廃材やコンクリートなど人工的な素材を用いながらも、 決して軽薄でない「もの」としての強度を保った立体作品が特徴的である。 2012 年から 2 年半のニューヨーク 滞在中に辿り着いたブリコラージュによる制作スタイルで、「破壊と 修復」を繰り返しながら素材と向き合い、時間の経過に内包された造形美を探求している。 2023 年 11 月、東京 / 西麻布に ACA(エイベックス・クリエイター・エージェンシー)がオープンした WALL_alternative では、第一回目の展示として個展 [VERSE] を発表。
日比野克彦
1958年、岐阜生まれ。 東京藝術大学に在学していた80年代前半より作家活動を開始し、社会メディアとアート活動を融合する表現領域の拡大に大きな注目が集まる。その後はシドニー・ビエンナーレ、ヴェネチア・ビエンナーレにも参加するなど、国内外で個展•グループ展、領域を横断する多彩な活動を展開。また地域の場の特性を生かしたワークショップ、アートプロジェクトを継続的に発信。現在、岐阜県美術館、熊本市現代美術館にて館長、母校である東京藝術大学にて1995年から教育研究活動、2022年から学長を務め、芸術未来研究場を立ち上げ、現代に於けるアートの更なる可能性を追求し、企業、自治体との連携なども積極的に行い、「アートは生きる力」を研究、実践し続けている。
展示概要
会期:2024年9月2日(月)〜9月9日 (月)
月〜金:18:00 – 24:00
土曜日:16:00 – 22:00
※日曜定休
入場:無料・予約不要
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
主催:WALL_alternative