本公演は、コンテンポラリーなエレクトロニクス音楽と日本の伝統的な「笙」が融合する本作品の世界初演となります。
チケットは本日から先着順にて販売中です。(https://artsticker.page.link/WALL_alternative_event)
ミリアン・モリと笙の演奏家である五月女愛、中村華子、三浦礼美、出会ユキとの共同作品である本作品は、通常の伝統的な日本の笙のあり方と、ミリアン・モリのこれまでの純粋なデジタル音楽言語との双方を再文脈するものです。この両者のコラボレーションは、東京のアンビエント・サウンドとエレクトロニック・エフェクトに笙の静謐な音色を組み合わせることで、笙とミリアン・モリ、双方の音楽言語に、通常とは異なる光を当てることを目的としています。
本作品はミリアン・モリのこれまでに発表されたプロジェクトと同様、ビジュアル要素も含みます。作曲の過程において、石上純也の神奈川工科大学多目的ホール(KAIT広場)から強いインスピレーションを受けたモリは、2024年5月、KAIT広場でこの共同プロジェクトの演奏の模様を撮影・映像化しました。
■開催概要
「Premiere: Milian Mori + Mitakadai Quartet」
会期:2024年7月1日(月)
時間:開場18:30/開演19:00
チケット:税込3,300円(先着申込制)
チケット申込URL
会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)
[当日の入場・観覧に関して]
※チケットをお持ちのお客様には、開演30分前より会場入り口で整理番号をランダムにお渡しします。その後、開演10分前を目安に整理番号順にご入場いただきます。
※当日は床に座ってリラックスした状態での鑑賞をお薦めいたします。ぜひご自身のお気に入りのクッションをご持参ください。
■アーティスト
ミリアン・モリ/Milian Mori (作曲家、デジタル・アーティスト)
ソロ活動の一環として、ダンス、アルゴリズム、ピクセル、クラブミュージックを融合した作品を展開している。過去13年間で、ダンス・ミュージックに共通するボキャブラリーを拡張、投影、再解釈することを目的とした、独自の音楽言語を開発してきた。テクノロジーと自然、二項対立と流体、アルゴリズムと精神性、二元論と三元論、機械と人間、ランダム性と自己の類似性。それらが出会うこと、また数学・幾何学・データを感情・ダンス・充実感をもって結合させることに深い関心をもっている。彼は全ての作品において、二元論を超える空間をあらたに開こうとしており、作品自体が回答し、また疑問を呈することは目的としていない。
https://milianmori.com/
五月女愛(笙)
国立音楽大学作曲学科卒業。笙を多忠輝、宮田まゆみの各氏に師事。2011年より伶楽舎所属し、ジャポニスム2018(パリ)、ジャパン・ソサエティー・パフォーミング・アーツ2019(ニューヨーク)などに出演。
中村華子(笙)
国立音楽大学大学院音楽研究科修了。2006年、文化庁新進芸術家国内研修制度研修生に選ばれる。伶楽舎所属。笙の演奏に力を注ぐ。
https://hanakonakamura.b-sheet.jp/
三浦礼美(笙)
東京生まれ。国立音楽大学で音楽学を学び、笙に魅せられる。宮田まゆみ、豊英秋、芝祐靖の各氏に師事。大学在学中の1994年に雅楽奏者としての活動を開始。卒業後、伶楽舎に所属し、国立劇場、サントリーサマーフェスティバル、ウルティマ音楽祭など、世界各地で演奏活動を行う。
出会ユキ(笙)
笙を多忠輝宮内庁楽部総監督、多忠純氏に師事。笙を始め、新曲委嘱など笙の可能性を広げることに力を注いでいる。
■映像:
制作会社:JKD Collective
監督/ex-プロデューサー:ブルース・イケダ(JKD Collective)
プロデューサー:岡崎圭(JKD Collective)
プロダクション・マネージャー:高野 寛地
撮影監督:クリス・ルッズ
第2カメラ:ディクソン・ワン
アシスタント・カメラ:ハビエル・サベー
音響:山口宜大
スタイリスト:青山新
メイクアップアーティスト:齊下幹
共催:WALL_alternative、在日スイス大使館/ Vitality.Swiss
後援・協力:
Burgergemeinde Bern、Vitality.Swiss、Swissnex、ベルン州、ザンクトガレン州、ベルン市、ザンクトガレン市
*Swiss composer Milian Mori’s electronic music meets Japanese shō of Mitakadai Quartet*
Experience a unique musical journey on July 1, 2024, at WALL_alternative in Tokyo, with the world premiere collaborative performance of Swiss musician Milian Mori and shō players from the Mitakadai Quartet.
Witness the fusion of traditional Japanese shō with contemporary electronic music, redefining the boundaries of sound and culture. This world premiere groundbreaking performance aims to illuminate the beauty of both the shō and Milian Mori’s digital music in an innovative light, combining ambient Tokyo sounds, electronic effects, and the ethereal tones of the shō, together with visual components inspired by the Plaza by Junya Ishigami.
Don’t miss the world premiere of this captivating sensory experience, bringing together Swiss and Japanese talents in a one-of-a-kind performance.
Date & Time: July 1, 2024 18:00-21:00
Venue: WALL_alternative
Organized by WALL_alternative and the Embassy of Switzerland in Japan/Vitality.Swiss, in celebration of 160 years of bilateral relations between Switzerland and Japan in 2024, and on the road to Expo 2025 Osaka, Kansai
Photo
credit : Photo by Basil Kräher