スペシャル対談第二回目の今回はT-Pistonz+KMCをアレンジャーとして支えて下さり、 この人無くしてはT-Pistonz+KMCを語れないという菊谷知樹さんをゲストにお迎えしてお送りします。
トン・ニーノどうもーT-Pistonz+KMCのトン・ニーノと
K M CKMCでーす。
トン・ニーノ今回はT-Pistonz+KMC8番目のメンバーと言っても過言ではない、 そして1stアルバム「がんばリーヨ!」のほとんどの曲の編曲を担当して下さった、「菊谷知樹」さんをゲストにお迎えしております!
菊谷こんにちはー
トン・ニーノまさにスペシャル対談ですよ。
菊谷キクタニと書いてキクヤです。
トン・ニーノ(笑)
K M C(笑)
菊谷良く、菊池と間違われるんですよ。けどキクタニと書いてキクヤといっておくと、意外に忘れられないんですよね。
トン・ニーノはー!ちゃんと深い意味があるんですね。
菊谷いや、深いというかね、病院とかにいって検査とかするのにキクチさんって呼ばれたりするわけですよ。世の中って曖昧なんだなって思いましてね。
トン・ニーノそれは菊谷さんが自分で菊池って間違えたりしたわけじゃないんですよね?
菊谷 間違えるわけないでしょ(笑)
K M C出だしから大分話が脱線しましたが(笑)
第一回目の光田さんから長いこと更新されていなかったのですが、今回第二回目のゲストという事で、色々伺っていきたいと思います!
早速なのですが、T-Pistonz+KMCの曲で印象深い曲ってありますかね?
菊谷んーそれぞれかなり印象深いんだけど、制作時の話でいえば、
「マジで感謝!」の制作の合間に釣りに行ってたんですね。
そしたらディレクターさんから電話が来て、あーして、こーしてって指示が来てたんだけど、
釣りしながら聞いてたっていうね。「はい、はい」って返事しながらもウキを見てたっていう(笑)でもそれは集中してた証なんですよ。
K M C あれですよね、家でパソコンとかとにらめっこしてても出来ない時は出来ないですよね、適度に外に出た方がいいというか。
トン・ニーノ菊谷さんにとってはどこにいる時が、一番集中出来るんですか?
菊谷僕はだいたい夜中にする時が多いんだけど、1時ぐらいになると、歩きに行くんですね。ここ半年ぐらいやってなかったんだけど、最近またやり始めてて。
夜に作業していた曲を、一旦Ipodとかに入れて、聞きながら家の付近を歩くというね。
K M Cわかる!それ分かります!!
菊谷一旦外に持ち出してみると、家の中では分からなかった、「ここは意外に良いな!とかここは逆にダメだったな」なんて所に気付けたりするんですよね。
トン・ニーノはーーーなるほどー
K M Cえ?トン・ニーノやらない?!
トン・ニーノやる、実は(笑)景色とか変わると見えなかったとこが見えてきたりするんですよね!曲とか歌詞とか、浮かばない時はめっちゃ歩き回りますもん(笑)
トン・ニーノ因みに聞きながら歩いてたときに、悪いところが見つからなかったら、歩くテンポが早くなったりするんですか?
菊谷自分の中で意外にいいな!って思った時は早足になるよね。
K M C 軽快になりますよね。やっぱり制作は夜なんですか?
菊谷そうだねーー 一番集中するのが夕方4時~6時の間と、夜中の1時前後かなー
K M C 僕も実は夜じゃないと集中出来なくて、昼に電話があって急かされたりすると、午後にもう一回言って貰って良いですかね?ってなりますよ(笑)
因みにアレンジしたりされる時に、実際に楽器を触りながら作るんですか?それとも頭の中で出来あがってるものを鳴らす感じなんですか?
菊谷僕は鍵盤なりギターなりを触りながらって感じかな。
K M C 菊谷さんの本業というか元々担当されてる楽器はギターじゃないですか。
ピアノとかも結構弾けたりするんですか?
菊谷まぁピアノは触れる程度なんだけど、うちの母親がピアノ教室の先生でね。
小6ぐらいまでクラシックピアノは習ってたのね。
トン・ニーノえ?小6までって何歳からやってたんですか!?
菊谷幼稚園ぐらいかな。
K M C幼稚園からやってたら感覚とか忘れないって言いますもんね。
菊谷まぁ、そんなにすごい弾いた訳じゃないけどね(笑)けど足しになってる訳だし、母親には凄い感謝してるよね。
K M Cこの年から覚えるのは大変だよなー
菊谷KMC君譜面イヤでしょ?
K M Cイヤですねー(汗)僕にとっては数学の問題と同じに見えます(笑)
トン・ニーノ僕も未だにそういうのは勉強してますよ。菊谷さんは小学校の時に既にマスターしてたんですか?
菊谷中学校の時にブラスバンドをやっててサックスを吹いてたのよ。
K M Cへー!カッケー!!
菊谷しかも部長だったから指揮とかもするのよ。だから譜面だったり他の楽器の事も見ながらやるから、これって今のアレンジの原型になってんのかなってちょっと思うよね。
トン・ニーノお母さんのピアノと中学校のブラスバンド、これが菊谷さんの原点になってるわけですね。
K M Cじゃあ普段聞けないことを聞いてきましょう。じゃあ「がんばリーヨ!」の中で、『この曲あんま好きじゃねーな』ってのはありますか?
菊谷んー自分のやった中では、「E」のギタープレイはもっと良いのがあったかなぁ、ってのがあったかな。もっと実験すれば良かったなと。
トン・ニーノ全力を出し切ったつもりでも、終わってみるとこっちもあったかな。みたいなのが出てくる時もありますもんね。
K M Cまさにスペシャル対談ならではのお話だよね。このお話を聞いた後だと、がんばリーヨ!の聞き方がまた変わってくるかもしれないよね。
では反対に一番好きな曲を教えて頂いても良いですか?
菊谷んー選ぶのが難しいけど、やっぱり「マジで感謝!」か「勝って泣こうぜッ!」かだけどやっぱり「マジで感謝!」かなぁ。
というのは、俺がアレンジャーとか言ってるけど、皆でやった感じがあるじゃない。
あーでもない、こーでもないって言いながら、割とこのチームが(T-Pistonz+KMCチーム)成り立つ過程と成り立ったトコの集結点とが、あの曲で出来た感じがあるじゃない?
勝って泣こうゼッ!は最初から曲が良かったから、全然問題なかったしね。
K M Cでも、そうだよね、あそこが現メンバーのスタートラインでもあるしね。
トン・ニーノプロジェクトとしての原点というかね。
K M C俺は何曲がREMIXをやらせて貰ってるけど、データを貰うわけですよ。
中でもマジ感が一番キツかったよ。
まだ入りたてでメンバーの事もわからなかったし、曲の方向性も全く違うわけじゃないですか。
トラック数とかも人生最大のトラック数だったし(笑)
あれを普段やってるアレンジャーさんって本当に凄いなと思って。
菊谷196トラックあったもんね(笑)
トン・ニーノその196トラックある中でギターの音をここだけ大きくしたりとか、小さくしたりとか一個一個積み上げていって、マジで感謝が出来たって思うと、感慨深いものがあるよね。
菊谷最初それだけ混沌としていた物が皆の耳にちゃんと届いてると思うと嬉しいよね。
トン・ニーノハートにも届くような歌になりましたもんね。
そのマジで感謝がね、コンサートでも最後の曲で今回の『がんばリーヨ!』でもある意味最後の曲でね。
K M C『がんばリーヨ!!』のリプライズが最後にあるからね。
トン・ニーノそうね、やっぱり俺らにとっては全部がある曲みたいな。原点もありね。
K M Cメビウスの輪みたいな感じよね。終わりもあり始まりもあるみたいな。
トン・ニーノT-Pistonz+KMC、菊谷さん、いつもの仲間達でねいつかはこのマジで感謝を超える曲作っていこうじゃないかと。
菊谷いつかと言わずに次でね!
トン・ニーノアルバムもね、菊谷さんのアレンジがいっぱいあって聞きごたえバッチリなので。
これからも第8のメンバーとして、そして僕らの兄貴分として、これからも宜しくお願い致します。
菊谷宜しくお願いします。
K M Cという事で今回のスペシャル対談ゲストは菊谷知樹さんでしたー
ありがとうございました!