『少年ジャンプ』は小学生の頃から今もずっと読み続けてるんだけど、新連載のマンガは「最初からはしっかり読まない派」なんだよね。ときどき目に留まったものを読む感じ。もちろんONE PIECEの存在自体は知ってたよ。
テレビアニメも飛び飛びでは見てたんだけど、ある日、どういう理由だったかONE PIECEの単行本を手にしたら、第１巻の２話目でハマってしまった。早えな、おい(笑)。このＤＶＤでは最初のエピソードに出てくるルフィのセリフにゾクゾクっと来たんだよ。
「なりたいからなるんだ。海賊王になるってオレが決めたんだから、そのために戦って死ぬなら別にいい」。コビーに言ったこのセリフ、オレが中学３年でプロレスラーになるって決めたとき、親父に言った言葉とまさに同じだった。ルフィは俺なんだと思ったね。
やっぱりまずはこのシーンだな。
コビーは「できるわけない。無理無理」って止めるんだけど、オレもプロレスラーになりたいと言ったとき、親父にそう言って止められたなって。
ルフィに仲間にならないかと誘われたゾロ。
最初は拒んでいたんだけど、共通の敵であるモーガンを背後から斬り捨てると、ルフィをキャプテンだとすぐに認めた。「おおっ！」と感じた名言だね。
ウソップって、なんの能力もなくて、うそばかりついて、ガキ大将で。もっとも自分たちに近い存在だよね。そんなヤツが最後に男気を見せる。そして、海賊団を解散する。何度見ても涙ボロボロだよ。
鈴木みのる プロフィール
プロレスラー。神奈川県横浜市出身。
以前から「趣味はワンピース読書」と公言。
全国の巡業先にアニメ版ワンピースDVDを「帯同」させるなど、筋金入りのワンピースファン。
先日、テレビ番組で「芸能界ワンピース王」の称号を獲得した。
オフィシャルブログ https://ameblo.jp/suzuki-minoru/
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©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
