フェスティバルのメディアパートナーを務める『ELLE』とのコラボレーションにより、10月12日(日)夜、天王洲運河にて【MYAF×ELLE CINEMA NIGHT】を開催することが決定しました。2年目となるMYAF×ELLEのコラボレーションでは、テーマに「Divers Narrativesー交差するまなざしー」を掲げ、コラボブースでの企画展と映画上映、トークショーという3つのイベントを通して、アートや映画における多様でインディペンデントな視点に意識を向ける内容にしています。
【ELLE CINEMA NIGHT】
世界45の国と地域で刊行されている女性誌『ELLE』の映画プロジェクト「ELLE CINEMA」が完全監修し、今年アカデミー賞最高賞を受賞したショーン・ベイカー監督が全編iPhone 5で撮影した初期作『タンジェリン』を天王洲運河にて野外上映します。
『タンジェリン』
10月12日(日)17:45〜19:15上映予定<天王洲運河>
2025年にアカデミー賞作品賞や2024年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『ANORA アノーラ』のショーン・ベイカー監督。監督のインディペンデントな視点に注目が集まるなか、今回MYAF×ELLE CINEMA NIGHTでは初期作『タンジェリン』(2015年)を上映します。ロサンゼルスのウエストハリウッドを舞台に、トランスジェンダーの女性たちの恋と友情を生き生きと映し出した傑作。低予算であっても、たくさんの創意工夫や徹底したリサーチ、3台のスマートフォンを駆使した技術と編集手腕により、ユニークでリアリティ溢れる世界を描き切った金字塔的作品。

『タンジェリン』
好評デジタル配信中 / 提供:ミッドシップ
©2015 TANGERINE FILMS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
「Divers Narrativesー今なぜインディペンデントが重要かー」
10月12日(日)19:20-20:00<WHAT CAFE>
映画上映後にMYAF2025会場内特設ステージで行われるトークでは、映画プロデューサーとしても活躍する俳優・MEGUMI、2024年に『ナミビアの砂漠』がカンヌ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞した山中瑶子監督、アーティストのエリイ(Chim↑Pom from Smappa!Group )、をゲストに迎え、エル&ハーパーズ バザー グループ編集局長 ・ELLE編集長の坂井佳奈子がMCを務めるトークセッションを実施。それぞれの視点から見たアートと映画のクリエイションのゆくえや創作の独立性、アーティストの視座が鑑賞者にもたらすものについて、クロストークします。また、今なぜアートや映画におけるインディペンデントな視点や作品づくりが注目を集め、そうした作品が人々の共感を呼ぶのか。映画とアートに共通する、クリエイションにとって大切なこととは何なのか、それぞれの思いを語り合います。
