レーザーやサーモグラフィなどのテクノロジーと、ロウソクや蓄光素材、テキストといった可塑性のあるマテリアルをミックスし、自らの身体を起点に、場所や時勢から汲み取られる言葉とイメージがフレーミングする景色の周縁に光を当てた作品を制作する。コロナ禍以後、国会議事堂へレーザーアニメーションを照射する《DISTANCE OF RESISTANCE 抵抗の距離》(2020/2021)、オリンピック下において他者や社会との隔たりを熱と呼吸の運動で描く《サイ/SA-I》(2021)、廃墟で営まれる養豚場とのコラボレーションを通して人間と豚間の解放と拒絶をめぐる《サルベージ・クラブ》(2024)などインスタレーションを発表。《WAX P-L/R-A/E-Y》(2024)などパフォーマンス作品にも取り組む。