• Finger Play/Finger Play 2019年
Jinhee Kim

キム・ジンヒ

  • ART FAIR - MEET YOUR ARTISTS -CO-CROSSOVER -Romantic beyond us (earth)-
キム・ジンヒは1985年韓国・釜山生まれ、2008年中央大学校(韓国・ソウル)写真学科卒業。
同年代の女性の抱える痛みや不安などの繊細な心象に同調する〈Whisper(ing)〉シリーズでデビュー。同作品を発展させる形で、より深く被写体である彼女たちの深層心理を反映させるために、言葉などを「プリントに刺繍」する手法を〈She〉より作品に取り入れ始める。2014年に発生したセウォル号沈没事件に心理的衝撃を受けたキムは、時間をかけてその出来事を自身のなかで消化させ、鎮魂の意も込めながら現場近辺の風景写真に抽象的な形象を刺繍で描く〈April〉、欧州の蚤の市で入手したポストカードの写真に様々な言葉を刺繍する〈Letter to Her〉や〈Labor of Love〉へとその手法を発展。2018年以降、〈Finger Play〉で韓国内を流通する印刷物にみられる女性の「手」に着目。自身の手に皮膚疾患を患うキムは、自らの傷みを癒すかのように、社会における女性の手に対する集合的認識を考察しつつ、写真プリントに刺繍を施すほか、新たな試みとして手と糸を配置し再撮影した作品も制作している。
主な個展に「The Way We Hold Hands」(2020年、La Heen、ソウル)、「Finger Play」(2019年、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY、東京)など。グループ展に「Penelope’s Web」(2022年、Plate2Place、ソウル)、「Decades 2000_2020」(2021年、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY、東京)、「Body Politics: What Defines the Body?」(2018年、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY、東京)など。