平田尚也は1991年長野県生まれ。2014年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。空間、時間、物理性をテーマにネット空間から収集してきた既成の3Dモデルや画像などを素材とし、主にアッサンブラージュ(寄せ集め)の手法でpcのバーチャルスペースに構築した仮想の彫刻作品を発表しています。仮想空間内には数値によって地球と同じ重力が定義され、映し出されたオブジェクトは演算によって現実空間にあった場合の物理的な挙動を「模倣」しています。仮像を用いることによって新たな秩序の中で存在するもう一つのリアリティを体現し、ありえるかもしれない世界の別バージョンをいくつも試すことによって現実の事物間の関係性を問い直し、また、彫刻史の現代的な解釈を考察しています。
1991 長野県生まれ。
2014 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
主な個展
2024 「Moonlit night horn」Satoko Oe Contemporary(東京)
2021 「さかしま」Satoko Oe Contemporary(東京)
2019 「不完全な監獄」 ガーディアン・ガーデン(東京)主なグループ展
2023 「MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ」東京都現代美術館(東京)
「winter show」Satoko Oe Contemporary(東京)
「Before/After」広島市現代美術館(広島) 「令和4年度新収蔵作品展」愛知県美術館(愛知)