MEET YOUR
ART FESTIVAL
Annex

2026.12.4 Fri 12.27 Sun 11:00 22:00

代々木公園 パノラマ広場

STATEMENT

ART in the PARK — 代々木公園で出会う、新しい感性の兆し。
代々木公園は、多様な人々が行き交い、それぞれの活動や表現が交差することで、さまざまな都市文化やコミュニティが育まれてきた公共空間です。
本企画では、そうした代々木公園の場所性に着目します。
公園を歩く。人とすれ違う。そこに、アートがある。
予定されていなかった作品との出会いをきっかけに、人と表現、人と人との間に新たな関係が生まれ、それぞれの感性が動き出す。その小さな変化が、やがて新たな文化へとつながっていく——。
「MEET YOUR ART FESTIVAL Annex」は、完成された文化を提示するのではなく、公共空間のなかで異なる表現や人々が交差することで、新たな文化の「兆し」が立ち上がっていく、その過程そのものを提示します。
本企画では、光の群れへと変化する人々の像、来場者や環境に応答する構造体、昼夜の移ろいによって表情を変える壁画という、3名のアーティストによる作品を展開。それぞれが異なる方法で人や環境との関係によって変化し、代々木公園に新たな風景を立ち上げます。
作品と人、人と人、そして作品と環境。代々木公園という開かれた場所で生まれる予期せぬ関係を通して、都市の日常に新たな視点と感性をひらきます。

Stars(2026年)

磯村暖

本作は、暗闇の中で様々な人物が手持ち花火を手に遊び踊る様子を、時間を引き伸ばして映し出した映像作品である。被写体となる人々の異なる動きや表情、速度、服飾、複雑に散る火花は、それぞれの人物の固有性を示していく。しかし時に人物が暗闇のなかで異なる人物に入れ替わり、時に多重露光で複数の人物が重なり合う。個々の像は次第に反復するイメージへと変化し、やがて銀河のようなパターンへと拡散していく。

複雑に見える動きや形状も、視点やスケールを変えることで、単純なパターンとして捉えることができる。単純なパターンは美しい(ダンスが揃っていると美しいように)、しかし固有性にも美しさは見出される(その人にしか踊れないダンスが確かに存在するように)。パターンの美しさを見るために距離をとったり、視点のスケールを大きくするほど個は見えなくなる。それでいて私たちはそのパターンを構成する個の美しさを、想像し、感じとることができる。
目、癖、履き慣れたハイヒールーー様々なものを照らしながら、近くから、遠くから私たちに届く光の群れが本作には収められている。

In Between... Us?(2026年)

山内祥太

《In Between... Us?》は、「未知なるもの」とは何かを探るパフォーマンス・インスタレーションです。

作品の中心には、木の根や神経、頭蓋骨を思わせる白い構造体があります。形態は、リゾームという考え方から着想を得ています。このリゾーム構造物は、周囲の音や声、環境の変化を感知しながら、自身の状態を変化させていきます。その場で発せられる声や光、さまざまな出来事を受容し、そこに新たな意味を見出していくように刻一刻と姿を変えていきます。その振る舞いは作家自身の意図をも離れ、次第にコントロールの外側へと向かっていきます。

パフォーマンスでは、「声」が重要な役割を持ちます。言葉になる以前の発声や、そこに含まれる感情がリゾームや環境に影響を与え、その状態を更新していきます。声が重なり、離れ、響き合うなかで、それまでにはなかった新たな関係性が生まれていくのかもしれません。それは、まだ名前も形も持たないコミュニケーションの発生に、私たち自身が立ち会っているようでもあります。

その声は何に向けられているのか。リゾームの変化は応答なのか。そこで起きていることを「対話」と呼べるのかどうかも定かではありません。パフォーマー、リゾーム、声、光、音、鑑賞者が互いに影響し合いながら変化していくその場で、《In Between... Us?》は、理解や分類からこぼれ落ちる「未知なるもの」の存在を浮かび上がらせます。

共催:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
(公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)

In Between... Us?(2026年)

山内祥太

《In Between... Us?》は、「未知なるもの」とは何かを探るパフォーマンス・インスタレーションです。

作品の中心には、木の根や神経、頭蓋骨を思わせる白い構造体があります。形態は、リゾームという考え方から着想を得ています。このリゾーム構造物は、周囲の音や声、環境の変化を感知しながら、自身の状態を変化させていきます。その場で発せられる声や光、さまざまな出来事を受容し、そこに新たな意味を見出していくように刻一刻と姿を変えていきます。その振る舞いは作家自身の意図をも離れ、次第にコントロールの外側へと向かっていきます。

パフォーマンスでは、「声」が重要な役割を持ちます。言葉になる以前の発声や、そこに含まれる感情がリゾームや環境に影響を与え、その状態を更新していきます。声が重なり、離れ、響き合うなかで、それまでにはなかった新たな関係性が生まれていくのかもしれません。それは、まだ名前も形も持たないコミュニケーションの発生に、私たち自身が立ち会っているようでもあります。

その声は何に向けられているのか。リゾームの変化は応答なのか。そこで起きていることを「対話」と呼べるのかどうかも定かではありません。パフォーマー、リゾーム、声、光、音、鑑賞者が互いに影響し合いながら変化していくその場で、《In Between... Us?》は、理解や分類からこぼれ落ちる「未知なるもの」の存在を浮かび上がらせます。

共催:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
(公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)

名無しの肢体(2022年)

米澤柊

「OPEN SITE 7」(トーキョーアーツアンドスペース本郷、2022)

撮影:髙橋健治

画像提供:Tokyo Arts and Space

ARTISTS

磯村暖

Dan Isomura

美術家。絵画、彫刻、映像、サウンド・インスタレーション、プロジェクトベースの実践を横断し、異なる時間スケールや生命活動、言語/情報のあり方を交差させる作品を展開している。人間中心的な時間意識や価値観、バイオポリティクスから逸脱した人間の存在のあり方に関心を寄せ、反復、ずれ、停滞といったクイア・タイム的感覚を通じて、日常のリズムやオルタナティブな進化、身体機能の変容といった複数のレイヤーを重ね合わせる。また、SF的想像力や社会規範の引用、ユーモアを介しながら、多様なメディアを移動・変形させ、意味の成立条件そのものを問い直している。

学歴
東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業(2016年)
主な個展
「並行情報 (Informāre Pariter) ― プラスチックの中に、雲の中に」TAV Gallery、東京(2025年)
「恐竜は人間に進化しませんでした」SIGNAL、東京(2024年)
「カ」EUKARYOTE、東京(2023年)
「OFF THE SIDELINE」EUKARYOTE、東京(2020年)
「んがんたんぱ」銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM、東京(2020年)
主なグループ展
「The Hints 2025 今と未来を見つめる10の視点」三井住友銀行東館ライジングスクエア、東京(2025年)
「きおくの未来」nichido contemporary art、東京(2024年)
「山梨国際芸術祭 八ヶ岳アート・エコロジー2023」キースヘリング美術館、清春芸術村、山梨(2023年)
「Phantasmapolis ― 2021 アジア・アート・ビエンナーレ」国立台湾美術館、台湾(2021年)
「都市は自然」セゾン現代美術館、長野(2020年)
主な助成金・レジデンシー
「SAC Residency Programme」バンコク、タイ王国(2026年)
「Asian Cultural Council New York Fellowship」ニューヨーク、アメリカ合衆国(2019-2020年)
「Kuandu Museum of Fine Arts, ARCUS Exchange Residency Program」台北、台湾(2017-2018年)
「London/ Tokyo Y-AIR Exchange Programme」ロンドン、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(2017年)
石橋財団国際交流油画奨学生、シラパコーン大学、タイ王国(2014年)

プロフィール画像:撮影 遠藤文香

山内祥太

Shota Yamauchi

山内祥太は1992年、岐阜県生まれ、神奈川県を拠点に活動。2014年に金沢美術工芸大学彫刻専攻を卒業し、2016年に東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻を修了。映像と立体を組み合わせたインスタレーションを中心に、パフォーマンスや香りなどの様々メディアを横断しながら制作している。事故と世界の関係性、また現実と神秘との境界を探している。

「In Between...Us?」はシビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]の2025年度アート・インキュベーション・プログラムのアーティスト・フェロー活動の一環として制作されました。

シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]は、アートとデジタルテクノロジーを通じて人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点です。
CCBTのコアプログラムのひとつ「アート・インキュベーション」は、クリエイターに新たな創作活動の機会を提供し、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラムです。毎年公募・選考によって選ばれる5組のクリエイターは、「CCBTアーティスト・フェロー」として、企画の具体化と発表、創作過程の公開やワークショップ等を実施し、CCBTのパートナーとして活動しています。

学歴
東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻を修了(2016年)
主な個展
「結晶世界」京都市京セラ美術館(2024年)
「MAM Project 030 x MAM Digital: 山内祥太:カオの惑星」森美術館(2022年)
主なグループ展
「未知なる存在」小山登美夫ギャラリー六本木(2026年)
「ゴースト 見えないものが見えるとき」アーツ前橋(2025年)
「WE ARE ME — We Never Just Pass By」基隆美術館、台湾(2025年)
「Art Macao: Macao International Art Biennale」マカオ美術館、澳門(2025年)
「Ars Electronica Festival 2022」ヨハネス・ケプラー大学 、オーストリア(2022年)
「TERRADA ART AWARD 2021 Finalists Exhibition」寺田倉庫 G3-6F(2022年)
「六本木クロッシング2019展:つないでみる」森美術館(2019年)
主な舞台作品
「匂いのモニュメント 忘れ去られたエロス」山口情報芸術センター[YCAM](2024年)

プロフィール画像:撮影 Seiichi Saito
作品画像(全景):撮影 原口良太、ディレクション 菊地 将(ニッパチ製作所)、Courtesy of Civic Creative Base Tokyo [CCBT]
作品画像(部分):撮影 西山功一

米澤柊

Shu Yonezawa

アーティスト。目の前にいる/いない存在を形どることをアニメートと定義し、現在のデジタルアニメーションにおけるキャラクターの身体性と現実空間の生き物が持っている精神的身体性と感情について、またそれらアニメーションが生きる空間の空気を制作している。

主な作品/個展
「ハッピーバース」PARCO Museum Tokyo (2023年)
「泳ぐ目たち」SNOW Contemporary (2025年)
「名無しの肢体」(Tokyo arts and space本郷[OPEN SITE7](2022年)
「絶滅のアニマ」小高製本工業跡地[惑星ザムザ](2022年)
「劇場版:オバケのB′」NTTインターコミュニケーション・センター(2022年)など
主な展覧会
「ディスディスプレイ」Calm & Punk Gallery(2021年)
うしお鶏との二人展「AB」新宿眼科画廊(2020年)など

また、主な共同制作として長谷川白紙MV「恐怖の星」(ディレクション、アニメーション)や、KAIRUIによるシングル「海の名前」のアートワーク制作、VJなど音楽に関係する活動も行う。

ACCESS

代々木公園 パノラマ広場
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町2−1

JR山手線「原宿」下車 徒歩3分

東京メトロ千代田線「代々木公園」(C02)下車 徒歩3分

東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前(原宿)(C03、F15)下車 徒歩3分

小田急線「代々木八幡」下車 徒歩6分

公共交通機関をご利用ください

ORGANIZER

主催:MEET YOUR ART FESTIVAL実行委員会、東京都

共催(一部):シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
(公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)

COOPERATION

ARTE TOKYO