1988年 愛知県名古屋市生まれ。幼少期から独学でドローイングやペインティングを続け、2009年に単身渡英。点描を用いたドローイングを基盤とした作風で制作活動を続け、2014年に渡米。2016年に日本へ帰国後、現在は鎌倉にスタジオを構えて絵画制作を行っている。
近年、村松は点描線描画を組み合わせた抽象的な画法から水彩画材や日本画材を用いてストロークを意識した画法へと転進した。実際にストロークを意識することにより 平面上にはダイナミズムさが生じ、また作家の内なる弛緩も見て取れる事が可能となりました。それは同時に平面上に於いて作家が描いてきたこれまでの点描線描画による画法の一部分を拡大しているような鑑賞体験を齎すダイナミズムさも立ち現われる事となり、その視点の誘発は村松がまさに見出しつつある自然観の提示であるとも推しはかる事ができます。
村松朋広_CV