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VTuberになるとき、個人勢VTuber、または企業勢VTuberとして活動するのか考える必要があります。
VTuberの種類によっては、なる手順や自分で準備すべき機材などが異なるので、それらを確認したうえでどちらにするか決めるのもおすすめです。
そこで本記事では、個人勢VTuberになる方法やアバターを手に入れる方法、アバターを作成するときの流れをご紹介します。
そのほか、VTuberのなり方に関するよくある質問もお伝えするので、疑問に思っていることが多い方はぜひ参考にしてください。
目次

VTuberとは、バーチャルYouTuberの略称です。
アバターやキャラクターになりきってYouTube活動を行うので、本人の顔を出さずに活動できるメリットがあります。アバターやキャラクターには、Live2Dや3Dモデルで動くデジタルアバターが用いられます。
VTuberを名乗りはじめたのは、キズナアイさんが元祖といっても良いでしょう。現在では、ホロライブやにじさんじなどのVTuberに特化した事務所に所属して活動する方が増えています。
VTuberのアバターやキャラクターは、イラストレーターによってデザインされていることがほとんどなので、アニメキャラクターと混同してしまう方がいるでしょう。
脚本や設定などで描写されているキャラクターはアニメキャラクターですが、VTuberのアバターやキャラクターは演じている本人の人格が反映されているので、個人として認識されています。
アニメキャラクターは脚本をもとにセリフをいいますが、VTuberのアバターやキャラクターは、視聴者とコミュニケーションが取れる点が魅力です。YouTubeのライブ配信でコメントに対して反応したり、SNSの投稿のコメントに対して返信したりするのは、ファンにとって応援したくなる要素となります。
また、VTuberといっても、活動フィールドはYouTubeだけではなく、そのほかのSNSやライブ配信アプリで活動するバーチャルキャラクターもVTuberと称されるケースがあります。
VTuberの呼び名のほかに、Vライバーやバーチャルタレント、バーチャルシンガーなどがあります。そのため、VTuberはキャラクターの姿でライブ配信や動画投稿を行っている方を広い意味合いで称していることがあると捉えておきましょう。
個人勢VTuberは、事務所に所属せずに個人で活動しているVTuberのことです。
個人で活動しているVTuberは、企業勢VTuberよりも自由度が高く、自分のペースで活動したい方に向いています。活動に制限がないので、多ジャンルの活動にチャレンジしやすいといえるでしょう。
たとえば、自分が行いたい企画を好きなタイミングで行うことができます。チャレンジしたい企画があれば、熱量を保っているうちに動画や配信として形にできるので、すぐに行動したい方におすすめです。
ただし、活動にかかる費用は自己負担となるので、企画の規模が大きければ大きいほど費用面で負担に感じるでしょう。企画が成功すれば収益につながりますが、失敗すればかけた費用が水の泡となってしまうケースもあります。
企業勢VTuberとは、事務所に所属しているVTuberのことです。
企業勢VTuberは、事務所によるサポートを受けながら活動できるので、未経験者でもライブ配信や動画投稿のノウハウをすぐに教わることができます。バズりやすい企画の分析も事務所に任せられるので、闇雲に活動せずに着実に成長したい方に向いています。
VTuberをはじめるときは、事務所側が無料または格安でキャラクターを用意してくれるところが多いです。イラストを描くのが苦手な場合や、イラストレーターに依頼する費用が限られている場合などにおすすめです。
また、プロのイラストレーターによって作成してもらえるので、ハイクオリティのキャラクターが完成するでしょう。自然とクオリティの高い配信・動画投稿につながるので、はじめから本格的にVTuber活動をはじめたい方は企業勢VTuberが向いています。

VTuber活動をはじめたいと思っている方は、どのような方法でなれるのか確認しておきましょう。
ここでは、VTuberのなり方について2つの項目に分けてご紹介します。
個人勢VTuberとして活動をはじめたい場合は、自分でアバターや機材などを揃えてからデビューします。スムーズに活動をはじめられるように、VTuber活動についての知識やスキルを身につけておくと良いでしょう。
個人でアバターを用意しなければいけない場合、さまざまな方法からキャラクターを作成し、準備していかなくてはいけません。
たとえば、プロのイラストレーターに依頼したいときは、キャラクターをデザインしてもらいたいイラストレーターを探し、自分の要望を的確に伝えておく必要があります。
キャラクターが動作してVTuber活動で使えるようになるまで時間を要するケースもあるので、活動をはじめたい時期から前もって準備をはじめることが大切です。
また、はじめからVTuberとして知名度が上がるとは限らず、ブランディングで苦戦するケースがあります。はじめは、伸び悩んで挫折を検討する方が多いですが、改善を繰り返し活動し続けられればまとまった収益を得られるようになるでしょう。
企業勢VTuberとして活動をはじめたい場合は、オーディションに参加して事務所に所属する必要があります。大手VTuber事務所のなかには、常時オーディションを開催しているところもあるので、気になる事務所があれば受けてみると良いでしょう。
事務所に所属すると、手厚いサポートを受けられ、スムーズに収益化できる可能性が高まります。マネジメントやブランディングを事務所がサポートしてくれれば、配信や動画投稿に集中することができます。
ただし、VTuberのオーディションは倍率が高いといわれており、合格するためにはスキルを身につけておく必要があるでしょう。
所属したい事務所のオーディションをただ受けるだけではなく、どのような所属VTuberを求めているか、必要とされるスキルは何か、などのポイントに着目することがポイントです。

VTuberは、活動するプラットフォームによってはスマホ1台ではじめられますが、クオリティを高めたい場合や活動環境を良くしたい場合は機材を揃えることがおすすめです。
ここでは、VTuberになるときに必要なものや便利なものを6つご紹介します。
VTuberになる際、初期費用をできるだけ抑えてはじめたい場合は、スマホで撮影をはじめることがおすすめです。
スマホをメインにVTuber活動をするときは、カメラに関する機能性が高いスマホを使用すると良いでしょう。スマホの機種が古い場合は、画質が悪くなったり遅延が生じたりする恐れがあります。
古い機種のスマホをもっている方は、VTuberデビューを機にスマホを買い替えると良いでしょう。
また、スマホで配信や撮影を行う場合は、スマホスタンドや自撮り棒なども用意することがおすすめです。
スマホスタンドを活用すれば、常に片手でスマホを持っている状態を避けられ、行動の幅が広がるメリットがあります。両手があけば、ポーズのバリエーションも増えるので、さらなる視聴者とのコミュニケーションにつながるでしょう。
パソコンは、動画を編集したり配信したりするのに欠かせないアイテムです。
動画は1つ1つ容量が大きいので、VTuberとして活動するために使うパソコンは、スペックの高さが求められます。
たとえば、CPUはIntel Core i7以上の第8世代以上、メモリはできれば16GB以上、GPUはNVIDIA GeForce GTX 850M相当以上のものが望ましいです。
はじめからスペックの高いパソコンを用意すれば、スペックを上げるためにパソコンを買い替える手間が省けます。
結果的に、準備にかかる費用の節約にもつながるので、本格的にVTuberとして活動していきたい方はハイスペックのパソコンの購入を検討すると良いでしょう。
VTuberとして3Dキャラクターを動かすには、Webカメラやモーションキャプチャーソフトを用意する必要があります。
Webカメラとモーションキャプチャーソフトでトラッキングすると、3Dキャラクターを動かすことができます。
モーションキャプチャーソフトとは、人間の動きや表情などを3Dキャラクターに連動させられるソフトです。
ヘッドセットを用意すると、VR配信を実現できます。
VRは、ヘッドセットなどの機器をとおして仮想空間に没入して楽しむことが可能です。360度好きな方向を見ることができ、その場にいるかのような感覚を味わえます。
ヘッドセットを用いてVR配信を行えるようにすれば、VTuberとしての配信ジャンルの幅も広がるでしょう。ただ雑談する配信のほかに、VR配信などの一味違う配信を行うことで、ほかのVTuberとの差別化にもつながります。
パソコンにマイクが内蔵されていることがほとんどですが、より鮮明に録音したい場合はベットマイクを用意することがおすすめです。
ヘッドホンやイヤホンにマイクがついているものがありますが、音質を重視したい場合はコンデンサーマイクが適しています。
種類によっては、マイクを操作してエコー効果を利用したり、ミュート機能をオンオフにしたりできます。
また、オーディオインターフェイスを活用すると、音声編集により音質を良くすることが可能です。特に、歌ってみたなどのアーティスト活動をメインに行いたい場合は、コンデンサーマイクとオーディオインターフェイスの両方の活用がおすすめです。
ライブ配信は編集する必要がありませんが、YouTubeなどで動画を投稿する場合は編集ソフトを用意しなくてはいけません。
編集ソフトを活用すれば、不要な場面をカットしたり、必要な場所にテロップを設置したりできます。
数ある編集ソフトのなかには、Windows向けやMac向けなど、使用できるパソコンが限られているケースがあります。そのため、まず現在使っているパソコンで使用できる編集ソフトから自分に合うものを探すと良いでしょう。
また、スマホで撮影を完結させる場合は、スマホで使える編集ソフトがおすすめです。スマホ版とパソコン版で使い分けできる編集ソフトは、隙間時間を有効活用してスマホでも編集できるようにしたい方に適しています。

VTuberになりたい方は、VTuberとして正式にデビューできるまでどのような流れであるか把握しておくと、スムーズに活動をはじめられるでしょう。
ここでは、VTuberになる手順について4つのステップに分けて解説します。
VTuberとしての活動をはじめるには、アバターを作成する必要があります。
自分のアバターを用意する方法は、既成モデルを購入したり、一からデザインしたりとさまざまです。
プロのイラストレーターに一からデザインを依頼する場合は、アバターを作成する工程に時間がかかる可能性があるので、余裕を持って準備しはじめることが大切です。
アバターを作成している間、またはアバターを入手したら、どのような内容の撮影・配信を行うのか決めておきましょう。
撮影や配信の内容には、歌ってみたや踊ってみた、ゲーム配信、雑談などさまざまなジャンルがあります。闇雲にVTuber活動にチャレンジするよりも、どのようなジャンルの内容にするか決めておくことで、スムーズに撮影・配信を進めていけるでしょう。
また、ある程度のジャンルが決まったら、具体的にどのような企画を行いたいのか決めておくと良いでしょう。
たとえば、視聴者のリクエストに応えて歌ったり演奏したりする、視聴者の悩みや質問に答えるなどがあります。
具体的な企画が決まったら、実際に動画を撮影したり配信したりします。
本番ぶっつけで行うよりも、テスト配信などで正常に撮影・配信ができているか確認してから本番を行うことがポイントです。
配信は終了後、次の配信に向けて準備を行いますが、動画投稿の場合は編集作業に移る必要があります。
噛んだ場面や無言の場面などをカットし、必要な場面に応じてテロップを設置すると良いでしょう。
そのほか、BGMをつけたりエフェクトをつけたりして、クオリティの高いコンテンツを作成していきましょう。
YouTubeに投稿するための動画が完成したら、アップロードして投稿します。
アップロードは通信環境によっては数十分、数時間かかってしまうケースがあるので、完全にアップロードできているか最後にチェックしておきましょう。

個人勢VTuberとしての活動を考えている方は、自分でアバターを入手する方法から考える必要があります。アバターの入手方法によって、クオリティや費用などが異なるので、自分に合った方法を見つけることが大切です。
ここでは、個人勢VTuberがアバターを手に入れる方法を5つご紹介します。
nizimaとは、VTuberモデルを販売しているプラットフォームです。
nizimaで販売されているモデルは、格安で販売されているので、はじめてVTuber活動をはじめる方におすすめです。さまざまなクリエイターが制作したものが販売されており、低価格でハイクオリティのモデルが手に入ります。
限定モデルは数万円以上しますが、汎用モデルは1万円以内で購入できるものが多いです。
汎用モデルのなかでも、キーボード操作で簡単に髪色などを切り替えられるタイプのものもあるので、カスタマイズ性を重視している方にも適しています。
ココナラでは、VTuberモデルを制作できるクリエイターの方が案件を募集しています。クリエイターによって、得意なデザインやポーズなどが異なるので、デザイン例を見て自分に合う方を探すと良いでしょう。
ココナラでアバター作成を依頼する際、イラストの制作とモデリングをセットで行ってくれる方が多いです。そのため、アバター作成の工程を一括で依頼して、作成の時間をできるだけ抑えたい方におすすめです。
ココナラは、運営体制がしっかり整っているので、依頼したのに納品されなかった、入金したのに対応してもらえなかった、などのトラブルを未然に防げます。
また、ココナラのなかには、技術は高いけど新人クリエイターとして経験を積むことを目標に、低価格で依頼を受けている方もいます。
プロのクリエイターに依頼するよりも費用を抑えられ、なおかつクオリティの高いアバターが完成する可能性もあるでしょう。
Xでは、「#魂募集」というタグを検索して、イラスト制作とモデリングをセットで対応してくれる方を探すことができます。
VTuberモデルの制作を行っている方は、「#魂募集」とタグとデザイン例を一緒に投稿しているケースが多いです。
有料であるケースがほとんどですが、イラスト制作とモデリングが完了している状態の価格なので、結果的に安い価格でVTuberモデルが手に入る可能性があります。
また、すでにモデリングが完了しているので、すぐにVTuber活動をはじめられる点がメリットです。
Xを含め、InstagramやTikTokなどのSNSでは、VTuber制作を行っているイラストレーターやモデラーがたくさん活動しています。
SNS上で活動しているイラストレーターなどに依頼する場合は、DMからアポを取る必要があります。人気イラストレーターはスケジュールが埋まっていて、すぐに対応できない可能性があるので、複数人候補を挙げておくと良いでしょう。
また、ただイラストを制作してもらうだけではなく、モデリングを行う必要があります。
イラストレーターの方とは別の方にモデリングを依頼する場合は、モデラーを探さなくてはいけません。複数人への依頼で手こずりそうと不安に思う方は、イラスト制作とモデリングのどちらにも対応している方を探すと良いでしょう。
ただし、SNSでは個人でのやり取りになるので、デザイン性や納品などが100%保証されるものではありません。
トラブルを未然に防ぐためには、イラストレーターやモデラーの評判を口コミなどでチェックしておくことが大切です。
boothとは、VTuberモデルなどのコンテンツ販売を行っているサイトです。
boothで扱われているVTuberモデルは、無料で提供されているので、初期費用をかけずにVTuber活動をはじめたい方に適しています。
booth内で欲しいモデルが見つかったらその場でダウンロードするだけなので、すぐにVTuber活動をはじめられるメリットもあります。

VTuberとして活動するためには、自分の分身となるアバターが欠かせません。
アバターの作成方法には、自作・購入・外注の3つの手段があり、それぞれ手間や費用、クオリティに違いがあります。
ここでは、配信に使うアバターをどのように手に入れるか、具体的な流れとポイントを方法別に解説します。
VTuber活動を始める際、自分でアバターを作成する方法は、もっとも自由度が高く人気の手段です。
無料で使えるツールも多く、自分のイメージにぴったりのキャラクターを形にできるのが魅力です。
以下のステップに沿って、配信に使えるアバターを作成していきましょう。
それぞれの手順を詳しく解説していきます。
配信アバターを作る第一歩は、どんなキャラクターとして活動するかを決めることです。
活動ジャンルやターゲット層によって、適したビジュアルや性格設定が異なるため、まずは「どんな配信をするのか」「誰に向けたものか」を明確にしましょう。
例えば、雑談中心であれば親しみやすいデザイン、歌やASMRなら落ち着いた印象のキャラが好まれる傾向にあります。
ターゲット層が若年層か大人かによっても、似合うデザインや語り口が変わってくるでしょう。
見た目の設計では、髪型・目の形・服装・小物など細かい要素がキャラの印象を決定づけます。
性格や口調、バックグラウンド設定などもあわせて考えると、配信中のキャラ表現に一貫性が生まれます。
設定の際に意識したい主な項目は、以下のとおりです。
デザインが複雑すぎると、3D化やLive2Dモデリングで支障が出る場合があります。
将来的にモデル化を考えているなら、正面・側面・背面といった角度の資料や、表情差分も意識しておくと良いでしょう。
2Dと3D、どちらのアバター形式を選ぶかは、配信スタイルや予算、スキルに応じて変わってきます。
まずはそれぞれの特徴を把握し、自分に合った選択をしましょう。
2Dと3Dの主な違いをとめると、以下のとおりです。
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分類 |
特徴 |
メリット |
デメリット |
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2Dアバター |
平面的なイラストを動かす形式 |
・比較的低コスト ・操作が簡単 ・アニメ調に向いている |
・動きに制限がある ・立体的な表現ができない |
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3Dアバター |
モデリングされた立体的なキャラ |
・リアルな動きが可能 ・VR/ARにも対応 ・幅広い用途 |
・知識や技術が必要 ・費用が高くなることも |
アバター形式の選択は、「配信ジャンル」「予算」「自分のスキル」によって変わります。
最初は2Dから始め、慣れてきたら3Dに挑戦するのも一つの方法です。
どちらも無料ツールが充実しているので、まずは試してみると良いでしょう。
VRoid Studioは、無料で使える3Dアバター作成ソフトで、初心者でも直感的に操作できるのが特徴です。
顔や髪型、体型、衣装などを細かく調整でき、自分だけのオリジナルアバターを手軽に作れます。
作成したアバターはVRM形式で出力できるため、配信ソフトやメタバースなどさまざまな用途に対応可能です。
VRoid Studioを使ったアバター作成の主な手順は、以下のとおりです。
VRoid Studioは、配信用アバターを初めて作成する方にとって、非常に使いやすく自由度の高いツールです。
細かなパーツ編集やエクスポート機能が整っているため、自分らしい表現がしやすく、後の配信設定にもスムーズにつなげられます。
まずは試しに一体作ってみることで、アバター制作の全体像がつかめるでしょう。
アバターをよりリアルに見せるためには、動きや表情のトラッキング設定が必要です。
フェイストラッキングや体の動きを反映させる設定を行うことで、アバターが自然に話したり、ジェスチャーを交えたりできます。
使用するソフトによって機能や操作性は異なりますが、基本的な仕組みやポイントを押さえておけば、スムーズに設定が可能です。
基本的なトラッキングの種類には、以下のようなものがあります。
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フェイストラッキング |
表情をWebカメラなどで読み取り、アバターに反映し、笑顔・驚き・まばたきなどがリアルに再現 |
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モーショントラッキング |
手や体の動きをトラッキングデバイスやセンサーで読み取り、リアルな動きをアバターに反映 |
主なソフトごとの設定ポイントは、以下のとおりです。
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VTube Studio |
カメラと連動し、まばたきや口の動きの感度、頭の傾きなど細かい調整が可能 |
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VRChat |
OSC機能を有効にすると、外部アプリやスマホでフェイストラッキングが可能 |
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Animaze |
リップシンクの精度や目線の動きまで細かく調整可能 |
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Luppet |
Leap Motionを活用して手の動きまで再現 |
トラッキングや表情設定は、アバター配信の「リアルさ」と「没入感」を左右します。
最初は難しそうに思えるかもしれませんが、一度設定しておくと、配信の臨場感や視聴者とのコミュニケーションに違いが生まれます。
使用するソフトやデバイスに応じて、自分に合った方法で設定してみましょう。
アバターをライブ配信で動かすには、トラッキングソフトでキャラクターの動きを読み取り、それを配信ソフトに取り込む必要があります。
配信の見た目を整え、リアルタイムで視聴者に自然なアバター表現を届けるためには、この連携が欠かせません。
アバター連携の基本手順は、以下のとおりです。
代表的なソフトの特徴をまとめると、以下のとおりです。
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ソフト名 |
対応形式 |
特徴 |
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3Dアバター |
・VRMモデル対応 ・WebカメラやLeap Motionでリアルタイム制御が可能 |
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2Dアバター |
・iPhone連携で高精度なフェイストラッキングが可能 ・Live2Dモデル専用 |
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3Dアバター |
・キーボード・マウス操作に連動してアバターが動作 ・座り配信に最適 |
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2D/独自形式 |
・表情・リップシンクに対応 ・プリセットが豊富で初心者にも扱いやすい |
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2D/3D対応 |
・Webカメラで動作検出しアバターに反映 ・シンプル操作で導入が簡単 |
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配信ソフト |
・定番の配信ソフト ・トラッキングソフトの映像を柔軟に取り込める |
アバターを配信ソフトと連携して動かすことで、リアルタイムで表情や動きを反映したライブ配信が可能になります。
トラッキングソフトと配信ソフトの組み合わせ方や、各ツールの対応形式を理解しておくことが、スムーズな配信環境の構築につながります。
自分の配信スタイルやアバターの形式に合ったソフトを選び、設定をしっかりすれば、より自然で魅力的なアバター配信が実現できるでしょう。
自分でアバターを作るのが難しい方や、時間をかけずに配信を始めたい方には、既製のアバターモデルを購入して使う方法がおすすめです。
完成度の高いモデルを入手でき、準備の手間を大きく省けます。主な流れは以下のとおりです。
必要な工程を順を追って進めれば、購入モデルでもすぐに配信に活用できます。
それぞれの流れを説明していきます。
アバターを購入してVRChatや配信で使用したい場合は、専用の3Dモデル販売サイトを活用しましょう。
完成済みのアバターや衣装が多数出品されており、目的に応じて自由に選べます。
主な販売サイトとその特徴は以下のとおりです。
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・VTuberやVRChatユーザーに人気 ・出品数が豊富で、ジャンルごとに検索しやすい ・個人・法人問わず多くのクリエイターが利用 |
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・バーチャルマーケット主催企業が提供するアバターストア ・Web上で手軽にアバターをカスタマイズ・購入できる ・VRChat対応モデルも多く、初心者にも扱いやすい構成 |
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・スキルマーケット型のサービスで、VTuberアバター制作を外注可能 ・予算・納期・用途に応じて、クリエイターを比較・指名できる ・3DモデルやLive2Dなど、ジャンル別に出品されており検索しやすい |
購入の際は、利用規約やライセンス条件を必ず確認し、配信や商用利用に支障がないか事前にチェックしましょう。
アバターの形式(VRM形式・Live2D形式など)や対応ソフトもサイトごとに異なるため、使用目的に合ったモデルを選ぶことが大切です。
アバターモデルを購入して使用する際は、使用条件やライセンスの内容を事前にしっかり確認する必要があります。
配信や商用活動に利用する場合、ルールを守らなければトラブルにつながる可能性があります。
特に確認すべきポイントは、以下のとおりです。
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使用範囲 |
・個人利用か、商用利用も可能か ・使用予定のプラットフォーム(例:VRChat、YouTube)での利用が許可されているか |
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ライセンス内容 |
・モデルに付与されたライセンスを確認 ・利用可能な範囲と禁止事項を明記しているか |
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改変・再配布の可否 |
・カスタマイズが許可されているか ・改変後の再配布が可能か |
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商用利用の条件 |
・有償配信、広告、グッズ展開などに利用できるか ・商用利用に追加費用が発生する場合もあるため注意 |
モデルを安全に活用するためには、著作権の尊重やマナーある利用が欠かせません。
例えば、クリエイターの許可なく改変・転載・共有を行ったり、公序良俗に反するようなアバターの使用は避けるべきです。
ライセンス内容に不明点がある場合は、販売元に問い合わせて確認しましょう。
安心して配信活動を継続するためにも、購入前に使用条件やライセンス内容をしっかりと確認し、ルールに沿った利用を心がけてください。
アバター制作に自信がない場合や、クオリティの高いモデルを作りたい場合は、外注によるVTuber制作という選択肢も有効です。
プロの制作会社やフリーランスに依頼すれば、自分のイメージに合ったアバターを形にしてもらえるだけではなく、完成までのサポートも受けられます。
外注の主な流れは、以下のとおりです。
ここでは、それぞれでのステップを詳しく解説していきます。
VTuberアバターの制作を外注する際は、「制作会社」か「フリーランス」どちらに依頼するかを選ぶ必要があります。
以下に、それぞれの特徴を比較してみましょう。
|
項目 |
制作会社の特徴 |
フリーランスの特徴 |
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対応範囲 |
企画〜モデリング・配信サポートまで一括対応可能 |
デザインやモデリングなど、必要な部分だけ依頼できる |
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クオリティ |
安定した高品質が期待できる |
スキルにより差があるが、個性が出しやすい |
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柔軟性 |
一定の制作フローがあるため、カスタマイズに制限があることも |
柔軟に要望に対応してくれる場合が多い |
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コミュニケーション |
専任の担当者がつく場合があり、やりとりがスムーズ |
個別対応になるため、やり取りの頻度や進行管理は自分で行うことも |
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費用感 |
高め(パッケージで数十万〜数百万円が一般的) |
相場は比較的低め。条件により大きく変動 |
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サポート体制 |
制作後もサポートがあるケースが多い |
アフター対応は限定的なことがある |
依頼先を選ぶ際は、自身の目的や予算、スケジュールに合わせて慎重に検討しなければなりません。
SNSやスキルマーケット(例:X、Skeb、ココナラなど)では、実績やポートフォリオを公開しているクリエイターも多く、自分に合った依頼先を比較しやすくなっています。
依頼する際は、希望イメージや参考資料を用意した上で、見積もりや納期、対応範囲を明確に確認しましょう。
VTuber制作を外注する際には、キャラクターの方向性を明確に伝えることが必要です。
発注先との認識にズレがあると、完成後の修正や手戻りが発生しやすいため、具体的な設定資料や要望書を用意しなければなりません。
以下の3つのステップで設定を詰めていくと、スムーズにやり取りができます。
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コンセプトと活動方針を明確にする |
・コンセプト例:「癒しを提供する」「ユーモアで楽しませる」「教育・専門知識の発信」など ・活動スタイル:「雑談配信」「ゲーム実況」「歌ってみた」「ASMR」など ・ターゲット層:学生向け/社会人向け/男性向け/女性向け/全年齢層など |
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キャラクター設定を具体的に伝える |
・外見:年齢・身長・性別・体型、髪型・髪色・瞳の色・服装・表情・特徴的なパーツ(例:ケモ耳など) ・性格・口調:明るい/クール/おっとり、語尾・話し方・口癖など ・趣味・好き嫌い:料理/ゲーム/スポーツが好き、虫が苦手など ・バックグラウンド:出身地・設定上の過去・目標や夢など ・その他:名前、愛称、得意/不得意なこと、語らせたいエピソード |
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設定例をイメージとして提示する |
・上記で決めた項目を具体的に伝える |
具体的な設定があることで、依頼先が意図をくみ取りやすくなり、納得のいくアバター制作につながります。
口頭や簡易な説明だけではなく、文書やイラストなどでビジュアルイメージを共有するのがおすすめです。
VTuberモデルの制作を依頼する際は、費用・制作期間・使用ルールの3点を事前にしっかり確認しておく必要があります。
特に、活動開始後のトラブルを防ぐためには、契約前に条件を文書で取り交わすことがポイントです。
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費用(見積もり)の目安を把握 |
・キャラクターデザイン+Live2Dイラストの相場(5万円〜15万円程度) ・有名クリエイター・法人に依頼する場合(20万円〜40万円以上になる場合も) ・駆け出しのクリエイターへの依頼(5万円以下で対応可能な場合も) ・複数の制作先に同じ要件で見積もりを依頼し、内容と金額を比較検討するのがおすすめ |
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納期(制作スケジュール)の確認 |
・モデル制作の平均的な納期は1ヶ月前後が目安 ・配信デビュー日が決まっている場合は、逆算して依頼タイミングを調整 |
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使用条件・権利関係の確認 |
・著作権の帰属 ・商用利用の可否 ・改変・二次利用の範囲 ・契約書で使用条件を明文化 |
上記情報を踏まえて、ご自身の活動スタイルやスケジュールに合った依頼先を選ぶことが大切です。
特に初めて依頼する場合は、実績のある制作者のポートフォリオやレビューをよく確認し、信頼できる相手を見極めましょう。

AI技術を活用すれば、アバター制作の作業の効率化が可能になってきました。
従来は手作業で行っていたキャラクター設計や音声表現、モーショントラッキングなどの工程も、AIを活用すれば短時間かつ省コストで実現できます。
特に以下のような場面で、AIの活用が効果的です。
AIをうまく取り入れることで、初心者でも手軽にVTuber活動を始める環境が整いつつあります。
ここでは、これら3つの活用方法を詳しく解説します。
AIを活用すれば、キャラクターのアイデア出しを短時間で行うことができます。
キャラクター設定には「性格・外見・背景・活動方針」など、さまざまな要素を組み合わせる必要があります。
一人で考えると時間がかかるうえ、偏った発想に陥りがちです。
AIを使えば、ヒントや選択肢を提案してくれるため、ゼロから考える負担を軽減できるでしょう。
例えば、ChatGPTなどの対話型AIに以下のような指示を出すことで、キャラクター案を簡単に生成できます。
AIイラストツール(例:Midjourney、Bing Image Creatorなど)を使えば、キャラクターのビジュアルイメージも一緒に構築できます。
キャラクター設定で行き詰まったときは、AIを「相談相手」として活用すれば、柔軟で創造的な発想が広がります。
自分のイメージを明確化する手助けとして、積極的に取り入れてみましょう。
AI音声ツールを活用すれば、アバターに個性的な声を持たせることができ、キャラクターの魅力をより一層引き出すことができます。
VTuberやアバター配信では、「声」は見た目と並ぶ重要な要素です。
しかし、自分の声に自信がなかったり、演技に苦手意識がある方も少なくありません。
AI音声合成ツールを使えば、理想のキャラボイスを設定できるため、演技力に頼らずキャラ性を表現できます。
AI音声ツールを使えば、以下のような強化が可能です。
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声質の設定 |
「高めの可愛い声」「落ち着いた低音ボイス」など、キャラクターの性格に合った声を選べる |
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話し方の調整 |
スピード、抑揚、語尾などを微調整すれば、より自然な会話が可能になる |
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口パク・リップシンクとの連携 |
Live2Dや3Dアバターと同期させ、リアルな配信演出ができる |
AI音声ツールを使えば、声の演出に苦手意識がある人でも、キャラクターに合った「理想の声」で表現できます。
見た目だけではなく、聴覚からも魅力を伝えることで、視聴者との距離がぐっと近づくでしょう。
AIによるモーショントラッキングを活用すれば、専門的な機材や複雑な設定を使わずに、アバターの表情や動きを自然に演出できます。
従来の表情や動きのトラッキングには、複数のカメラやセンサー、専用の高額デバイスが必要でした。
しかしAI技術の進化により、1台のWebカメラやスマホだけでも、高精度なフェイストラッキングやジェスチャー検出が可能になっています。
以下のようなAI対応ツールを使えば、動きの演出が格段に楽になるでしょう。
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VSeeFace |
AIベースのフェイストラッキングで、表情をリアルに反映 |
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VTube Studio |
iPhoneのTrueDepthカメラを活かした高精度な顔認識が可能 |
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Animaze by FaceRig |
AIによる自動補正で、Webカメラだけでも自然な動きを再現 |
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Luppet |
Leap Motionと組み合わせて手の動きもトラッキング可能(AI補助機能あり) |
上記ツールは、表情の自動補正・ブレ防止機能・動きのノイズ追加(自然な微振動)など、初心者にも扱いやすい工夫がなされています。
AIモーショントラッキングを活用すれば、高度な機材や複雑な設定に頼らず、アバターに自然な表情と動きを与えられます。
初心者でも本格的な演出が可能になるため、配信のクオリティを手軽に高めたい方は、AIを積極的に活用しましょう。

アバター配信を始めたばかりの段階では、技術的なトラブルや想定外の問題に直面する場合がよくあります。
ここでは、配信者がよく直面する3つのトラブルは、以下のとおりです。
配信のクオリティを安定させるためにも、あらかじめ対策を確認しておきましょう。
アバターが正しく動作しない場合は、使用している機材やソフトの設定に原因があることが多く、基本に立ち返って一つずつ確認しなければなりません。
フェイストラッキングやモーショントラッキングは、カメラやセンサー、ソフトウェアの連携によって動作しています。
そのため、どれか一つでも設定ミスや接続不良があると、アバターが動かなくなる原因につながります。
具体的に確認するポイントは、以下のとおりです。
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カメラの接続確認 |
WebカメラやiPhoneが正しくPCに接続されているか、カメラアプリ側で認識されているかを確認 |
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使用ソフトの設定確認 |
VSeeFace、VTube Studioなどで正しいモデルが読み込まれているか、トラッキングが有効になっているかをチェック |
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アバターデータの形式 |
VRM形式など、ソフトに対応したデータであるか確認 |
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ライティング環境 |
顔認識がしにくい暗所では、トラッキング精度が低下することがあるため、明るい場所で確認 |
アバターが動かないときは焦らず、機材や設定を順に確認することで解決できることが多いです。
特にカメラの接続や使用ソフトの設定は、見落としやすいポイントなので確認しましょう。
音声トラブルの多くは、入力設定やミキサー構成のミスによって発生します。
マイクや音声ソースは複数存在し、配信ソフト(例:OBS Studio)との接続設定や出力先のミスによって、視聴者に音が届かないケースがよくあります。
PCやOS側のサウンド設定が意図せず変更されていることも原因になるため、注意しましょう。
具体的な確認ポイントは、以下のとおりです。
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マイクの入力先確認 |
OBSのオーディオ設定で、正しいマイクが選択されているかチェック |
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ミュート状態の解除 |
配信ソフトやPC本体側でマイクがミュートになっていないか確認 |
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ループバックや二重音声 |
仮想オーディオケーブル(VB-Audioなど)を使用している場合、設定ミスで音声がループしたり、無音になる可能性 |
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ノイズ抑制フィルターの過剰設定 |
フィルターが強すぎて声が消えるケースもあるため、効果の強度の見直し |
音声が配信に乗らないときは、まず入力機器の設定と配信ソフトの音声ミキサーを見直しましょう。
機材トラブルを疑う前に、基本設定を確認する必要があります。
視聴者がなかなか増えない場合は、配信の「見せ方」と「届け方」に課題がある可能性があります。
コンテンツの魅力を高めると同時に、認知を広げる工夫が必要です。
アバター配信は競合も多く、単に配信を始めただけでは視聴者に気づいてもらえません。
特に新人VTuberの場合は、配信内容や頻度だけではなく、SNSでの告知や他配信者との交流も大切です。
配信環境(サムネ・タイトル・説明文)も第一印象を左右する要因になります。
視聴者が増えない場合は、以下のポイントを意識しましょう。
視聴者を増やすには、「魅力的な配信内容」と「継続的な認知活動」が必要です。
配信だけに集中せず、発信力を高める工夫も取り入れていきましょう。

個人勢VTuberとして活動する際、アバター作成をプロのイラストレーターに依頼しようと考えている方がいるでしょう。どのような流れで作成を進めるのか知っておくと、スムーズにやり取りができるでしょう。
ここでは、個人勢VTuberがアバター作成を依頼するときの流れを6つのステップに分けて解説します。
VTuberモデル制作を依頼する際、キャラクターのデザインを考えておく必要があります。
イラストレーターに作成を依頼するときに、自分が思っているデザインを明確に伝えることで、理想のキャラクターが完成しやすいです。
また、デザインが決まっていれば、少しでも早くキャラクターが完成したり、スムーズに作成を進められたりするメリットにつながります。
キャラクターのデザインは、具体的に髪型や髪色、服装、性格、瞳の色や大きさ、背格好などを決めておきます。
キャラクターのデザインについて打ち合わせるときは、依頼費用についても話を聞いておきましょう。
VTuberモデルのデザインがなかなか決まらないときは、Vtuberデータベースを参考に、自分の理想のデザインを決めていくことがポイントです。
Vtuberデータベースとは、個人勢VTuberや企業勢VTuberのプロフィールを扱っているサイトページです。
どのようなキャラクターが活動しているのか、どのようなキャラクターが人気なのかが閲覧できるので、キャラクターのデザインを考えるときに参考にできます。
また、イラストレーターにどのようなニュアンスのキャラクターにしたいか伝えたいときに、VTuberデータベースのキャラクターを提示すると、ひと目で伝わりやすいです。
Vtuberデータベース内では、性別や所属事務所などで検索できるので、自分が求めているキャラクターが見つけやすいです。
動画の総再生回数や登録者数が多い順番に並び替えられるので、人気のあるVTuberをひと目で確認できます。
キャラクターのデザインが決まったら、パーツごとにイラストを制作していきます。
顔や手足、胴体などをパーツごとにイラストを作成してから、組み合わせてひとつのキャラクターにするのが一般的です。
顔といっても、瞳や口などを表情別に何種類もパーツを作成したり、表情に合わせて顔色を変えたりする必要があります。
表情をパーツ別にいくつも用意しておくことで、キーボード操作で簡単に表情を切り替えられるようにすることが可能です。
ただし、細かい表情の違いをパーツごとに作成する場合は、別途費用がかかるケースがほとんどです。そのため、予算内におさまるか確認しながら、自分が求めている表情を作成してもらうと良いでしょう。
キャラクターのイラストが完成したら、Live2Dで動作設定を行います。
イラストレーターとは別にモデリングを行ってもらう方を探さなければいけない場合は、イラストレーターと同時進行でモデラーも探す必要があります。
モデリングすることで、キャラクターが手足を動かしてポーズしたり、タイミングに合わせて瞬きしたりすることが可能です。
Live2Dで動作設定を行う際、独学で自分で行うことができますが、時間がかかるのでプロに依頼することがおすすめです。
自分でモデリング作業を行う場合は、消費するメモリが莫大なので最低でも8GBが必要だといわれています。メモリ不足だと、キャラクターの動作が遅延したりフリーズしたりする恐れがあり、快適にVTuber活動ができない要因になってしまいます。
モデリングが完了したら、フェイストラッキングソフトでキャラクターの動作を確認しましょう。
フェイストラッキングソフトにはVTube StudioやAnimazeなどがありますが、VTubeStusioを利用しているVTuberが多く、利便性が高いといわれています。
また、フェイストラッキングソフトで確認して動作に違和感がある箇所があれば、修正対応してもらうと良いでしょう。
VTuberとして活動できるキャラクターが用意できたら、キャラクターの名前やロゴなどを決めていきましょう。
先に名前を決めてから、ロゴに名前を組み入れていく流れが一般的です。ロゴは、名前だけを装飾したものや、名前とキャラクターのイラストを組み合わせて作成したものなどさまざまです。
ロゴは、illustratorなどのソフトを使って作成すると、クオリティの高いものが完成するでしょう。illustratorの使い方をマスターすれば、費用をかけずに自分好みのロゴを複数種類作成することができます。
また、名前は視聴者が呼びやすいものや、ほかのVTuberにはないものを意識して候補を挙げていくと良いでしょう。苗字と氏名を組み合わせて名前を決める際は、視聴者が呼びやすい愛称も決めておくことがポイントです。
VTuberの配信活動では、キャラクターの背景画像を用意する必要があります。オリジナリティのある背景画像を用いることで、ほかのVTuberと差別化できることにつながります。
背景画像は、ゲーム配信や雑談配信など、シーンに応じて使い分けられるように、複数種類用意しておくことがポイントです。
背景画像は、フリー素材を使用するのもおすすめですが、ココナラなどでイラストレーターに依頼することもおすすめです。キャラクターと同化しない色を使ったり、キャラクターの人柄やイメージカラーなどが伝わる色を用いたりすると良いでしょう。

VTuberになりたい方は、今の段階で思っている疑問を解消しておくことが大切です。疑問を抱えたまま活動をはじめると、壁にぶつかり挫折の原因となってしまう可能性があります。
ここでは、VTuberのなり方に関するよくある質問を4つご紹介します。
VTuberモデル作成の依頼費用は、ココナラの場合だとモデリング込みで10万円〜15万円ほどが相場です。
クオリティの高いものを求めると、20万円以上の依頼費用がかかるケースがあります。
アバター作成を依頼するときは、念の為解像度を伝えておくと良いでしょう。
VTuberモデル作成時の解像度は、72dpiと350dpiのどちらかで依頼するケースが一般的です。グッズ販売を視野に入れている場合は350dpi、グッズ販売を考えていない場合は72dpiで依頼すると良いでしょう。
ただし、350dpiでアバター作成を依頼すると、画素数が多い分ファイルのサイズが重くなるので、パソコンに負荷をかけてしまいやすいです。そのため、350dpiでの作成を考えている方は、パソコンのスペックを見て問題がないか確認してから依頼すると良いでしょう。
ちなみに、72dpiと350dpiでは、Web上の見た目に変化はありません。
VTuberモデルを作成してもらったあとは、イラスト制作費用とは別に著作権譲渡のオプション費用を支払う必要があります。
著作権譲渡の費用を支払っていれば、アバターは完全にこちらのものとなるので、自由にグッズ化することもできます。
VTuber活動をはじめたい方でグッズ化するかはまだわからないという方は、あとから著作権譲渡ができるイラストレーターの方に依頼すると良いでしょう。依頼する際は、納品後どれくらいまで著作権譲渡ができるか聞いておくことがポイントです。
VTuber活動をはじめる際、年齢関係なくデビューできるので、小学生でも問題なくVTuberになれます。
ただし、必要な機材の用意やスケジュール管理などが必要となるので、保護者のサポートが必要だと考えられます。
VTuberとして稼げるようになれば、確定申告で所得を申告しなければいけないので、そのような点も周りの大人がサポートしてあげることが大切です。

個人勢VTuberのなかには、自分で企画を考えたりスケジュール管理したりしなくてはいけないので、労力に対してなかなか伸びないと困っている方がいるのではないでしょうか。
伸び悩んでいるからといって挫折するのに抵抗があるという場合は、活動するプラットフォームを変更してみると良いでしょう。
YouTubeは、VTuber以外にさまざまなYouTuberが活動する場なので、多ジャンルのライバルがたくさんいます。数いるライバルのなかで収益化できるほど人気VTuberになるには、爆発的にバズる企画を考えたり、固定ファンがつくほどのトーク力を身につけたりする必要があります。
YouTubeでの活動に限界を感じている場合は、ライブ配信アプリを活用してみると良いでしょう。顔出しライバーが活動しているアプリや、VTuber専用のアプリなどがあるので、自分に合ったものを選ぶことがポイントです。
アプリによっては、視聴者からの投げ銭以外に、独自の時給制度やボーナスなどで収益化できる仕組みを取り入れているものがあります。
また、個人勢VTuberから事務所に所属して企業勢VTuberに転身することもおすすめです。
企業勢VTuberは、個人勢VTuberよりも活動に制限がかかってしまう恐れがありますが、VTuber活動をサポートしてもらえるメリットがあります。
事務所のサポートにより伸び悩んでいた成績が伸びる可能性があり、事務所に所属したほうが外部案件の紹介でより名前が知れ渡るケースもあります。
VTuberは主に個人勢と企業勢に分けられますが、それぞれ活動の自由度やサポートの有無などの違いがあります。
VTuberとしての活動をはじめたい場合は、まずイラストを用意する必要がありますが、事務所に所属するとイラスト作成をサポートしてもらえるケースがほとんどです。
個人勢VTuberとして活動する際、自分でイラスト制作やモデリングを行ったり、イラストレーターやモデラーにキャラクター作成を依頼したりする必要があります。
イラストレーターなどに依頼する場合は、キャラクターのデザインを決めておいたり、依頼完了までの流れを把握したりしておくことがポイントです。