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現役ライバーでありながら、ライバー事務所の社長も務める前田晴香さんが、何より大切にしているのは”ギャルマインド”!
女の子だけに特化したライバー事務所を立ち上げた理由や、社長として何を意識していることなどを聞いてきました。
ーーーめちゃくちゃピンク…!
前田:ピンク好きなんですよ(笑)。社長という肩書きを名乗っている以上、見た目には気を遣いたいので。
ーーー(ピンクである必要性はさておき)もともと芸能活動をされていたと聞いています。
前田:短大生の頃に、モデルや女優に挑戦していた時期があります。ただ、コネがあったわけでもファンがいたわけでもなくて全然芽が出ず、キャバクラやガールズバーでバイトをする毎日。若さは女の子の大事な武器なのに、無駄な時間を過ごしていた気がします。
ーーーなるほど。
前田:夜のお仕事をしながらオーディションにも参加していましたが、結果が出るまで仮のスケジュールを押さえておかなければいけないのが時間的にもったいないな、と。当時25歳を迎えていたので、このままでは効率も悪いと感じたんです。
ーーー合否に関わらずスケジュールを確保しておくのは、リスキーかもしれませんね。
前田:そんな時にライブ配信と出会いました。キッカケはニコニコ生放送という番組に出演したことだったのですが、めちゃくちゃなことを喋っていたらそれが結構ウケたんです。同じ番組に出演していた芸人さんに、”そのめちゃくちゃキャラを武器にライブ配信をやってみたら?”と勧めていただいて。
ーーーライブ配信の存在は知っていたんですか?
前田:いえ、その時にはじめて知りました。もともと話すことに苦手意識があったので、喋る仕事はしてこなかったんです。台本通りに読めないから、アナウンサーも無理だし…。ライブ配信は、本当に私に向いてるのかな〜?と疑問にさえ思っていました。
初めは何を話せばいいか分からなかったんですが、ヨガインストラクターの資格を持っていたので、配信内でヨガのレッスンやってみました。ただ、水着みたいなヨガウェアで配信していたら、プラットフォーム側にアカウントを凍結されたんです。
ーーー(笑)。
前田:当時は「SHOWROOM」で配信していたのですが、どれくらい肌を露出すると規約的にNGかが明確じゃないからわからなくて。運営側に問い合わせてみたのですが、返事はありませんでした。
ーーーなぜ返事がなかったのですか?
前田:あくまで予想ですが、問い合わせの数が半端じゃない量なので、フリーのライバーだとなかなか取り合ってもらえないのかもしれません。その経験から本気でライブ配信をやるなら事務所に入った方がいいと学んだんです。でも、当時は入りたい事務所がなかったので、それなら自分で作っちゃえ!と思い立ちました。
ーーー事務所経由だと取り合ってもらいやすい?
前田:そういうわけではないですが、事務所として提携しておけば普段からプラットフォーム側とコミュニケーションを取る機会があり、話が通りやすいのも事実です。
ーーー確かに事務所に所属していることで信用度は上がりそう。
前田:かつての私と同じように、芸能活動への夢を持っている人が、全然関係ないバイトや仕事をして苦労しないように、ライバーとして自分を表現しながら収入を得てもらうことで、夢を掴むまでのお手伝いをしたいというのが、我が社の理念です!
ーーー前田さんから見て、ライブ配信に向いている性格はどんな人ですか?
前田:1つ目は、真面目で正直で負けず嫌いなこと。今は社長業も並行しているので難しいですが、私自身、ライブ配信を始めてから1年半は、1日も休まずに配信を続けていました。
ーーー毎日の継続は大切ですよね。
前田:2つ目は、相互コミュニケーション能力があること。自分の話ばかりではなく、リスナーさんとしっかり向き合いながら密度の濃い関係性を築いていかないと、枠に連帯感がなくて盛り上がらないので。
ーーー配信内で失敗したことなんかもあったり?
前田:失敗というのか分かりませんが、私は”ギャルマインド”を大切にしているので、曲がったことが大嫌いなんです!だから、言ってることとやってることが違うリスナーさんにキレてしまうことが多くて(笑)。なかなか治らないので、そこは修行中です。
ーーーギャルマインドについて詳しく教えてください。
1.他人を気にせず、自分を貫くこと
2.仲間には親切にすること
3.支えてくれる人への感謝を忘れないこと
4.絶対に諦めないこと
5.誰かに憧れられる存在であること
前田:私が思う”ギャルマインド”はこの5つです。
ーーーライブ配信にどう活かされていますか?
前田:例えば自分を貫くで言うと、私は成功を掴むための最短ルートが、配信の「時間」を増やすことだと思っています。リスナーさんが増えないとか、弱音を吐いている人ほど、配信時間が圧倒的に足りていないことが多いと感じているので。
ーーー配信時間(量)は自分で調整できますしね。
前田:ライブ配信って、選挙活動に似ていると思っていて。自分の夢や目標をリスナーさんに伝えることで、応援してもらう”感動共感提供ビジネス”なんです。政治家も選挙活動を必死にやって、結果的にその想いが伝わるから当選するわけです。
ーーーわかりやすい例え…!
前田:どれだけ自分が必死かを伝えるためには、たくさん時間を割くのが先決。そして1人でも多くの人に届けるしかないんです。能動的に動けない人が成功するなんて、絶対にありえないと思っています。
ーーープロ意識が必要だと。
前田:私は「BIGO LIVE」と「Pococha」を掛け持ちしているので、月に60時間ずつ(合計120時間)は絶対に配信する時間を確保しています。社長が誰よりも多く時間を費やしていないと、事務所の子たちに”時間が大切”なんて言えないですからね。
ーーーさすがの配信時間です。
前田:あくまで私はライブ配信を”仕事”と捉えていますし、芸能の道に進みたいけど苦労している人に、稼げる状態になってもらうことが事務所としてのゴールなんです。配信で生活資金を産み出すことで、自分の夢を追いかけるために費用面の苦しみから開放してあげたい。
ーーー想いが伝わってきます…。
前田:だから遊び半分でライブ配信をやっている子は、うちの事務所には1人もいません。夢のために資金集めがしたいとか、ファンを作りたいとか明確な目標がないと成果も出ないので、徹底した意識教育を心掛けています。
ーーー事務所の特徴についてお聞かせ願いたいです。
前田:私は、言動と見た目から感覚人間だと思われがちですが、弊社のマネジメントはとにかくデータと経験に基づいた内容にこだわっています。女性限定をウリに、これまで実践した150名以上の成功・失敗の両パターンを分析しながら、しっかりした「根拠」を元に指導しています。もちろん好き嫌いで判断しているわけでは決してありません。
ーーー意外でした。
前田:メンタルケアも注力していますね。先ほども申し上げましたが、弊社では所属ライバーにライブ配信は仕事だという意識づけをしっかりと行っています。だからこそイベントの勝ち負けで一喜一憂しないとか、SNSに病みツイートをしないとか、嘘はつかないとか時間を守るとか、プロとして恥ずかしくない行動をとってもらいたいんです。
ーーースポーツなど、どの世界にも勝ち負けはありますしね。
前田:リスナーさんへの感謝も忘れないように、というのも随時メッセージングしています。ライバーはリスナーさんの応援の上に成り立っている職業なので。それこそ私はイベントで勝てた時に「みんなのおかげで勝てた、ありがとう」ではなく「みんなの勝利だよ、おめでとう」と言っています。
ーーーどういうことでしょう?
前田:私たちが直接何かしたわけではないし、リスナーさんが応援してくれた結果としてライバーがイベントで勝利するという事象があるだけなんです。私たちはある意味、リスナーさんのシンボルとして前に立っているだけ。
ーーー深い…。リスナーさんにお返しするとしたら何がしたいですか?
前田:リアルスペースとして、お店をプロデュースしたいと考えています。事務所に所属しているライバーとそのファンが、いつでも交流できるリアルな場所があるといいな〜と思っていて。
ーーーそれはリスナーさんからしたら嬉しいです。
前田:どのお店もお客さんがいない時間って割と暇じゃないですか?もちろん飲食店なら仕込みとか、いろいろやることはあるんですけど、手持ち無沙汰な時間も確実に存在するはず。その時間にライバーは配信ができるんですよ!
ーーー確かに。
前田:ライバーを辞める理由の1つに”孤独だから”というのがあるんですが、いつでも集まれる場所があって、そこで配信もできて、ファンの人も会いに来てくれたらいいこと尽くしじゃないですか!ライバーにとってもファンにとってもWin-Winだな〜って。
ーーーその通りかもしれないです。
前田:オフ会などのイベントに来てくださるリスナーさんもいらっしゃるんですが、日程によっては来たくても都合があわない方もいる。でも、いつでも行きたいと思ったら行ける場所があれば楽しいと思うんです。イメージは所謂スナックっぽい感じかも。
ーーー是非、実現させてください!最後にライブ配信を始めたいと思っている人に向けて一言お願いします。
前田:私が社長をやっているから、というわけではないですが、事務所には入った方がいいですね。新しい世界に入る時に感じる不安も、仲間と一緒に始められるし、頑張れると思うので。
ーーーフリーで頑張りたい人にも何か一言。
前田:とにかくライブ配信に使う時間を増やして頑張ること。すぐに結果が出なくても笑顔で続けていれば、必ず誰かが見つけて応援してくれると思いますよ。継続は力なり!
社長として、そしてライバーとして、所属している女の子のために全力疾走の彼女。”ギャルマインド”でこれからも突き進んでいってもらいたい。