tour“Different Native Answers”最終日NHKホール。
開演が早いため、ばたついているスタッフ。そのなかまったくマイペースのメンバーが順番にメイクをしていく。 緊張してるのではと思いきや「あんま大きくないな」「渋公とそんな変わらんやろ」と頼もしい会話をしていたyasu、kiyo。某S誌のS根さんとココイチ話に花を咲かせるshuji。「今回のドラムのヘッド撮ってきてみ。ココイチのマークはいっとるんやで」。そうかココイチはスポンサーだったのか…(ウソ)。どこからか持ち出してきた変身グッズで遊ぶyou。「似合ってるよ」と誉めると「ウソつけ…(鏡を見る)ほんまや。似合ってるやん。おれ使えるやん、こういうときだけ(笑)」。 iモードに変えたka-yu。書き込みの量を考えれば、どれだけお気に入りなのかは一目瞭然なのだが、「なんと!待ち受け画面はちび○るこちゃんだ!!しかも音色はナ○シカだ!!」。 それぞれ、適当に時間を過ごす。その場所には意外なほどに緊張感がない。「緊張は自分に自信がないときにするものだ」と昔誰かが言っていたのを思い出した。最終日ということもあるが、彼らの成長は始る前から感じられた。

 予定時間より若干送れて会場は暗転。後ろまでぎっしりはいった客席から声が上がる。スモークの中からメンバー登場。客席からの声は叫びに似た歓声に変わった。アルバムの世界観を忠実に表現したステージ。1曲1曲個々の雰囲気はそのままに、しかしそれぞれが次への流れを意識している。実にバランスのとれた構成になっていた。 「NHKホールは忌まわしい思い出しかないんですよ(笑)」某テレビ番組の収録でのことだ。失敗を笑いで消化する。関西人だからなのだろうか。MCはあいかわらず、客席にいるのにつっこみたくなる親しみやすいトークが繰り広げられる。
 今回はすべてホールということで、本編ではライヴハウスとの差をはっきりと見せてくれた。ホールの広さを考えられたセット。ステージ後ろ、サイドに作られた2階部分。そして、むやみに煽らず全体の流れを意識したステージング。すべてが今までと違う。
 アンコールは逆に今までセーブしてきたものを爆発させるかのように、いつものペース。こんなもんやないぞ!と言わんばかりに走り回る。そして、3回目のアンコールでの『speed』。yasuだけ聞かされていなかったハプニング。信じられないとばかりに何度も後ろを振り返る。そして、開き直って今度は客席にダイブ!会場を巻き込みこれ以上ないほどの熱気を吐き出したまま幕を下ろした。

 ライヴ終了後も興奮覚めやらぬ状態でハプニングの話に盛り上がる。「なんでka-yuがベース変えてんのかなと思ったけど、新しいベースだから見せたいんかなと思った」というほど見事にだまされていた様子。「いつ入るか分からんかったから、とりあえず前出とこ、っと思ったら始まったから走ってもうた」とだましてんだかだまされてんだか分からない状態でもあったのだが(笑)。
 この東京公演だけ少し間があいたため、体力的にしんどかったということだったが、持ち前のパワフルなステージは健在。そこに、たくさんのスタッフの知恵と力がプラスされ、メジャーデビューの意味が見えてきたライヴだったのではないだろうか。次のツアーの東京公演はNHKホールの倍の広さの東京ベイNKホールに決定している。

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 Deja-vu
 ファントム

 Vanity
 RED ZONE
-MC-
 Junkey Walker
 Confusion
 child vision〜絵本の中の綺麗な魔女〜
 stranger
-MC-
 桜
 EDEN〜君がいない〜
 Vanish
-MC-
 FAKE
 Lunatic Gate
 ring
 seal

Encore
 Labyrinth
 Stare

 Heaven's Place

 Judgement 死神のkiss
 Speed
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