今回もまず目を引くのが、豪華なセット。おまけにメインとセンターステージの両方に設置された巨大なスクリーンでは、オープニングで3人が生まれてからglobeを結成までの映像が流されるという趣向が用意されていた。

ここ最近、台湾などで実験的に行われている、映像と音楽との融合を意識したステージ。その一つの結果が、いままで見たことのない、このTVショー的なライブなのかもしれない。

7月12日、1年4ヶ月ぶりとなるglobeのLIVE TOUR“Love again”が名古屋ドームでスタートした。

ステージのコンセプトは、お茶の間にあるTVのイメージ。それだけに、演奏中にスクリーンでツアー協賛企業のCMやツアーグッズの告知などを流したりと、globeならではの驚くような仕掛けがたくさん隠されていた。観客参加の企画（その内容は…ライブを観るまでのお楽しみ）があったりと、一時も目の離せない、計算されつくしたステージはさすが。広いドームをお茶の間に見立てる大胆な発想に、3万5千人の観客も会場を狭く感じたことだろう。