BIOGRAPHY

1997年、15才という若さでDMCワールドDJチャンピオンシップを勝ち取った神童はターンテーブルの芸術をオリジナリティあふれるパーティーロッキングトラックに変身させた。

スクラッチ、ビートのジャグリングはお手の物。

注目すべきは優れたテンポ感と途切れることのない音の流れ。(ピッチフォーク)

 

すべてのDJがクラブセットから世界的フェス、そしてカニエ・ウエストの伝説的スタジアムショーと飛び回ることが出来る訳ではない。

今日のDJカルチャーで、A-トラックは非常にユニークな立ち位置を保っている。A-トラック、そして彼のパートナーでありアメリカで一番のトレンドセッター的レーベル「FOOL'S GOLD」（フールズ・ゴールド）の創始者でもあるニック・キャッチダブスは共に、キッド・シスターやキッド・カディなどのアーティストを世の中に送り出してきた。フールズ・ゴールドのミッションである様々なクラブミュージックの結合は、テュリジーのオリジナルミックステープマニフェストやA-トラックのプロダクションの傾向を決定づけたダーティーサウスダンスで既に輪郭が描かれていた。
 

現在、彼はもっとも引っ張りだこのリミキサーであることに間違いない。

彼のヤー・ヤー・ヤーズ、ボーイズ・ノイズ等のリミックスは世界のDJセットの中で主要な楽曲となっている。

2009年には高い評価を得た2枚のDJミックス「インフィニティ＋１」と「ファブリックライブ４５」がリリースされ、アーマンド・ヴァン・ヘルデンとのコラボによって誕生したダック・ソースのスマッシュヒット、この年のクラブアンセム的楽曲「エニウェイ」が発表された。A-Trakの最初のヒットとはピート・トンからビジーPまで世界中のDJのローテーション入りを果たした2010年のシングル「バーブラ・ストレイサンド」。YouTubeでは1000万以上のビュー数を得て、Xファクターでもカバーされた位のヒットぶりであった。90年代のターンテーブルの神童として見られていた少年にとっては悪くない滑り出しだ。

ひげ剃りが必要ない年齢で既に全てのDJタイトルを獲得したA-トラックは、Q-バートのインビジブル・スクラッチ・ピクルス、そしてクレーズとともにジ・アリーズに参加、ワールドツアーへと出る。2004年、彼はカニエのツアーDJとして抜擢された。

そこからの彼の10年の紆余曲折はDVD「サングラス・イズ・ア・マスト」で描かれている。

彼はファッションアイコンとしても知られ、Nike、New Era, Kidrobot, Zoo York等のブランドが彼とコラボをした。

彼の兄はエレクトロ・ポップバンドのクロメオのリードシンガーを務める。

ここ数年の活動は、Trizzyヘッドラインツアー、世界中のフェスでのプレイ、カニエのレイト・レジストレーション＆グラジュエーション、キッド・カディのマン・オン・ザ・ムーン、ドレイクのサンク・ミー・レイターへの参加、

ループ・フィアスコやレイドバック・ルーク等とのコラボレーションやストーン・スローやキツネからのオリジナルリリースなどで知られている。

ニューヨーク出身。グラミー賞ノミネートDJ／プロデューサー／リミキサー。「ユー・ドン・ノー・ミー」(UK pop チャート#1),ディジー・ラスカル& アーマンド・ヴァン・ヘルデン「ボンカーズ」(UK pop チャート #1), ダック・ソース「バーブラ・ストライサンド」 (UK pop　チャート #3), 「クーチー」 (UK popチャート #4), 「マイ・マイ・マイ」(UK pop チャート#12), アーマンド・ヴァン・ヘルデン & A-トラック・プレゼント・ダックソース「エニウェイ」、「アイ・ウォント・ユア・ソウル」, 「NYC ビート」, 「フラワーズ」, 「ヒア・マイ・ネーム」,「ホアイ・キャンチュー・フリー・サムタイム？」、「ウルトラファンクラ」、「ウィッチ・ドクター」、「ファンク・フェノメナ」等、UKポップチャート40を賑やかす楽曲を数多く手掛ける。

 

フルアルバム：

「エンター・ザ・ミートマーケット」、「2 ヒューチャー 4U」, 「キリング・ピューリタンズ」, 「ガンジー・カーン」、「Nympho'」「ゲットーブラスター」

ミックス・コンピレーション：

「Live From Ya Mutha’s House」, 「ゲット・アップ」、「レプロ」、「ニューヨーク: ミックス・オデッセイ」,

「ニューヨーク: ミックス・オデッセイ2」

リミックスディスコグラフィー：

ローリング・ストーンズ, ケイティー・ペリー, P. ディディー、 ジャネット・ジャクソン、 ブリトニー・スピアーズ、トーリ・エイモス(UK pop チャート #1)