9月27日にリリースされたニューシングル「if...」のプロモーションビデオの撮影が行われたのは富士の裾野に広がる青木ヶ原樹海。朝早くからの撮影で眠たそうにしているかと思ったが、朝から結構元気な4人。実はかなり撮影開始が早いということで前日から現地入りしていたのだ。(某遊園地の"FUJIYAMA"に乗ったメンバーもいたらしい…)

 いつもロケだと元気に動き回る4人。撮影終了後に行方不明者がでないか…スタッフはとても心配だった。どんどん獣道を通 り樹海の奥の方に歩き出すメンバー。しかし、行くのは撮影隊が見えなくなるギリギリのところまでで、ちゃんと戻ってくる。磁石も狂ってしまい、自殺の名所と言われる樹海では、さすがに恐怖感があるらしい。

 撮影は4人揃ってのダンスシーンからだ。地面 に転がっている腐った木や、飛び出して出ている葉っぱをどかしたり固定したりして何とか踊れるスペースを確保。でも、いつも踊っているところとは感覚が違ってちょっと踊りにくそうだ。

 その後はISSAとカメラマンだけがクレーンの上に乗って撮影。楽しそうに見えたが、すっと上にいるのは淋しいらしい。それを下で見ていたSHINOBUに「乗りたいでしょ?」と聞いたら「うん。乗りたい。」と予想通 りのお答えだ。

 撮影の合間に飛んでいた蝶を指先に止めることができたSHINOBU。さすが!と思ったが、この蝶は人なつっこいらしくISSAの鼻先にも止まったりしていたのだ。(これは一瞬のことで、カメラで押さえることができませんでした。ゴメンナサイ!)

 テントの下でビュッフェスタイルのランチを食べた後、午後の撮影に。しかし…4人それぞれの個人ショットを撮り終えた後から雨が降り出して雨待ちに…。30分ほど待っていたのだが、雨はやむどころか一段と激しく降り出した。日も沈みかけ始めている。小雨なら樹海の木々が遮ってくれてなんの問題もないのだが…樹海の中でもこんなに降っているということは、外はかなりの大雨だ。

 誰もが「撮影中しか?」と思った瞬間、監督の「スタンバイして!」の一言が…。監督としてはこのプロモーションビデオにはこのシーンが必要不可欠と判断したからなのだろう。もちろんその気持ちも4人には十分に伝わった。雨の降る中、歌&ダンスシーンの撮影に臨んだ4人。腐った木が転がるぬ かるんだ土の上で踊るのはかなり大変そうだ。それでも、そのシーンを2回撮影して、無事に樹海での撮影は終了した。

 その後、樹海を後にした一行は合成用のカットの撮影のため、都内の某スタジオへ。朝早くから始まった撮影は、0時過ぎに終了した。

 このプロモーションビデオはっきりいってかっこいいです。男の弱い部分を綴ったこの歌にピッタリの出来になっていて、この映像を見ながら「if...」を聴くと胸にグッとくるものがある。ダンスも今までのダンスとは違っている。大部分のダンスを考えたKENによると「ニュースタイル」みたいな感じにしたかったのことだ。是非このプロモーションビデオはチェックしてみて下さいね。