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「第13回ヴァンクライバーン国際ピアノコンクール」 辻井伸行 優勝!

アメリカテキサス州フォート・ワースで行なわれた第13回ヴァン・クライバーン国際ピア ノ・コンクールにおいて、辻井伸行が優勝致しました!

日本人として史上初の快挙!
テキサス州フォート・ワース、6月7日、名門ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール史上初となる日本人優勝者が誕生した。アジア勢としても初の快挙だ。辻井伸行(20歳)。表彰式で最後に「ノブユキ・ツジイ」がコールされると会場に大きな拍手と歓声が沸き起こった。辻井は同時にビヴァリー・テイラー・スミス賞も受賞した。

辻井の演奏は予選のスクリーンニング・オーディションから大きな反響を呼び、同コンクールが名前を冠するヴァン・クライバーン氏も『フォート・ワース・スター・テレグラム』で辻井の演奏について「奇跡としか言いようがない」「まさに神業だ」とコメントした。

6月6日のラフマニノフの協奏曲2番の演奏後はコンクールオフィシャルブログにおいて「このコンクールから出るのは大きな瞬間ばかりだが、これは本当に大きな瞬間だ。」と評された。

優勝した辻井には、賞金2万ドルと金メダル、銀製トロフィーに加え、アメリカ内外における3年間のツアー契約と録音契約が用意されている。日本での次公演は13日、スピヴァコフ指揮、ロシア・ナショナル・フィルとラフマニノフ:ピアノ協奏曲2番。

【表彰結果】
第1位 : 辻井伸行(日本)・Haochen Zhang(中国)
第2位 : Yeol Eum Son(韓国)
第3位 : 該当なし
第4位~第6位 : Di Wu(中国)・Evgeni Bozhanov(ブルガリア)・Mariangela
Vacatello(イタリア)

・スティーヴン・デ・グロート記念賞 : Evgeni Bozhanov(ブルガリア), Yeol
Eum Son(韓国)
(セミ・ファイナルにおける室内楽の最もすぐれた演奏に対して授与)
・ビヴァリー・テイラー・スミス賞 : 辻井伸行(日本)
(セミ・ファイナルで演奏された、コンクールのために書かれた新曲の最も優れた演奏に対して授与)
・ジョン・ジョルダーノ審査委員長特別賞 : Alessandro Deljavan(イタリア) 
・審査員特別賞:Alessandro Deljavan(イタリア), Lukas Vondracek, Eduard
Kunz(ロシア)

公式HP : http://www.cliburn.org/