三浦&辻井の
熱く深く密度の濃い音の対話は、
聴き手の心を高揚させ、天空へと飛翔させる。
2017年、三浦文彰と辻井伸行はフランクのヴァイオリン・ソナタで初めてのデュオを披露した。
丁々発止の音の対話と即興性、情熱的で真摯で率直な音の響きは、作品のもつ魅力を遺憾なく発揮。
聴き手の心を高揚させ、ともに天空に飛翔していく感覚を抱かせた。「次はブラームスを弾きたいね」と語っていたふたりが、早くも2018年にブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」に取り組む。ロマン的抒情と歌謡性、雨の日の静謐な空気がただよう傑作を、ふたりはより緊密になったデュオで聴かせる。再び心が震えそうだ!
伊熊よし子