ケント・ナガノ指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽器団|ピアノ:辻󠄀井伸行|

ハンブルクゆかりのブラームスの名作を熱演!
華やかな興奮に酔いしれる究極の感動体験!
ドイツの名門オーケストラと奏でる究極の《皇帝》!
ケント・ナガノ×辻󠄀井伸行

ケント・ナガノ×辻󠄀井伸行

知性派ケント・ナガノとドイツの名門歌劇場のオーケストラとの共鳴に期待!1891年、グスタフ・マーラーは首席(第一)指揮者としてハンブルク歌劇場の指揮台に立った。そして1897年にマーラーがウィーン宮廷歌劇場に転任するまでその強固な関係は続く――。数多いドイツの歌劇場の中でも、偉大な歴史に彩られたハンブルク歌劇場とそのオーケストラは、革新性と演奏能力の高さからハンブルク市民の誇りのひとつとなっている。特に、ハンブルクにゆかりのあるマーラーとブラームスの演奏に関しては、伝統に裏付けられた自信にあふれる圧倒的な演奏が大きな支持を集めており、新音楽監督のケント・ナガノの指揮のもと、知性と熱狂が融合する空前絶後の演奏が大いに期待される。

現地公演レポート

エルプフィルハーモニー公演 10月27日、28日
 10月31日より全国7箇所で行われるハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の日本ツアーに先立ち、辻井伸行が、現地ハンブルクのエルプフィルハーモニーで行われた同団の定期演奏会に出演した。公演曲目は日本公演の東京(10月31日)、名古屋(11月2日)、大阪(11月4日)でも演奏される、ベートーヴェン:「エグモント」序曲、リスト:ピアノ協奏曲第1番、マーラー:交響曲第5番。

公演に先立って行われたリハーサルで辻井とナガノは初顔合わせ。リハーサルを終えたナガノは辻井を、「見事なまでにクリアな方向性を感じさせる演奏で、大変感動した。ともに演奏できることを大変光栄に思う」と称賛した。実は辻井にとってリストの協奏曲第1番は初めて披露する曲。この日の為に入念な準備を重ねリハーサルに臨んだだけに、マエストロからの想像以上の賛辞に辻井も大変感激していた。

エグモント序曲で始まる今回のプログラム。ベートーヴェンの作風にある「苦悩からの歓喜」を、僅か10分程度のこの曲でナガノは丹念に想いを込めて表現してゆく。華々しく終わる序曲から、この後に控えるリストの協奏曲への期待を一層膨らませていく。

序曲を終え、舞台上にピアノが運ばれ辻井の出番となる。冒頭からリストならではの華やかでピアニスティックな演奏が展開されていく。辻井の得意とする繊細で柔らかな音色でオーケストラと掛け合う場面もあれば、互いに丁々発止のスピード感あふれるスリリングな展開を繰り広げる場面もあり、この協奏曲とオーケストラ、そして辻井の相性の良さを存分に楽しめる時間である。熱演を終えた辻井は現地ハンブルクの聴衆に熱狂的に受け入れられ、度々ステージに呼び戻されていた。

後半のマーラー交響曲第5番は、マーラーの作品の中でもマスターピースと言える大曲。オーケストラの醍醐味を存分に体感できるこの作品で、ナガノは丁寧に旋律を描いてゆく。こちらも入念なリハーサルを経て迎えた演奏とあって、アンサンブルは考えぬかれ、旋律の掛け合いも見事に描かれ、マーラーの意図するところをナガノは余すことなく汲み上げ音楽を創ってゆく。怒涛のクライマックスを経てこの大曲を聞き終えた後の充実感はなかなか得難い経験と言えるだろう。

ハンブルク州立歌劇場の現総監督を務めるナガノの遥か昔の前任者は、他でもないこの曲を創ったマーラー、彼自身である。「長い伝統によって培われてきたオーケストラの独特の響きと音色を日本の皆さんにもぜひ楽しんでもらいたい」。ナガノの想いを日本の聴衆に余すことなく伝える準備は整ったようである。この貴重な経験を日本で味わえる瞬間が間もなく訪れようとしている。

プログラム

プログラム
A

ケント・ナガノとハンブルク・フィルならではの知的かつ熱狂のマーラー!
美しさと超絶技巧が奇跡の融合!辻井伸行ならではの圧巻のリスト!

  • ベートーヴェン:「エグモント」序曲
  • リスト:ピアノ協奏曲 第1番 [ピアノ:辻󠄀井伸行]
  • マーラー:交響曲第5番

※指揮者及びオーケストラの意向により、プログラムAの演奏曲目がベートーヴェン:「レオノーレ」序曲 第3番 → ベートーヴェン:「エグモント」序曲に一部変更となりました。お客様には何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

プログラム
B

ハンブルクゆかりのブラームスの名作を熱演!
ドイツの名門オーケストラと奏でる究極の《皇帝》!

  • ヴィトマン:オーケストラのための演奏会用序曲《コン・ブリオ》
  • ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》 [ピアノ:辻󠄀井伸行]
  • ブラームス:交響曲第1番

公演スケジュール

公演日
(2019年)
会場 プログラム 開場時間 開演時間 発売日
(2019年)
問い合わせ先
10月31日
(木)
[東京] サントリーホール A 18:15 19:00 発売中 チケットスペース
03-3234-9999
11月1日
(金)
[新潟] りゅーとぴあ
新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
B 17:45 18:30 発売中 TeNYチケット専用ダイヤル
025-281-8000
11月2日
(土)
[名古屋] 愛知県芸術劇場コンサートホール A 16:15 17:00 発売中 東海テレビチケットセンター
052-951-9104
11月4日
(月・休)
[大阪] フェスティバルホール A 13:00 14:00 発売中 ABCチケットインフォメーション
06-6453-6000
11月5日
(火)
[東京] 文京シビックホール B 18:15 19:00 完売 シビックチケット
03-5803-1111
11月6日
(水)
[高崎] 高崎芸術劇場(大劇場)※2019年9月開館 B 18:15 19:00 完売 高崎芸術劇場
027-321-1213
11月8日
(金)
[福岡] 福岡シンフォニーホール B 18:15 19:00 完売 KBCチケットセンター
092-720-8717

プロフィール

  • ケント・ナガノ

    ケント・ナガノ
    Kent Nagano

    明快で優雅、そして知性あふれる指揮で、オペラと管弦楽の両方で極めて高い評価を受けるカリフォルニア生まれの日系三世の指揮者。ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、シカゴ響といった世界の一流オーケストラと定期的に共演するほか、これまでにリヨン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ハレ管、ベルリン・ドイツ響の音楽監督を務め、現在は、ハンブルク市音楽総監督およびハンブルク州立歌劇場とハンブルク・フィルの首席指揮者を務め、モントリオール響音楽監督、イェーテボリ響首席客演指揮者を兼任している。

  • ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団

    ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
    The Hamburg Philharmonic State Orchestra

    ハンブルク州立歌劇場の専属オーケストラであり、華やかな歴史に彩られたドイツの名門オーケストラのひとつである。歌劇場の歴史は1678年から始まり、1828年にはオーケストラの定期演奏会がスタートしている。マーラーが首席指揮者を務めるなど著名作曲家とも大きな関わりがあり、フルトヴェングラー、ワルターなど、20世紀を代表する歴史的指揮者が指揮台に立ってきた。2015/16年のシーズンからは、ケント・ナガノがハンブルク市の音楽総監督、歌劇場とオーケストラの首席指揮者に就任し、新たな充実期を迎えている。

  • 辻󠄀井伸行

    辻󠄀井伸行
    Nobuyuki Tsujii

    2009年6月に米国テキサス州フォートワースで行われた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝して以来、国際的に活躍している。カーネギーホール、ウィーン楽友協会、ベルリンのフィルハーモニー等で演奏会を定期的に行い、ロンドンの「プロムス」等の音楽祭にも出演し絶賛を博している。エイベックス・クラシックスより継続的にCDを発表し、2度の日本ゴールドディスク大賞を受賞。作曲家としても注目され、映画《神様のカルテ》で「第21回日本映画批評家大賞」受賞。

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  • 特別共産:FUJITEC
  • 辻󠄀井伸行 オフィシャル・エアライン:ANA
  • 企画・制作:エイベックス・クラシックス・インターナショナル
  • 制作協力:インタースペース
avex-classics
エイベックス・クラシックス オフィシャルサイト https://avex.jp/classics/
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