2019年1月12日(土)16:00開演(15:15開場)1月13日(日)14:00開演(13:15開場)
S席
9,000円(税込)
A席
7,000円(税込)
B席
5,000円(税込)
チケット好評発売中!
NHKスペシャル「新・映像の世紀」は、2016年3月に全6本の放送を終えました。みなさんの中には、加古さんの音楽を聴きたさに、番組をご覧になっていた方も多いのではないでしょうか。私たち制作者も、加古さんのどの曲を、どの場面で流すかということに心を砕きました。特にオープニングとエンディングに流れる「パリは燃えているか」。 あの曲のイントロが聞こえ始めるタイミングをどこに置くか、前後のナレーションをどういう文章にするのか、曲の聴かせどころを大切にしながら、どう隙間にナレーションを配置していくのか。「パリ燃え」は、番組の生命線でした。 「映像は、人間の罪と勇気を照らし出す」。この番組に掲げたキャッチコピーです。加古さんの音楽は、罪と勇気が同居する、人間の愚かさ、切なさ、すばらしさを見事に包み込んでくれました。放送から1年以上たちましたが、今も私の中では、満員電車に揺られている時とか、仕事を終え夜遅く、渋谷の喧噪を歩く時とか、日常のさまざまな場面で、「パリ燃え」が頭の中で流れ続けています。それは、みなさんもきっと同じではないですか?
加古 隆(作曲家・ピアニスト)
東京藝術大学・大学院作曲研究室修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に進み、オリヴィエ・メシアンに師事。現代音楽の勉学途上、1973年のパリでフリージャズ・ピアニストとしてデビューするという特異な経歴を持つ。76年に最高位の成績で音楽院を卒業。帰国後はオーケストラや様々な分野の作品、映画音楽、ドキュメント映像の作曲も数多く、ピアニストとしての音色の美しさから「ピアノの詩人」とも評される。2016年度(第68回)日本放送協会 放送文化賞を受賞。
岩村 力(指揮)
早稲田大学理工学部電子通信学科、および桐朋学園大学演奏学科を卒業。マスタープレイヤーズ指揮者コンクール優勝ほか数多くの国際コンクールにて入賞。これまでにハンガリー響、N響等内外のオーケストラを指揮するほか、アルゲリッチの要請によりパドヴァ室内管弦楽団と共演し国際的に活躍。2000-07年NHK交響楽団アシスタントコンダクター。2010年より兵庫芸術文化センター管弦楽団レジデント・コンダクター。2015年、兵庫県功労者表彰(文化功労)受賞。
東京フィルハーモニー交響楽団
1911年創立。約130名のメンバーを擁する、日本最古の歴史と伝統をもつオーケストラ。名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者はアンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ。自主公演の他、新国立劇場などでのオペラ・バレエ演奏、NHK他の放送演奏など、高水準の演奏活動を展開。海外公演も積極的に行い、最近では日韓国交正常化50周年を記念し2015年12月にソウルと東京の2都市でソウル・フィルと合同演奏会を行った。