1960 年10 月21 日東京生まれ。慶應義塾大学工学部中退、東京藝術大学作曲科卒業。同大学院を首席で修了。修了作品 「EDEN」(1989)は史上8 人目の東京藝術大学買上となり、同大学美術館に永久保存されている。藝大在学中からその活動は、ポップスから純音楽まで多岐にわたり、作曲家・編曲家・音楽プロデューサーとしてグローバルに活躍。’97 年第20 回、’99 年第22 回、’04 年第27 回日本アカデミー賞優秀音楽賞等受賞歴多数。テレビ等メディアへの出演も多く、NHK「日曜美術館」のキャスターもつとめた。

 東京藝術大学客員教授。代表作にテレビドラマ「砂の器」劇中テーマ曲のピアノ協奏曲「宿命」(2004)、ヴァイオリンとストリングスオーケストラの為の「四季」(2004)、「日本交響詩」(2005)、オペラ「隅田川」(台本:松本隆)(2007)、合唱組曲「母なるものへ」(詩:覚和歌子)(2009)、オペラ「万葉集」(台本:黛まどか)(2009、2011)、オペラ「滝の白糸」(台本:黛まどか)(2014)等。

 映像音楽としては、映画「226」「わが心の銀河鉄道」「愛を乞うひと」「黄泉がえり」「涙そうそう」、ドラマ「家なき子」「ほんまもん」「砂の器」「風林火山」「99 年の愛」「心の糸」「足尾から来た女」「LEADERS」「流星ワゴン」「アルジャーノンに花束を」、アニメ「機動戦士V ガンダム」「雪の女王」「鋼の錬金術師 FA」「革命機ヴァルヴレイヴ」、NHK スペシャル「世紀を越えて」「至高のバイオリン ストラディヴァリウスの謎」、NHK「日本 映像の20 世紀」、TV「アイアンシェフ」「テレビ未来遺産」、CM「アサヒスーパードライ」「野村不動産PROUD」、ムービングロゴ「GAGA」等、音楽を担当した作品は数多い。

 フィルハーモニア管、チェコフィル、ワルシャワフィル、N 響等世界有数のオーケストラとのセッションも多い。又、カート・エリング、ジェーン・バーキン、シセル、ザンフィル、千住真理子、藤原道山、チェンミン、杉山清貴、DEPAPEPE、等のアーティストのプロデュースも手がけ、アレンジャーとしては中森明菜「歌姫」シリーズが通算百万枚のセールスを記録し、他にも大貫妙子、谷村新司、白鳥英美子、森山良子、加山雄三、辛島美登里、今井美樹、夏川りみ、沢田知可子、二村英仁、奥村愛、石井竜也等ジャンルを越えたアーティストの編曲を担当。