川原千真[第1ヴァイオリン]KAWAHARA Chima
花崎淳生[第2ヴァイオリン]HANAZAKI Atsumi
三輪真樹[ヴィオラ]MIWA Maki
田崎瑞博[チェロ]TASAKI Mizuhiro
 
 86年東京芸術大学及び同大学院卒業生により結成。レパートリーは80数曲にのぼり、そのすべてを暗譜で演奏。研ぎ澄まされた集中力と温かく透明なハーモニーを持ち、作品へのアプローチは極めて独創的である。全員がピリオド楽器の演奏もするが、古典四重奏団では通常のモダン楽器を使用。

 現在5つのレギュラーコンサートを継続中。【ムズカシイはおもしろい!】(主催:古典四重奏団)は2010年に開始されたレクチャー付きコンサートで15年までに15公演開催。【音楽が見える! in 新百合ヶ丘】(主催:弦楽四重奏を楽しむ会)は2006年より19回の公演。全公演レクチャー付き。【ハイドンの部屋】(主催:松明堂音楽ホール)は、ハイドンの弦楽四重奏曲全曲演奏会。2018年に完結予定。【ショスタコーヴィチの自画像】(主催:古典四重奏団)は、18年までに全15曲を2つの会場で演奏する企画。【音楽が見える! in 青葉台】(主催:弦楽四重奏を楽しむ会)は、2016年より開催の新シリーズ。全公演レクチャー付き。【SQWシリーズ】(共催:トリトン・アーツ・ネットワーク及び第一生命ホール)は、第一生命ホールにて02年のベートーヴェン全曲を皮切りに15年までに30公演77曲を演奏。

 96年、ニューヨークの鬼才スティーヴ・ライヒと日本人として初めて「ディファレント・トレインズ」を共演(主催:水戸芸術館)、97年度「村松賞」受賞、99年ダンスカンパニー「ノマド~s」との共演でギリシア公演(助成:国際交流基金)、05年ドイツ公演(招聘元:バッハ・アルヒーフ・ライプツィヒ)。

 1997年「村松賞」、2004年「文化庁芸術祭大賞」、07年「文化庁芸術祭優秀賞」、13年「東燃ゼネラル音楽賞奨励賞」(旧モービル音楽賞)各受賞。

 これまでに、ベートーヴェン後期(全4枚)、バッハ『フーガの技法』、シューベルト『死と乙女』、モーツァルト『ハイドンセット』(全3枚)、バルトーク全6曲(2枚組プラス解説CD)リリース。

古典四重奏団HP http://www.gregorio.jp/qc/

 
☆川原千真[第1ヴァイオリン]KAWAHARA Chima
東京芸術大学及び大学院修了。海野義雄、田中千香士、ガンバを平尾雅子に師事。読売新人演奏会出演。芸大オーケストラと共演。アンサンブル「音楽三昧」より7枚のCDをリリース、02年アメリカ公演(助成:国際交流基金)、第7回「サライ大賞」受賞。09年バロックヴァイオリンによるバッハ無伴奏全曲のCDリリース(「レコード芸術」特選盤)。
 
☆花崎淳生[第2ヴァイオリン]HANAZAKI Atsumi
東京芸術大学及び大学院修了。井上武雄、日高毅、J.W.ヤーンに師事。84年、北京・上海などで公演(招聘:中華人民共和国)、85年カーネギーホールにて公演。86~87年ドイツ・カールスルーエに留学。「エルデーディ弦楽四重奏団」メンバー、01,03年ドイツ公演、CD4枚リリース。
 
☆三輪真樹[ヴィオラ]MIWA Maki
東京芸術大学卒。海野義雄、原田幸一郎、C.マッキントッシュに師事。87年ザルツブルク、92年ノルウェーのトロンハイムの各講習会に参加。バロックヴァイオリン奏者としても活躍。モダンヴァイオリンとヴィオラでのリサイタル開催。「コレギウム・アルジェントゥム」メンバー。
 
☆田崎瑞博[チェロ]TASAKI Mizuhiro
東京芸術大学卒。桑田晶、山岡耕筰、兎束龍夫、外山滋に師事。「音楽三昧」ではヴィオラと編曲、「タブラトゥーラ」ではフィーデルを担当、合計で20数枚のCDをリリース、第7回「サライ大賞」受賞。北米・欧州・エジプト・インドなどで公演。作品としては「宮沢賢治作詞作曲“星めぐりの歌”による変奏四重奏曲・変奏二重奏曲」を発表。