MEET YOUR ART FESTIVAL 2026
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    寺田倉庫を中心とした東京・天王洲運河エリア一帯で開催!

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70年代ニューヨークのジョン・レノン

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ニューヨーク在住の写真家ブライアン・ハミル(Brian Hamill)が72丁目にあるダコタ・ハウスにジョン・レノンを訪ねたのは1975年2月23日のことだった。「失われた週末」からヨーコ・オノの元へ帰って1ヶ月余り、ジョンはこの日ブライアンを7階の住まいに招き入れた。

撮影は部屋のなかから屋上へ。テレビ用アンテナがいくつも並ぶダコタの屋上は、説明がなければここがニューヨークでも厳しい審査を受けた超一流の富裕層やセレブリティしか住めない建物には見えないが、築年数が醸し出す裏ぶれた感じが、かえってモノクロ写真にはぴったりだった。

ジョンはいつもの丸メガネをかけ、ベレー帽をかぶり、コートの襟には「ELVIS」というバッジをつけている。風が強く、ジョンの髪は乱れていた。

そんなことは少しも気にせず、少し寒そうに両腕を組む姿や、非常階段に立つ姿──本展で紹介する作品群には、何の虚飾もないジョン・レノンの自然な表情が写し出されている。その一枚一枚には、彼の複雑な想いが込められているようにも見える。それから5年余り後、この建物の入口で起こる出来事を予想していたわけではないだろうが……。

なぜジョンは殺されなければならなかったのか。

ブライアンが撮影したダコタ・ハウスの写真が、ジョン・レノン殺害に微妙な形で関わっていたことは、昨年出版された『ジョン・レノン 運命をたどる:ヒーローはなぜ撃たれたのか』(講談社刊)で初めて明らかにされた。

あわせて展示される写真は映画「パワー・トゥ・ザ・ピープル」として公開された1972年8月30日の「ワン・トゥ・ワン」コンサートでブライアンが撮影したもの。ジョン・レノンによる最後のフル・コンサートを記録した写真とダコタ・ハウスで撮影された作品群は、ジョン・レノン最後の貴重な記録といえるだろう。
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