LIVEに行くのは、単純に生で聞きたい、見たいという以外に、日常からの解放を求めているような気がする。非日常、これにはハプニングはつきもの。いや、むしろ期待している感があったりして…。 ハプニングは、出かける途中だったり、友達との会話の中でも構わない。なにかしら、いつもと違うこと…

ライブスタート時から、会場は鮨詰め状態で熱気が溢れる。 「名古屋、こんな元気なの始めてやわ。今日もヤローが多いなぁ」とyasuも驚くほど男性の数が目立つ。演奏中には色とりどりの長い髪の毛の間に短髪の男性陣が力強く頭を振っている姿があちらこちらで見受けられる。

止まったら、動けなくなってしまうんじゃないかというくらい、息もつかせぬスピードで、アルバム『Z-HARD』を中心としながら、中盤までハードな曲が続く。

MCでは、3日間もらったお休みに何をしていたかについて。 なんとshujiとyouがゴルフをしていたと語るご立腹調のyasu。 「だんだん黒い大人に染められていってるんで。こいつらアホやから」 それに対してyou、「すでに老化現象が始まっていて、今日まで筋肉痛を引きずっているんですよ。けどまぁ、shujiには軽く勝ちましたけどね。完全勝利」この様子はファンクラブ会報で詳しく載っているので要チェック!

また、金髪だった髪が突如真っ黒になったka-yu。「そろそろ年なんで、キツいブリーチが地肌に沁みる年頃だなと…」というのが理由らしい。会場から「こっちの方がいい」という声が多数上がると今後黒髪でいくと宣言?

そして、餃子の王将を2連チャンしていたというkiyo。 「kiyoくんはいつもなんか食ってるイメージがありますね。ファンクラブの会報でもkiyoのレシピなんかがありますけどね。入ってない人、よかったら入って下さい」 とのyasuの発言に会場から「いくら?」と質問が投げかけられる。 「いくらなんかな、俺でさえL'Arc〜en〜Cielに入らへんかったからなぁ」 いつもながらの冴えた冗談に会場から笑いが起こる。

恒例となっている『Dear my....』を始めにしっとりとした曲が続く。この間だけは、夜の涼しい風が流れているかのよう。これもまたクライマックスへの序章に過ぎないのであるが…。

今年はライブもイベント以外では、全国のファンの前には現れないという彼ら。CD制作に専念するという。なんと、今年中にアルバムが出ちゃうかもね宣言まで飛び出した。しかし、そんなyasuの横ではka-yuが「無理無理」と首を横に振っていたとか(笑)。 ファンにとってはうれしくも悲しくもある発言に、ライブ終了後のアンコールを合唱する声が名残惜し気に会場内の沸点に達した空気を裂く。

2回目のアンコール。沸点に達した空気は声援に変わり、yasuのMCをはばむように、ka-yuのベースを鳴らさせた。ハプニングは起きた。予定外の曲が1曲、2曲…と、アイコンタクトで繰り広げられる。「オレは歌わんぞぉ!」というyasuの声はムシされ、アンコールは3曲続いた。

ついに、ハプニングは3回目のアンコールまで引き起こした。「このまま帰るつもりだったのに…」そんなyasuの声は、ファンへの賞賛の言葉のようだった。 すべてが終わると熱気は満足感と変わり、会場の外へ離れていった。それぞれが持ち帰った熱気これこそが、今回のハプニングの要因だったに違いない。



 -救世主 メシア-
 Dry?
 Junky Walker
-MC-
 prism
 IMAGE or....
 7-seven-
 Stranger
-MC-
 Dear my....
 闇の月をあなたに...
 EDEN 〜君がいない〜
 桜
-MC-
 WARNING
 Vanity
 Liar
 NEO VENUS

Encore
 Mysterious
 Heaven's Place  


 Speed
 Judgement 死神のkiss
 Escape

 Blue Tear