2000 tour "ANOTHER
NEO" 2000.9.16 東京ベイNKホールにて"ANOTHER NEO"とタイトルのつけられたツアーが最終日を迎えた。"ANOTHER NEO"もう一つの新しさ。この意味深なツアータイトルには彼らの決意が込められていた。 yasuののびのある声が響くオープニング。ホールが広くなって、動きの制限をどう克服するのだろう?そんな疑問をうち消すかのように、動かなくても存在感を感じる。前回のツアーが比較的音源を忠実に再現していた構成だったのに比べ、アレンジともに細かい遊びなども入り、数の少ないツアーだからこその楽しみを見いだしているよう。インディーズ時代の曲も織り交ぜながらの構成だが、歌詞の内容につながりを感じるような曲をまとめてあるからか、初めての人でもすんなりなじめる。 MCにはいると、やっぱりエロトーク炸裂!ライヴハウスではないから、MCを長くしなくても客は倒れないのだが、やはりしゃべってしまうのは関西人の宿命なのだろうか。そして、広い会場を一瞬にて凍り付かせるようなギャグを惜しげもなく(笑)披露してくれた。 ラストスパートはお約束ともいえる、ヘドバンの嵐。会場が広くなればなるほど、その様は壮観。前の方で一緒に交じるのも楽しみの1つだが、会場が広くなると、上から眺めるのも関心するものがある。 アンコールになっても勢いは止まらない。どんどん加速度を増すかのように、走り、煽り、掻き回していく。そんな状態で止められても…というところで終わるから当然アンコールは鳴りやまない。そして、2回目のアンコール。"ANOTHER NEO"の意味を伝えられる。それは、インディーズ時代から最後の曲として歌ってきた曲をあえて今回は歌わないということ―――。言葉を選びながら慎重に話すyasu。通らなくてはならないことなのだけど、そんな深く考えるなと言っているようにも聞こえる。客席からは時折、悲鳴にも似たブーイング。この件には後から「わざわざ言わなくてもいい」など賛否両論あったようだが、あえて話すのはファンと同じ目線で変わらずにいたいという考えからなのではないだろうか。ツアータイトルにするほど真剣に考えていたのは彼らに他ならないのだから。 |
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