やっと春の気配を感じられるようになった3月下旬のとある日、都内某所。4枚目のシングル「ごきげんだぜ!〜Nothing But Something〜」のプロモーションビデオの撮影が行われた。
前作のあの静かでくすぐったい旋律とはがらりと変わる新曲を、彼らはどのように歌い、踊るのか?
騒音や喧噪の中から、いつもの元気いっぱいの声が聞こえくる。4人の到着だ。
徐々にその声が近づいてきたところでより一層大きな声が響いた。撮影準備中のスタッフとエキストラの方々へのご挨拶。一通り済ませたのであろうか、外の雑音に負けない声がまた近づいてきた。なにやらみんな神妙な面もちや笑いとも驚きともつかない表情をしている(何故か?は後程)。予定開始時間を2時間程オーバーし、撮影が開始された。
最初は白い円形ステ−ジの上で歌って踊るカットから。曲が始まった途端に彼らの激しい動きが始まった。 いつもより高い位置での彼らのダンスは、ダイナミックでアグレッシヴに見える。 リハーサルとは思えないほど完璧でミスのないダンス、マイクを通していないのに聞こえてくるISSAの生声。 場所を詮索しながら動くカメラを目で追いかけるKEN、 自分以外の動きを見据えながら踊るSHINOBU、YUKINARI。
そして舞台の回りを固めている金髪や赤い頭の女の人(?)、チャイナ服やチェーンや豚、スキンヘッド・・・? そう、実は今回参加のエキストラの方々は普通とはちょっと違う、「ドラッククィーン」だったのだ! 監督曰く、今回のプロモーションビデオのテーマは歌詞にも出てくる“Party”。 つまりエキストラの方々はその“Party”の招待客という訳だ。
本番まで順調に撮影は進む…ハズだったのだが、リハーサル終了直後アクシデントが発生!
なんと舞台の下からライトを照らしているため、彼らの足元はすごい暑さになっていたのだ。実際ステージに触ってみたが、多分日焼けサロンの倍以上の熱!まるで焼けた鉄板の状態!!そんな熱い上でスーツを着込んで、しかもパワー全開で踊っていたのだ。監督やスタッフが検討したものの、残念ながらこの暑さはどうにもならないらしい。しかしこんな事を何度も繰り返したら彼らの体力が…と心配の声が上がる中、本人たちは久しぶりの汗で「気持ちイイよ、ホント!!」とまで言ってる。
さあ一体いつまで言えるのか…そのセリフ。
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